孤独・孤立とつながりづくりを疑似体験できるボードゲーム「コドクエ」、愛知県豊田市と共同制作
孤独・孤立対策推進法施行から、もうすぐ1年孤独・孤立の予防啓発にボードゲームを活用 居場所や相談機関の存在を知る機会にも<3月16 日(日曜日)「WE LOVE とよたフェスタ」で初公開!>
株式会社カヤック(本社:神奈川県鎌倉市、代表取締役CEO:柳澤大輔)は、愛知県豊田市、とよた市民活動センターの運営に携わる合同会社なんつな(豊田市)と共同で、ボードゲーム「コドクエ」を制作しました。
本作は、孤独・孤立対策の一環として、市民に向けて「孤独・孤立は誰にでも起こり得る」という意識を醸成し、つながりづくりの大切さを伝えることを目的としています。3月16日(日曜日)に市内で開催される「WE LOVE とよたフェスタ」での体験ブース出展を皮切りに、今後もイベントなどで体験機会を提供してまいります。
本作を通して、世代や性別、属性を問わず、誰もが楽しみながら、孤独やつながりについて考えるきっかけを提供することを目指します。

制作背景:新たな孤独・孤立を生まない。予防啓発に子どもから大人まで遊べるボードゲームを。
社会構造の変化やコロナ禍を経て、孤独・孤立を感じやすい社会環境へと変化する中、昨年4月に「孤独・孤立対策推進法」が施行されました。豊田市では、国の基本理念である「予防」「支援」「脱却」の3つの要素を踏まえ、官民一体となり、全庁で連携しながらつながりづくりに取り組み、孤独・孤立対策を推進しています。
特に「予防」に重点をおき、豊田市の孤独・孤立対策の考え方を「つなグる」の4本柱にまとめた「つなグるCredo」を市役所の全職員に配布。職員の意識醸成を図るとともに、地域社会への浸透を進めています。また、国の調査(※)によると、孤独感を「しばしば・常に」感じる割合は20〜30代が高くなっており、孤独・孤立対策は一人暮らし高齢者に限らない課題となっています。
そこで、若い世代を中心に人気が高まっているアナログゲームを活用し、子どもから大人まで、友人や家族同士で楽しみながら孤独・孤立について考えるきっかけとなるよう、「予防」の一環として本ボードゲームを制作しました。
カヤックは、ゲーム企画のノウハウを活かし、デジタルからリアルまで幅広い領域でクリエイティブなコンテンツ開発を行っています。ゲーム化することで、自治体の社会問題や企業の商品特長などを、生活者に楽しみながら効果的に伝えることができると考えています。これまでのボードゲームの制作・販売実績や経験を活かし、本作の制作を担当しました。
本作では、孤独・孤立の当事者を疑似体験することで、世代や性別、属性を問わず、誰もが孤独・孤立を経験し得ることを認識し、つながりの大切さや居場所を知る機会となることを期待しています。
※参考:孤独・孤立の実態把握に関する全国調査(令和4年)

孤独な勇者たちが仲間を集め、魔王を倒す!RPGボードゲーム「コドクエ」
【3つの特長】
1.ゲームで疑似体験!
孤独・孤立のリアルと解決策を楽しく学べる
2.市民の声をゲームに反映!
豊田市内の建物やイベントもリアルに表現
3.カナイセイジ氏も参戦!
ゲームクリエイターと作った本格ボードゲーム

本ボードゲームは、豊田市を模した異世界の街「トヨターシ」を舞台に、プレイヤーが孤独な勇者となり、コミュニティへの参加などの行動を通じて仲間を集め、魔王を倒して世界を救うRPG(ロールプレイング)ボードゲームです。
制作にあたり、10代〜50代の豊田市民延べ50名と意見交換会を実施。孤独・孤立の当事者となるモデルケースや、 つながりを生み出す居場所の具体例、豊田市らしい要素をゲームに取り入れるためのヒアリングを重ね、ゲーム内容に反映しました。実際にテストプレイをした方へのアンケートでは、「孤独、孤立に誰もがなりうるということ、つながりを作ることの心強さ、若い世代に楽しみながら感じてほしいので、中学校や高校の授業で取り入れてほしい」や「ゲーム参加者と協力してクリアしていくことで、つながりの大切さがわかった」といった感想をいただきました。
また、ゲームデザインには、ゲームクリエイターのカナイセイジ氏、人気ボードゲームメーカー・JELLY JELLY GAMESのゲームデザイナー秋山昂亮氏が編集を担当し、LIQUOR GAMERS CLUB主宰・面白法人カヤック所属のクリエイティブディレクター安藤耀司がプロデュース。アートワークには、SORAGAME STUDIOが参加。ボードゲームのプロフェッショナルが集結し、本格的なゲーム性を楽しめる作品に仕上がっています。


【 「コドクエ」概要 】
名称:コドクエ
プレイ時間:約45分~/1プレイ
プレイ人数:2-5人
対象年齢:12歳以上
価格:非売品

今後の展開
まずは、3月16日(日曜日)スカイホール豊田で開催の「WE LOVE とよたフェスタ」に本作の体験ブースを出展します。ブースには、常時ゲームを教えるスタッフも配置し、先着順で自由にゲームを体験いただけます。
今後は、ボードゲームの特性を活かし、誰もが気軽に立ち寄れる場所に設置することで、自然と「つながり」や「孤独」について触れる機会を生み出します。
【第8回 WE LOVE とよたフェスタ概要】
日時:3月16日(日曜日) 10:00〜15:30
場所:スカイホール豊田 (豊田市八幡町1-20)
ブース:メインホール るんるんブロック 17(合同会社なんつな)https://www.welovetoyota-festa.com/

株式会社カヤック(面白法人カヤック)について
既成概念にとらわれない発想力・企画力、形にしていく技術力を強みに、ゲームアプリや広告・Webサイト制作を始め、コミュニティ通貨、移住・関係人口促進など最新テクノロジーとアイデアを掛け合わせた新しい体験をユーザーに提供しています。社員の9割がデザイナーやプログラマーなどのクリエイター人材で、「つくる人を増やす」を経営理念に多様性を生かしたユニークな人事制度や経営を行なっています。
面白法人カヤック公式サイト https://www.kayac.com/
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