『#真相をお話しします』が大ブレイク中の結城真一郎さん文庫最新作から、知念実希人さん・顎木あくみさん・今村昌弘さん絶賛の特殊設定ミステリ×異世界ファンタジーまで。新潮文庫2月新刊の充実のラインナップ!
株式会社新潮社は1月30日、新潮文庫の新刊を発売します(地域によって異なる場合があります)。全国の書店、各ネット書店にてご予約を受付しています。以下、ラインナップをご紹介いたします。
北村薫『雪月花 謎解き私小説』
名作には、こんなにも尽きせぬ謎があったとは! ホームズの相棒ワトソンの〝知られざるミドルネーム〟、ある〝覆面作家〟のペンネームに隠された驚きの秘密、芥川龍之介が掌編小説「カルメン」で事実と異なる光景を書いた理由……そして三島由紀夫から坂口安吾、山田風太郎へ。謎が謎を呼び、解決したかと思ったら再び本の迷宮に。ミステリーと本を愛する著者による、とっておきの「私小説」。
https://www.shinchosha.co.jp/book/137336/
結城真一郎『プロジェクト・インソムニア』
睡眠障害(ナルコレプシー)のせいで失業した蝶野は、極秘人体実験「プロジェクト・インソムニア」の被験者となる。極小チップを脳内に埋め込み、夢を90日間共有する――。願望を自在に具現化できる理想郷(ユメトピア)は、ある悪意の出現によって恐怖と猜疑に満ちた悪夢へと一変する。次々と消えてゆく被験者たち、はたして連続殺人鬼の正体はーー。驚愕の真相に涙が落ちる。最注目の新鋭作家による、大満足の長編ミステリー。
https://www.shinchosha.co.jp/book/103262/
中野翠『コラムニストになりたかった』
私がほんとうにやりたいことって、なんだろう! 早稲田大学を卒業するも就職に失敗。父の勤める読売新聞社でのアルバイトを経て、主婦の友社でコピーライターに。退職してヨーロッパを放浪し、ついに気持ちは定まった。フリーランスで、雑誌業界で働きたい――。雑誌『アンアン』に衝撃を受け、仏映画『どん底』にシビれた女の子がコラムニストになるまでを綴る、流行と文化と思い出の年代記。
https://www.shinchosha.co.jp/book/119913/
片山杜秀『左京・遼太郎・安二郎 見果てぬ日本』
「大破局」を描いた作家小松左京は、夢の大阪万博に何を見たのか。 モンゴルの草原に憧れた司馬遼太郎のロマンと、本質的悲劇とは。笠智衆を選んだ名匠小津安二郎。その静かなる戦いと、いつかくる「最後の五分」に込めた知られざる覚悟とは……。鮮やかな着眼で巨匠たちの思考を読み解きつつ、日本の過去・現在・未来を浮かび上がらせていく。この国の大きな断面を明らかにする画期的評論!
https://www.shinchosha.co.jp/book/104471/
中島岳志『テロルの原点 安田善次郎暗殺事件』
一九二一年、ある無名の青年が広く知られる人物を殺害した。一代で財閥を作り上げた安田善次郎を襲った犯人の名は、朝日平吾。その衝撃は原敬首相暗殺の連鎖を生み、二・二六事件に至るテロリズムの世を招来する。彼は屈辱、怨恨、強い承認願望を抱いていたのではないか──。当時と現代に格差社会という共通項を見出す著者が、青年の挫折に満ちた半生を追ってゆく。『朝日平吾の鬱屈』改題。
https://www.shinchosha.co.jp/book/136573/
梨木香歩『村田エフェンディ滞土録』
19世紀末のトルコ、スタンブール。留学生の村田は、ドイツ人のオットー、ギリシア人のディミィトリスと共に英国婦人が営む下宿に住まう。朗誦の声が響き香辛料の薫る町で、人や人ならぬ者との豊かな出会いを重ねながら、異文化に触れ見聞を深める日々。しかし国同士の争いごとが、朋輩らを思いがけない運命に巻き込んでいくーー。色褪せない友情と戻らない青春が刻まれた、愛おしく痛切なメモワール。
https://www.shinchosha.co.jp/book/125345/
ドン・ベントレー『奪還のベイルート(上)』(訳:村上和久)
テルアヴィヴのカフェで任務遂行中、何者かに襲われたアメリカ人母子を救った大統領子息ジャック・ライアン・ジュニア。狙われたのは物理学者である母親の研究技術であることが判明。イラン、中国、ロシアそれぞれの思惑で動く何者かが黒幕と思われた。執拗な襲撃の末に母子は拉致されてしまう。二人を救うため、己の信念を貫き単身敵地へと乗り込むジュニアを、敵の狡猾な罠が待ち受けていた!
https://www.shinchosha.co.jp/book/247277/
ドン・ベントレー『奪還のベイルート(下)』(訳:村上和久)
拉致された母子を取り返すべく、イスラエル特殊部隊と共にベイルートへと乗り込んだジュニアに襲いかかったのは、イランのテロ支援組織による銃弾の嵐。窮地に次ぐ窮地を乗りきり、はたして母子奪還は成功するのか? CIA、イランのコッズ部隊、シン・ベト、中国国家安全部、ロシア人傭兵が入り乱れての暗闘に、ジュニアが徒手空拳で挑む。シリーズを代表する軍事謀略サスペンスの白眉。
https://www.shinchosha.co.jp/book/247278/
紺野天龍『幽世の薬剤師3』(新潮文庫nex)
漢方診療科の薬剤師、空洞淵霧瑚(うろぶちきりこ)が迷い込んだ異界「幽世(かくりよ)」には、現実世界では存在しえない者たちがいる。とり憑いた悪魔を祓う「エクソシスト」。神秘を探究する「錬金術師」。果たして、彼女たちが見せる奇跡は本物なのか。あるいは、詐術なのか。巫女・御巫(みかなぎ)綺翠(きすい)とともに、空洞淵は事件の背後にある《病》の解明を試みるが……。現役薬剤師が描く漢方×異世界×医療ミステリー、第3弾。
https://www.shinchosha.co.jp/book/180258/
萩原麻里『人形島の殺人 呪殺島秘録』(新潮文庫nex)
民俗学オタクの幼馴染み・古陶里。彼女は、怪しい伝説のある島の調査に僕をいつも巻き込む。だが今回は実家のある壱六八(いろは)島(じま)に一人で向かった。彼女の一族は、平安時代から日本人形を介して人を操る呪術を執り行ってきたという。古陶里を追いかけて島を訪れた僕を迎えたのは、崖に吊された遺体。そこから殺人が連鎖し、容疑者とされた古陶里と僕とを繫ぐ衝撃の過去が浮かび上がる。
https://www.shinchosha.co.jp/book/180259/
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