「空席探し」のタイムロスをゼロへ。専修大学と昭文社ホールディングス、混雑解析AI「イマコミ」でキャンパスDXの実証を開始
~学生の行動変容(タイパ向上)と施設稼働の最適化を検証~
株式会社昭文社ホールディングス(本社:東京都千代田区、代表取締役社長 黒田 茂夫、東証コード:9475、以下昭文社ホールディングス)とOrganon株式会社(本社:東京都渋谷区、代表取締役:總山 雄一、以下Organon)は、専修大学と共同で、近年の学習スタイルの変化に伴う大学図書館の混雑緩和対策として、画像認識AI技術の有用性を検証する実証実験を2026年5月4日より開始したことをお知らせいたします。
本実証実験は2027年3月まで実施し、カメラ設備の設置による混雑状況の可視化と定量的データに基づく学生の行動変容効果を検証します。

■実証実験の背景と目的
近年、学習スタイルの多様化および図書館機能の高度化が進展する中で、図書館に対する学生の利用ニーズは一層多様化しています。一方、専修大学神田キャンパスにおいては、図書館靖国通り分館(Knowledge Base)の設置場所の特性や、上層階への移動に伴うエレベーター混雑といった施設上の制約が存在しており、図書館閲覧席の有効かつ効率的な活用が求められています。
専修大学と昭文社ホールディングスは、このような課題に対応するため、昭文社ホールディングスが提供する混雑度解析サービス「イマコミ」を活用し、図書館内のカメラで取得された画像をAIによって解析し、混雑度を可視化させる実証実験を共同で実施します。混雑状況の分析は、「イマコミ」共同開発者であるOrganonにて行う予定です。
本実証で学習スペースに小型カメラとAI解析デバイスを設置し、専修大学図書館ポータルサイト上でリアルタイムな混雑状況を学生に提供します。これによって学生の無駄な移動の削減や、空いている時間・場所への分散利用(行動変容)につながるかを検証します。
■実証実験の概要
1. 実施期間: 2026年5月4日〜2027年3月31日
2. 対象エリア: 専修大学図書館靖国通り分館(Knowledge Base)14階
※学生の個人学修で利用頻度の高いエリアを対象とします。
3. 実施内容:
• 新規カメラ設置とレンタル運用: 対象エリアに小型カメラ(USB カメラ等)を新規に設置し、AI 解析デバイス「イマコミエッジ」を接続します。
•専修大学図書館ポータルサイトでの情報公開: AI が解析したリアルタイムの混雑情報は、学生が日常的にアクセスする「専修大学図書館ポータル(https://library.lib.senshu-u.ac.jp/)」上に表示します。
地図・ガイドブック制作で培った『空間をわかりやすく伝える知見』を活かし、学生がスマートフォン等から一目で直感的に空き状況を把握できるUIの提供を目指します。
• プライバシー保護: 撮影映像はデバイス内で即座に個人が特定できないよう加工(プライバシーマスク処理)した上でデータ化し、学生のプライバシーに配慮した運用を行います。

■検証する主な項目と使用データ
本実証では、AI 解析による「リアルタイム混雑度」と「時系列ログ」を用い、情報公開の前後でデータの推移を比較し、満席時の無駄な移動(空振り)の減少や、空いている時間帯・エリアへの利用分散(ピークシフト)が起きているかを定量的に評価します。
なお、本実証実験による定量的な検証結果(学生の行動変容の実態や、空振り削減による時間創出効果など)については、2027年4月以降に改めてレポートとして公開・発信する予定です。
■専修大学 学術情報図書部 学術情報図書課 飯泉様からのコメント
専修大学図書館靖国通り分館(Knowledge Base)は、2020年に竣工した高層キャンパスの上層階に位置しており、学生が快適に学修に取り組めるよう、学習環境の整備を進めてきました。しかしながら、年間を通じて午後を中心に混雑が生じていることが課題となっています。一方、既存の専修大学図書館神田分館では、比較的閲覧席に余裕がある状況です。
本実証実験では、DXを活用して図書館の混雑状況を「見える化」することで、利用の分散を促し、学生の学修環境のさらなる改善につながることを期待しています。
■「イマコミ」について
「イマコミ」は、昭文社ホールディングスの持つ地図情報の知見とOrganon の AI・画像解析技術を掛け合わせた混雑情報可視化ツールです。既設の防犯カメラ等を活用し、大掛かりな工事不要で導入できる点が特長で、商業施設や交通機関等での導入が進んでいます。
[サービス詳細 URL:https://next.mapple.co.jp/imakomi/]
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