初公開!!128年前に原三溪が長女のために誂えたお雛様を横浜三溪園にて展示します。

2022年2月11日(金・祝)〜3月16日(水)

横浜市

国指定名勝「三溪園」(所在地:横浜市中区)では、2月11日(金・祝)~3月16日(水)まで、三溪記念館で所蔵品展「四季のうつろい―春の兆し」を開催中です。このなかで、昨年新たに収蔵となった雛人形「一位稚児雛」(いちいちごびな)は今回の見どころ。原三溪が明治27(1894)年に誕生した長女のために誂えた木彫の愛らしい小さな雛人形で、櫟(いちい)の木で作られています。また、屏風には三溪が支援した日本画家・前田青邨が上質の絵の具で柳と桜を描いています。見ごろとなっている園内の梅とともに一足早い春を感じていただける内容です。


【初公開!!128年前に原三溪が長女のために誂えたお雛様を横浜三溪園にて展示します。】
https://www.sankeien.or.jp/

三溪記念館では、約1ヵ月ごとに原三溪やゆかりの絵画・工芸品、園内にある重要文化 財建造物・臨春閣の障壁画などの所蔵品を展示しており、本展では「春」を予感させてくれる作品を取り合わせて展示しています。なかでも見どころは、昨年新たに収蔵となっ た「一位稚児雛」で、今から128年前の明治27(1984)年、原三溪が長女誕生に際して誂えた雛人形です。1体のサイズが、高さ約5cm、横約8.5cm、奥行約6cmで、櫟(いちい) の木で作られています。櫟の木の名は約800年前の仁徳天皇即位の際にこの木を用いて作られた笏(しゃく)を献上したところ、その美しさと質の高さから「正一位」という最高位を与えられたことに由来するとされ縁起のよい木であることから、三溪が娘の誕生を喜んで用意したことが伺えます。

所蔵品展「四季のうつろい―春の兆し」・「臨春閣の障壁画 狩野周信 鶴図」
会場 三溪記念館 第1・第2展示室
期間 2月11日(金・祝)~3月16日(水)
時間 9時~17時
内容 四季のうつろい―春の兆し
《第1展示室》
歌川広重「武蔵本牧のはな」(木版)、原三溪「霽雪(せいせつ)」、雛人形「一位稚児雛」 ほか
《第2展示室》
原三溪「飛騨紀行貼交屏風」、牛田雞村「柳図屏風」、臨春閣の障壁画 狩野周信「鶴 図」

三溪園でひなめぐり
三溪記念館のほかに、合掌造り「旧矢箆原家住宅(きゅうやのはらけじゅうたく)」(重要文化財建造物)でも戦前の雛人形を飾っています。大正時代から昭和初期までのお雛様を鑑賞いただけます。
期間 2月8日(火)~3月7日(月)
時間 9時~16時30分
展示場所 旧矢箆原家住宅(きゅうやのはらけじゅうたく)
内容 東京で作られた雛人形の他、大正時代に京都で作られたものも展示。関東と関西の飾り方の違いを比べることができます。

 



◆三溪園について
三溪園は生糸貿易により財を成した実業家原三溪によって、1906年(明治39)5月1日 に開園されました。約17.5ha(東京ドーム約3.7個分)に及ぶ園内には、京都や鎌倉などから廃仏毀釈などによる荒廃から守るために移築された歴史的価値の高い建造物が巧みに配置されており、現在、園内にある17棟の古建築のうち10棟が重要文化財、3棟が横浜市指定有形文化財に指定されています。今回公開する鶴翔閣は延床面積約 950㎡に及び、その広さは園内随一の規模を誇ります。また、合掌造りの旧矢箆原家住宅も、もともと白川郷(旧岐阜県大野郡荘川村岩瀬;現高山市)にあった延床面積約 325㎡の大規模入母屋茅葺合掌造りです。
 開園当初から「遊覧御随意」を掲げ、外苑を24時間無料開放するなど、「美しいものはみんなで一緒に楽しむもの」という原三溪の想いが反映されています。三溪の存命中は新進芸術家の育成と支援の場ともなり、横山大観、下村観山、前田青邨らを輩出す るなど美術への貢献も評価されています。戦災により大きな被害をうけ、1953年(昭和 28)に原家から横浜市に譲渡されるのを機に財団法人三溪園保勝会が設立され、復旧 工事を実施、現在に至ります。2007年(平成19)には国の名勝に指定されました。

◆原三溪について
原富太郎(本名富太郎)(1868年/慶応4〜1939年/昭和14)は、岐阜県厚見郡佐波村 (現在の岐阜県岐阜市柳津町)に生まれ、1885年(明治18)東京専門学校(現在の早稲 田大学)に入学、政治・法律を学びました。その後、跡見学校の助教師になり、1891年 (明治24)教え子であった原善三郎の孫娘、屋寿と結婚、原家に入籍します。原家の家業を継ぐと、生糸輸出を始めるなどの経営の近代化と国際化に力を入れ、実業家として成功を収めました。実業家以外にも様々な面を持ちあわせた三溪は、住まいを本牧・三 之谷へ移すと古建築の移築を開始し、1906年(明治39)三溪園を開園するほか、美術品の蒐集や芸術家の支援・育成を行いました。1923年(大正12)の関東大震災後は、 横浜市復興会長に就任すると、それまでの作家支援を止め、荒廃した横浜の復興に力 を注ぎました。三溪自身も書画をたしなみ、その作品の一部は、園内の三溪記念館に 収蔵されています。

施設概要
施設名 三溪園(さんけいえん)
運営 公益財団法人三溪園保勝会
所在地 〒231-0824神奈川県横浜市中区本牧三之谷58-1
連絡先 TEL 045-621-0635
公式HP www.sankeien.or.jp
公式SNS www.instagram.com/sankeien_garden
入園料 大人700円/小中学生200円 横浜市内在住の65歳以上200円(濱ともカードの提示が必要)
開園時間 9:00~17:00(最終入園16:30)
アクセス JR根岸線根岸駅から市営バスで10分「本牧」下車、徒歩10分 横浜駅東口から市営バスで35分「三溪園入口」下車、徒歩5分
 

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会社概要

横浜市

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URL
http://www.city.yokohama.lg.jp/
業種
官公庁・地方自治体
本社所在地
横浜市中区本町6丁目50番地10
電話番号
-
代表者名
山中 竹春
上場
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資本金
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設立
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