シリア/ヨルダン:ユニセフ、難民への越冬支援開始【報道参考資料】
厳しい冬を越えるために、子ども15万人に冬服など提供
※本信はユニセフ本部が発信した情報をもとに、日本ユニセフ協会が編集・翻訳したものです。
※本信の原文は、http://bit.ly/2h3Zkqq からご覧いただけます。
【2016年12月2日 アンマン(ヨルダン)発】
ユニセフ(国連児童基金)は、弱い立場にあるシリアの人々が子どもたちを寒さから守ることができるよう支える2016年~2017年の越冬支援プログラムを開始しました。
ヨルダン国内の多くの地域で気温が氷点近くまで下がる中、ユニセフは難民キャンプ、難民を受入れているコミュニティ、またその他状況の厳しい地域に暮らす15万人の子どもたちへの緊急支援として、現金給付や物資支給などを組み合わせた複合的な支援を始めています。
「現在のユニセフの最優先事項は、厳しい状況の家庭でも、子どもたちが暖かく、健康かつ活動的に過ごすことができ、学校や学習プログラムに通わせられるようにすることです」とユニセフ・ヨルダン事務所代表ロバート・ジェンキンスは述べました。「政府やNGO、国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)と協力して活動することが、この冬一人でも多くの厳しい状況下の子どもに手を差し伸べるために大変重要です」
6万人以上にのぼるザータリとアズラク難民キャンプに暮らす子どもたちはすべて、一人当たり20ヨルダン・ディナール(約28米ドル)の一時給付を受けています。ユニセフはノルウェー難民委員会(NRC)による世帯主への直接現金給付を支援し、難民を受け入れているコミュニティの中で暮らす2万5,000人以上の最も脆弱な子どもたちもユニセフから同様の冬季現金給付支援を受けています。
ユニセフは、現金給付は子どもたちが厳しい冬を乗り越えるための支援であることを、対象家族に対して、携帯メッセージ、ポスター、チラシや広報活動を通じて伝えています。
ユニセフまたは、難民キャンプ以外でも、市場へのアクセスが限られた地域や、ヨルダン北東部の国境近くで避難生活を送る家庭など6万5,000人以上の子どもに越冬キットを届けています。
ユニセフのヨルダンでの2016年~2017年越冬支援プログラムは、欧州委員会人道援助・市民保護総局(ECHO)、国連の中央緊急対応基金(CERF)、オランダ政府および米国政府のあたたかい支援により可能となりました。
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■ 越冬キットについて
ユニセフの越冬キットは子どもの年齢ごとに分けられています。すべての子どもが、ジャケット、セーター、襟巻、毛糸の帽子、靴下、手袋と冬用ブーツを受け取ります。
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■ ユニセフについて
ユニセフ(UNICEF:国際連合児童基金)は、すべての子どもの権利と健やかな成長を促進するために活動する国連機関です。現在190の国と地域※で、多くのパートナーと協力し、その理念を様々な形で具体的な行動に移しています。特に、最も困難な立場にある子どもたちへの支援に重点を置きながら、世界中のあらゆる場所で、すべての子どもたちのために活動しています。(www.unicef.org)
※ユニセフ国内委員会(ユニセフ協会)が活動する34の国と地域を含みます
※ユニセフの活動資金は、すべて個人や企業・団体からの募金や各国政府からの任意拠出金で支えられています
■ 日本ユニセフ協会について
公益財団法人 日本ユニセフ協会は、先進工業国34の国と地域にあるユニセフ国内委員会のひとつで、日本国内において民間として唯一ユニセフを代表する組織として、ユニセフ活動の広報、募金活動、政策提言(アドボカシー)を担っています。 (www.unicef.or.jp)
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