メタンハイドレート産出試験の論文が高被引用論文賞を受賞
JOGMEC(本部:東京都港区、理事長:髙原 一郎)が国立研究開発法人産業技術総合研究所および日本メタンハイドレート調査株式会社とともに組織するMH21-S研究開発コンソーシアム(MH21-S)が実施したメタンハイドレート産出試験の他、各国の主だった試験に関して、当機構のエネルギー事業本部副本部長 山本 晃司が第一著者・責任著者として、海外の研究者とともに2022年に発表した論文が、米国化学会(American Chemical Society)より高影響度(高被引用)論文として表彰されました。
このたび、当機構エネルギー事業本部副本部長 山本 晃司が第一著者・責任著者として、海外の研究者とともに2022年に発表した、MH21-Sおよび各国が行ったメタンハイドレート層からのガス産出試験に関する論文が、米国化学会の出版するEnergy and Fuels誌において、2022年出版論文の高影響度(高被引用)論文(top 3% most influential articles)として表彰されました。
米国化学会からの表彰状

受賞論文の概要
これまでに行われたメタンハイドレートのフィールド産出試験における試験条件、適用された技術、試験の結果、得られた知見と教訓をまとめた論文です。商業開発のために、数年単位の長期的な産出試験でデータを得ることが必要であることを示しました。
タイトル・書誌
「Review of Past Gas Production Attempts from Subsurface Gas Hydrate Deposits and Necessity of Long-Term Production Testing」
Energy & Fuels Vol 36/Issue 10, 5047 - 5062
著者
山本 晃司(独立行政法人石油天然ガス・金属鉱物資源機構、現エネルギー・金属鉱物資源機構)
Ray Boswell(米国エネルギー省 国立エネルギー技術研究所)
Timothy S. Collett(米国地質調査所)
Scott R. Dallimore(カナダ天然資源省地質調査所)
Hailong Lu(北京大学)
論文URL
本プロジェクトは経済産業省資源エネルギー庁からの委託事業として実施されています。
参考
アラスカ州での長期陸上産出試験の情報を随時更新しています。MH21-Sのホームページをご覧ください。
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