子供のキャリア観に関する意識調査 親の働く姿を見たことがある子供、親への憧れや将来の夢を持ちやすい傾向に
9割以上の保護者が親の働く姿を子供へ見せることに肯定的
“身の回りで働く大人の姿”を応募テーマとする小学生・中学生・高校生対象の写真コンテスト「はたらくすがた」を開催する株式会社アイデム(本社:新宿区新宿/代表取締役社長:椛山 亮)は、小学校5年生または6年生の子供を持つ男女1,308名を対象に調査を実施しましたので、結果を一部抜粋してお知らせします。本調査は、子供が親の「働く姿」に触れることと、子供のキャリア感醸成の関連性について明らかにすることを目的としています。
- 調査結果
調査時に同席している子供に質問をし、回答を聞いて記入するよう保護者にお願いしています。
【子供への調査】働く親への憧れ
親の働いている姿を見たことがある子供、親への憧れも強くなる傾向
【子供への調査】将来の夢はあるか
親の働いている姿を見たことがある子供、将来の夢を抱きやすい傾向
【子供への調査】将来働くことは楽しみか
親の働いている姿を見たことがある子供、将来働くことを楽しみに感じている傾向
【保護者への調査】親の働く姿を子供に見せることの是非
「父親の働く姿を見せること」を肯定的に捉えている保護者は93.4%
「母親の働く姿を見せること」を肯定的に捉えている保護者は94.0%
- 調査概要
調査方法:インターネット調査
調査期間:2018年6月14日~17日
有効回答:1,308名
- 調査・分析担当者のコメント
調査では、親の仕事を「知っている」子供は9割に上りましたが、実際に「見たことがある」子供は父親の仕事で3割、母親の仕事で5割と、そう多くはありません。
その中でも、親の働く姿を「見たことがある」子供は、自身の将来について夢を持っていたり、期待を持っている割合が高くなりました。最も身近な大人の働く姿から、「働く」ことへの具体的なイメージが想起されているのかもしれません。
- 調査結果の詳細(一部抜粋)
親の働いている姿を見たことがある子供、親への憧れも強くなる傾向
小学校5・6年生に、働いている親を見てどのように感じているかを聞いた。
父親に対して、「あんな大人になりたい(「どちらかと言えばなりたい」も含む、以下同)」と憧れを持っている割合は、48.2%に上った。「親の働く姿を見たことがあるかどうか」との関係を見ると、父親の働く姿を「見たことがある」子供は、「あんな大人になりたい」が60.2%と「見たことがない」子供よりも18.2ポイント高くなっていた。さらに、「わからない」という曖昧な回答者の割合も低い。子供の性別で見ると、女子よりも男子の方が「あんな大人になりたい」の割合が高く、同性ゆえかその憧れも強いようだ。
母親に対して、「あんな大人になりたい」と憧れを持っている割合は、48.8%だった。「親の働く姿を見たことがあるかどうか」との関係を見ると、母親の働く姿を「見たことがある」子供は、「あんな大人になりたい」が57.2%に上り、「見たことがない」子供よりも16.6ポイント高くなっていた。父親に対する結果と同様に、「わからない」の回答割合も低くなっていた。子供の性別で見ると、男子よりも女子の方が「あんな大人になりたい」と感じている割合が高い。父親に対する「あんな大人になりたい」の回答割合の男女差が4.2ポイントだったのに対し、母親の同項目の男女差は12.4ポイントと大きくなっており、男子の父親に対する憧れよりも、女子の母親に対する憧れの方が強い。
【子供への調査】将来の夢はあるか
親の働いている姿を見たことがある子供、将来の夢を抱きやすい傾向
小学校5・6年生に将来なりたい職業があるかを聞くと、「ある」と回答した子供は48.6%で半数に満たなかった。「親の働く姿を見たことがあるかどうか」との関係を見ると、父親と母親のいずれか一方でも働く姿を「見たことがある」子供は、将来なりたい職業が「ある」と回答した割合が53.2%に上り、「見たことがない」の42.0%を11.2ポイント上回っていた。さらに、将来なりたい職業が「ある」と回答した子供に、なぜその職業に就きたいのか理由を聞くと、1位「好きなことだから」53.9%、2位「かっこいい/かわいいから」30.8%、3位「社会や人の役に立ちたいから」20.3%だった。また、将来なりたい職業に就くために何か工夫や努力をしている子供は、43.1%だった。
【子供への調査】将来働くことは楽しみか
親の働いている姿を見たことがある子供、将来働くことを楽しみに感じている傾向
小学校5・6年生に将来働くことを楽しみに感じているかを聞いた。結果は、「楽しみ(「どちらかと言えば楽しみ」も含む、以下同)」が、75.0%に上った。「親の働く姿を見たことがあるかどうか」との関係を見ると、父親と母親のいずれか一方でも働く姿を「見たことがある」子供は、「楽しみ」と回答した割合が78.2%となり、親の働いている姿を「見たことがない」子供よりも7.9ポイント高くなっていた。
【保護者への調査】親の働く姿を子供に見せることの是非
「父親の働く姿を見せること」を肯定的に捉えている保護者は93.4%
「母親の働く姿を見せること」を肯定的に捉えている保護者は94.0%
小学校5・6年生の子供を持つ男女に、子供に親の働く姿を見せることは良いことだと思うかを聞いた。子供に、父親の働く姿を見せることについて「良いことだと思う」が48.1%、「どちらかと言えば良いことだと思う」が45.3%で合わせて93.4%が肯定的に捉えていた。男性回答者を父親、女性回答者を母親として父母別の結果を見ると、「良いことだと思う」の割合は母親58.2%、父親41.7%となっており、母親の方がより強い肯定感がある。
子供に母親の働く姿を見せることについては、「良いことだと思う」49.0%、「どちらかと言えば良いことだと思う」45.0%で、肯定的な意見が計94.0%に上った。父母別では、父親の働く姿と同様に、母親の方が「良いことだと思う」の回答割合が高くなっていた。
※ 本ニュースリリースは調査全文の一部を抜粋しているため、調査全文をご希望の際は、
下記広報担当へお問い合わせいただくか、下記のウェブサイトからダウンロードしてください。
https://apj.aidem.co.jp/enquete/
<本件に関する取材のお問い合わせ先>
株式会社アイデム 広報担当/望月・栗木 電話:03-5269-8780
<株式会社アイデム 会社概要>
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