【京都岡崎 蔦屋書店】京都で初の岡田杏里 個展「目をつぶって、本のように 地層を開く」を4月12日(金)より開催。メキシコと日本で制作した現実と幻想、現代性と土着性をテーマにした平面、立体作品を展示。
京都岡崎 蔦屋書店 GALLERY EN(京都市左京区ロームシアター京都 パークプラザ1階)では、2024年4月12日(金)~4月29日(月・祝)の期間、岡田杏里 個展「Cerrar los ojos, abrir las capas de la tierra como un libro / 目をつぶって、本のように 地層を開く」を開催します。
特集ページ|https://store.tsite.jp/kyoto-okazaki/event/art/39614-1217170326.html
概要
日本とメキシコを拠点に活動をするアーティスト岡田杏里は、メキシコ、グアテマラへの留学や研修を経て、その土地に息づく先住民の神話や詩、非日常の風景などの文化に深く関わりながら、これまでにタブロー、壁画、インスタレーションなど、ジャンルを超えた作品を生み出してきました。岡田の作品には、同じ空間の中に原始の世界から現代社会までが共存しているような、メキシコの風土と文化からの影響が色濃く感じられます。
2023年6月に横浜マリンタワーアートギャラリーで同名の個展が開催され、本展はその内容に陶器や粘土作品などを多数加えた、京都で初めての個展となります。平面作品のほか、近年本格的に手掛けている陶芸作品、そして小さめのモビールを10〜15点ほど展示します。これはメキシコの先住民・ナワ族の「空から花と歌が降ってくる」という詩のフレーズをもとに、さまざまな虫や生き物、植物、花や歌をモチーフに制作したものです。自由でどこか不思議な雰囲気に満ちた岡田杏里の作品の世界をお楽しみください。
アーティストステートメント
ある日、メキシコシティで暮らしていたアパートの壁の一部が剥がれ落ち、そこから青い壁が顔を覗かせた。わたしはそこに何層にも重なっているペンキの層がまるで地層のようだと思った。昔ここにあった風景、人々の記憶がそこにある気がした。
ある日、移動中の車の中、外を見たらひらひらと小さな黄色い蝶が一頭飛んでいた。
どこからきたのか。
わたしはその時灰色の風景の中に突如現れた黄色い蝶に大いなるものを感じた。
風景が語りかけてくる。わたしはその声に耳を澄ます。
本展では、暮らしと旅のなかで記憶に残った風景、詩や言葉、神話や伝説を基に描いた作品を、一冊の記憶の本というイメージで構成した。わたしは作品の中で、現実と幻想、現代性と土着性をテーマに、光と影、生と死など相反する事柄が交錯する世界を表現したいと思っている。
岡田杏里
販売について
作品は、店頭およびアートのオンラインマーケットプレイス「OIL by 美術手帖」にて販売します。
店頭|4月12日(金)10:00より販売。※陶芸作品は4月18日(木)より展示・販売。
OIL by 美術手帖|4月15日(月)11:00より、4月29日(月)23:59の期間に一部の作品を販売。
https://oil.bijutsutecho.com/gallery/1022
※プレセールスの状況により会期開始前に販売が終了することがあります。
アーティストプロフィール
岡田杏里(おかだ・あんり)
1989年埼⽟県生まれ。2016年東京藝術大学大学院美術研究科を修了。2014年に⽯橋財団国際交流油画奨学生としてメキシコ、グアテマラへの留学、2016年ポーラ美術振興財団在外研修員としてベラクルス州立大学美術研究所(メキシコ)での研修を経て、2021年吉野石膏美術振興財団在外研究員としてメキシコシティにて研修。現在はメキシコを拠点に活動している。国内外での個展、グループ展、滞在制作のほか、2014年以降は壁画アートプロジェクト「ヘキカキカク」を通じてメキシコ、グアテラマ、ネパールなど世界各国でパブリックアートとしての壁画を制作するなど、多方面で活躍をみせる。「現実と幻想」「現代性と⼟着性」をテーマに、現代社会への違和感や現実世界で起こる様々な事象、訪れた⼟地の⽂化や風習、⾮日常の風景、先住⺠の神話や詩などを⾏来しながら、絵画、壁画、インスタレーション作品の制作を⾏う。
主な近年の展示会に、「Cerrar los ojos, abrir las capas de la tierra como un libro / 目をつぶって、本のように 地層を開く」(横浜マリンタワー2F アートギャラリー/2023)、
「Soñar dentro de la tierra/土の中で夢をみる」(ポーラ美術館アトリウムギャラリー/2022)、個展「El yo y el Yo」(銀座 蔦屋書店 GINZA ATRIUM/2020)、「房総里山国際芸術祭いちはらアート×ミックス2020+」(月出工舎/2021)などがある。2016年杜賞受賞。
展覧会詳細
岡田杏里 「Cerrar los ojos, abrir las capas de la tierra como un libro / 目をつぶって、本のように 地層を開く」
会期|2024年4月12日(金)~4月29日(月)
※陶芸作品は4月18日(木)より展示・販売となります。
時間|8:00〜20:00 ※初⽇のみ10:00〜
会場|京都岡崎 蔦屋書店 GALLERY EN ウォール
主催|京都岡崎 蔦屋書店
入場|無料
お問い合わせ|075-754-0008(営業時間内)
特集ページ|https://store.tsite.jp/kyoto-okazaki/event/art/39614-1217170326.html
GALLERY EN
書店とシームレスにつながる「GALLERY EN」は、作り手が作品に込めた思いや技術を表現し、お客様にお伝えする空間です。アートや伝統工芸品を通して、「こころを動かすものとの出あい」を体感していただき、京都岡崎の地で、人と人、人とアートがつながってたくさんの縁が生まれる場所になるようにという思いを込めています。日本の工芸品や民芸品を紹介する展示スペースを「EN シェルフ」、全長9mの白壁は「EN ウォール」として、現代アート作家を中心とした作品を展開していきます。
京都岡崎 蔦屋書店
文化都市、国際都市 京都にふさわしく「アート」「日本の暮らし」をテーマにコンシェルジュが厳選した本や雑貨を揃えています。劇場・美術館・公園に隣接した文化空間にて珈琲を飲みながら本を読んだり、アートギャラリーや工芸ギャラリーをお楽しみ頂けます。
住所|〒606-8342 京都府京都市左京区岡崎最勝寺町13 ロームシアター京都 パークプラザ1階
電話番号|075-754-0008
営業時間|店舗ホームページをご確認ください。
ホームページ| https://store.tsite.jp/kyoto-okazaki/
X|https://mobile.twitter.com/EventKyoto
Instagram|https://www.instagram.com/kyoto.okazaki_tsutayabooks/
CCCアートラボ
CCCアートラボは、企画会社カルチュア・コンビニエンス・クラブ株式会社の中で「アートがある生活」の提案をする企画集団です。わたしたちは「アートがある生活」の提案を通じて、アートを身近にし、誰かの人生をより幸せにすること、より良い社会をつくることに貢献したいと考えています。これまで行ってきた、店舗企画やアートメディア、商品開発やイベントプロデュースなど、長年の実業経験を通して培った知見をもとに、わたしたちだからできるアプローチで企画提案をします。
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