「健康経営優良法人2025(ホワイト500)」に認定
社員への健康促進や健康経営に関する普及等の取り組みが評価
三井不動産株式会社(本社:東京都中央区、代表取締役社長 植田俊、以下「当社」)は、健康経営に優れた企業として、経済産業省と日本健康会議が共同で進める「健康経営優良法人2025(大規模法人部門、ホワイト500)」に認定されたことをお知らせします。なお、「健康経営優良法人※」の認定は9年連続での認定となります。
今回、社員の健康保持・増進のための制度整備や健康イベント等の各種取り組み、および社外に対する健康経営の普及等が評価され、上記の認定となりました。
当社グループはこれまでも、「新しい価値を創造し続けるための原動力は人材という資産である」という考えのもと、社員一人ひとりの健康と安全は重要な経営課題と捉え、多様な人材が自らの持てる力を最大限に発揮できる環境を整えてきました。社員がそれぞれのライフスタイルに応じ、活き活きと働くことのできる職場環境を整備し、今後も社員の健康保持・増進にとどまらず、社外のビジネスパートナーへも健康経営の普及・拡大等を推進することで、社会課題の解決に貢献してまいります。

※「健康経営優良法人認定制度」とは、地域の健康課題に即した取り組みや日本健康会議が進める健康増進の取り組みをもとに、優良な健康経営を実践している法人を顕彰する制度で、上位500社が「健康経営優良法人~ホワイト500~」に認定されます。
出展:経済産業省 「健康経営の推進について」
なお、当社の健康経営への取り組みについてはこちらをご参照ください。

■評価された主な取り組み
1.社員の健康保持・増進に関する制度整備や健康イベント等の取り組み
①全社員との個別面談
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就業実態や心身の健康状態把握のため、人事部員が全社員への個別面談を実施
②費用の補助等
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35歳以上の全社員・配偶者への人間ドック受診費用補助・人間ドック休暇(有給)付与
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福利厚生のひとつである「カフェテリアプラン」にて、人間ドック受診の際にオプションで受診した検査(脳ドック、乳がんドック、肺ドック等)にかかる費用補助や、フィットネスジムの利用料金に対する補助、不妊治療に対する補助を実施
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禁煙外来費用補助、禁煙補助剤の購入費補助を実施
③健康アプリの導入
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自身の健康状態・健康活動状態を見える化するため、社員へ貸与している社用スマートフォンに健康アプリ(&well)を導入
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健康アプリ上で、健康、食事、運動等に関する情報を提供するコラム・セミナー等を配信
④健康イベントの実施
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全社員に対し、健康に関心をもつきっかけ・機会を提供する健康イベントとして、自分のいまのカラダの状態を知ることができる健康フェスタ(&wellフェスタ)や、チーム対抗でのウォーキングイベント等を実施
⑤社員の健康状態・健康活動の可視化
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社員の健診データおよび健康活動データの分析を通じて、当社の健康経営に関わる課題や取り組み目標(KPI)を設定するとともに、健康経営に関するPDCAを推進
⑥感染症対策
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インフルエンザワクチン予防接種の費用補助
※③、④、⑤は、「&well(アンドウェル)」を活用することで、社員の意識変容・行動変容につなげています。
2.社外に対する健康経営の普及等
(1)三井不動産の健康経営支援サービス「&well(アンドウェル)」

当社は、テナント企業の経営課題や多様な働き方の実現をサポートするために、ハード・ソフト両面において様々なサービスを提供しています。その1つとして、特定非営利活動法人健康経営研究会監修のもと、経営層・人事と従業者の双方をサポートし、企業の健康経営推進に資するソリューションサービス、「&well」を2019年より提供しています。このサービス名称は、三井不動産グループのGROUP DNA「「&マーク」の理念「共生・共存・共創」と、「Well-being」という言葉に表される「well」を掛け合わせて生まれました。当社だけではなく、関係する企業・従業者と共同・協業する形で健康経営を推進していくプラットフォームです。
&well公式サイト:https://www.andwell.jp/

