JOGMEC

【開催報告】令和5年度先進的CCS事業成果報告会

~7案件の成果を報告~

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報告会序盤 先進的CCS事業の紹介

 JOGMECは、2024年9月26日(木)に「令和5年度先進的CCS事業成果報告会」をイイノホール&カンファレンスセンター(東京都千代田区)にて開催、約420名の参加がありました。

 JOGMECはCCS事業の普及と拡大に向けた支援を目的とした「先進的CCS事業」を2023年度に開始しました。この事業は、CO2の分離回収・輸送・貯留に関する調査を実施し、2050年のカーボンニュートラルの実現に向けたCCSの展開に寄与するもので、2023年度は公募により7案件を採択し、調査を行ってきました。

 開催にあたっては、主催者挨拶に続き、先進的CCS事業の紹介、2023年度に採択した事業7案件より成果報告のプレゼンテーションを行いました。最後にJOGMECより2023年度成果を総括し、今後のスケジュール等を紹介して報告会は終了となりました。

 なお2024年度は、CCSコストや地下貯留に係る不確実性の低減を図ることを目的としてCCSバリューチェーン全体の設計作業や貯留ポテンシャル評価作業を行う「先進的CCS事業に係る設計作業等」の公募を新たに行い、今後重点的に支援を行っていく9案件を選定しています。

 JOGMECは日本政府との緊密な連携のもと、2030年までに年間600~1,200万トンのCO2貯留量の達成に向けて、今後も取り組みを推進してまいります。

先進的CCS事業の紹介 (PDF : 1.8MB)

2023年度に採択した先進的CCS事業7案件の概要

1)苫小牧地域CCS事業

苫小牧地域において2030年までに150~200万トンの貯留開始を目指し、CO2分離回収、パイプライン輸送、圧入貯留、モニタリングからなる事業 (PDF : 4.4MB)

2)首都圏CCS事業

京葉臨海工業地帯で排出されるCO2を分離回収し、パイプラインで輸送、外房海域の帯水層に貯留する構想。2030年度に128万トン/年を目指した事業 (PDF : 2.3MB)

3)東新潟地域CCS事業

2030年度に141万トン/年の貯留を想定し、化学・紙・電力を対象にパイプライン輸送をベースとしたCCSバリューチェーンの立ち上げを目指した事業 (PDF : 2.2MB)

4)日本海側東北地方CCS事業

大分地区から100万トン/年、川崎地区から50万トン/年のCO2を回収し、船舶により秋田県まで輸送、一時貯蔵の後に秋田県沖への貯留を目指した事業 (PDF : 3.3MB)

5)九州北部沖~西部沖CCS事業

複数のCO2排出源と海域の貯留地を結ぶハブ&クラスター方式のCO2国内貯留を目指した事業 (PDF : 2.2MB)

6)大洋州CCS事業

複数産業の排出源からCO2を分離回収、集積した上で海外CCSサイトへ船舶で輸送、圧入・貯留することを目指した事業 (PDF : 932KB)

7)マレーシア マレー半島東海岸沖CCS事業

西日本広域の排出源からCO2を大規模回収し、マレー半島東海岸受入港まで船舶輸送、沖合に貯留することを目指した事業 (PDF : 3.10MB)

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会社概要

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URL
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業種
官公庁・地方自治体
本社所在地
東京都港区虎ノ門2-10-1 虎ノ門ツインビルディング
電話番号
03-6758-8106
代表者名
髙原 一郎
上場
未上場
資本金
1兆3484億円
設立
2004年02月