シリア危機:一週間で子ども20人が犠牲に、ユニセフ声明発表【プレスリリース】
各地で暴力の再燃、停戦発効以降最悪
【2017年2月10日 アンマン(ヨルダン)発】
シリアでは各地で暴力が再燃し、過去一週間で子ども20人以上が犠牲になったことを受け、ユニセフ(国連児童基金)中東・北アフリカ地域事務所代表ヘルト・カッペラエレは以下の声明を発表しました。
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紛争が止まないシリアでは各地で暴力が再燃しており、この一週間に少なくとも20人の子どもが犠牲になり、負傷者も出ていると報告されています。
報告によると、イドリブでは週の前半だけで、子ども16人を含む30人が暴力で命を落としました。犠牲者の中にはアレッポでの戦闘から逃れてきた人たちも含まれています。
ホムス県ザハラ地区(Al-Zahraa)とワエル地区(Al-Waer)での攻撃では、子ども4人が死亡、少なくとも5人が負傷したと報告されています。
さらに、ダマスカス郊外の東ゴウタ(East Ghouta)でも攻撃があり、複数の子どもが犠牲になったと報告されています。
この一連の攻撃は、2016年12月30日の停戦発効以降、最も激しいものです。
ユニセフは重ねて、シリア紛争のすべての当事者と影響を与えうるすべての人々に対して、子どもたちの命と健康を守り、シリア全土で必要とされる医療ケアや生命にかかわる人道支援を届けられるよう、即時かつ無制限の移動の確保を求めます。
子どもたちの命を奪い傷つけることは、子どもの権利の重大な侵害です。直ちに終わらせなければ なりません。
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■ 本信はユニセフ本部が発信した情報をもとに、日本ユニセフ協会が編集・翻訳したものです。本信の原文は、https://www.unicef.org/media/media_94872.html からご覧いただけます。
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