(2)企業の健康経営推進をトータルでサポートし、認定取得を支援
&wellの従業員向けサービス「for Worker」では、“一緒だからたのしい、たのしいから続けられる”サービスを目指して、リアルのイベントやスマートフォンアプリからのコンテンツ配信を中心に従業者が健康を考えるきっかけを提供し、その後の行動変容を促進しています。また、人事・健康担当者向けサービス「for HR(レポート/コンサルティング)」においては、健康診断結果の分析や、健康課題の抽出・施策提案・効果検証、健康経営優良法人認定取得のサポートなど、企業ごとの様々なニーズに応じた健康経営の推進を支援しています。「for HR(コンサルティング)」を2024年度に利用したすべての企業が健康経営優良法人認定を取得し、そのうち4割がホワイト500に選定されました。

(3)特定の健康課題の解決に寄与する「&well Challenge」
2024年度は特定の健康課題の解決に寄与する新企画「&well Challenge」を実施しました。&wellの特色となる「チームで楽しみながら健康になる」を体現したチーム参加型の本企画では、「ダイエット」・「禁煙」・「睡眠」・「腸活」など、ユーザーのニーズが高い健康課題をテーマに、それらの解決に寄与するサービスや商品を提供しているさまざまなサービス提供企業と連携したプログラムを提供しました。いずれのプログラムにおいても高い満足度と成果実感があり、2025年度はさらにテーマを拡張して実施予定です。


(4)多くの企業を巻き込んだ健康経営の推進
社内のコミュニケーション促進や健康増進に繋がる施策として、サービス開始以来提供しているオンライン型ウォーキングイベント「&well Walkチーム対抗戦」は、参加企業数および参加者数が伸長し、2024年度は134社約20,000人が参加しました。2024年度は新しい施策として、「チーム平均歩数」が8,000歩に達したチーム数に応じて寄付を行うチャリティ企画「&well Walk TOGETHER program」を実施。ウォーキングイベントを通じて、健康や災害地域を支援する団体への寄付を行いました。
また、「WELLNESS WEEK」では、健康に関する商品やサービスを提供されている当社テナント企業を中心に、多くの企業がブース出展及びセミナー登壇を行い、約2,600人を集客。オフラインならではの「三井のオフィス」ワーカーとの接点を通じて、自社の健康に関する取組の発信の場として活用いただきました。
さらに、「健康経営」の普及に貢献する取り組みとして、各企業の健康経営推進の一助となることを目的とし、健康経営研究会主催のもと、2024年8月に「Well-being Conference2024」を共催しました。健康経営における最新トピックスや課題となっているテーマを、経済産業省をはじめ、専門家、実践企業と異なる立場からの基調講演をいただき、約300名に参加いただきました。


■三井不動産グループのサステナビリティについて
三井不動産グループは、「共生・共存・共創により新たな価値を創出する、そのための挑戦を続ける」という「&マーク」の理念に基づき、「社会的価値の創出」と「経済的価値の創出」を車の両輪ととらえ、社会的価値を創出することが経済的価値の創出につながり、その経済的価値によって更に大きな社会的価値の創出を実現したいと考えています。
また、2024年4月の新グループ経営理念策定時、「GROUP MATERIALITY(重点的に取り組む課題)」として、「1.産業競争力への貢献」、「2.環境との共生」、「3.健やか・活力」、「4.安全・安心」、「5.ダイバーシティ&インクルージョン」、「6.コンプライアンス・ガバナンス」の6つを特定しました。これらのマテリアリティに本業を通じて取組み、サステナビリティに貢献していきます。
【参考】
・「グループ長期経営方針策定」
https://www.mitsuifudosan.co.jp/corporate/innovation2030/
・「グループマテリアリティ」
https://www.mitsuifudosan.co.jp/esg_csr/approach/materiality/
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