OKI、105℃対応の細径高屈曲ロボットケーブル「ORP-SL105℃」発売
高温環境下で稼働するAIロボットやAI半導体製造装置などへの採用拡大を目指す

OKIグループの電線事業会社OKI電線(社長:山口 英雄、本社:群馬県伊勢崎市)は、105℃対応の細径高屈曲ロボットケーブル「ORP-SL105℃」を、本日発売します。本製品は産業用としてご好評いただいているPFAS(注1)対応の「ORP-SLケーブルシリーズ」新ラインアップで、2026年4月1日より出荷開始します。グローバル市場におけるロボット・FA・AI半導体製造装置などをターゲットに、2026年度年間1億円の販売を目指します。
近年、工場の高密度化(注2)やプロセスの自動化(注3)により、工場内の装置や機器が発する熱量が増加し、高温環境でも安定稼働が可能な産業用ケーブルへのニーズが高まっています。従来の80℃定格品では対応困難な装置・現場が多く、「より高耐熱なケーブル」へのご要望が寄せられていました。
「ORP-SLケーブルシリーズ」は、AIロボットなどの小型化ニーズに対応した細径高屈曲仕様の産業用ケーブルです。定格80℃・300Vの従来品ORPよりも平均約20%細径化し、屈曲・摺動・捻回(注4)などあらゆる動きに高い柔軟性で対応しています。配線取り回し性にも優れ、省スペース設計を可能にして、多様なロボット・FA業界の産業機器などで好評いただいています。
新商品「ORP-SL 105℃」は、従来のORP-SLと機械的特性・外径寸法・柔軟性などの特長を継承しつつ、定格温度「105℃」のUL規格(UL 758 AWM - UL Style No, 2517)(注5)に適合しています。これにより、80℃定格品では対応できなかった高温環境でのご使用を可能にしました。また特長を継承しているため従来品からの置き換えリスクも最小化できます。これらにより、熱やスペース・配線取り回しに課題を抱える現場で、安定的な生産・保守性向上を実現します。
OKI電線は今後もロボット・FA分野や先進産業分野、またグローバル市場向けに、耐熱・耐久・環境配慮型ケーブルの提供を拡大してまいります。省エネ、生産性向上等、多様なソリューションを通じて、持続可能なものづくりを支援いたします。なお、本ケーブルは、2026年1月21日から23日まで東京ビッグサイトで開催される「Factory Innovation Week 2026-ロボデックス-」(OKI電線ブース:No. S2-29)に出展します。展示会場ではサンプル展示や専門技術者による個別相談も承りますので、ぜひご来場ください。
用語解説
注1:PFAS
有機フッ素化合物の総称で、水・油をはじく性質や耐熱性・耐薬品性などに優れ、幅広い産業分野で使われている。一方、環境中で分解されにくく蓄積しやすいため国内外で規制強化が進められている。
注2:工場の高密度化
限られたスペースの中に設備や生産機器を効率よく配置し、同じ床面積でもより多くの生産能力や機能を持たせること。
注3:プロセスの自動化
人力や手作業に頼っていた一連の流れを機械やデジタル技術へ置き換え、自動的・効率的に処理できるようにすること。
注4:屈曲・摺動・捻回
摺動(左図緑色矢印):Uの字状にスライドする動き(ケーブルキャリア収納)
屈曲(左図青色矢印):同一箇所で曲げる動き
捻回(左図赤色矢印):同一箇所で捻じる動き

注5:UL規格(UL 758 AWM)
UL(Underwriters Laboratories)規格は、米国の第三者安全認証機関による認証規格。UL 758 AWM(Appliance Wiring Material)は、定格温度・定格電圧・難燃性などの安全要件に適合したケーブルに与えられる規格。

|
スタイル番号 |
製品名 |
定格温度 |
定格電圧 |
|---|---|---|---|
|
UL 758 AWM - UL Style No, 2464 |
ORP-SL |
80℃ |
300V |
|
UL 758 AWM - UL Style No, 2517 |
ORP-SL 105℃ |
105℃ |
300V |
リリース関連リンク
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