第一志望でない企業には「第一志望」と伝えない学生が約半数。「正直に答えたほうが良いと思う」の声。約4分の1が「内々定を同時に持つこと」に抵抗を感じるなど、誠実に就活する傾向/2023年卒対象アンケート

「あさがくナビ2023(ダイレクトリクルーティングサイト会員数No.1)」で「選考」をテーマにアンケートを実施しました。

株式会社学情

株式会社学情(本社:東京都千代田区)は、2023年3月卒業(修了)予定の大学生・大学院生を対象に、就職活動に関するインターネットアンケートを実施。今回は、「選考」をテーマに調査しました。第一志望でない企業から、「当社は第何志望ですか?」と質問された際に、「第一志望」とは回答しないとした学生が約半数に上りました。「正直に答えたほうが良いと思う」「嘘はつきたくない」などの声が上がりました。また、同時に複数の内々定を持っていることについて、「抵抗がある」「やや抵抗がある」の回答が24.1%を占めました。「内定辞退をするのが申し訳ない」「入社する企業は1社なので、承諾する企業以外は辞退したい」などの声が上がっており、企業に誠実に対応したいと考える学生が多いことが分かります。
【TOPICS】
(1) 第一志望でない企業から志望順位を聞かれた際に「第一志望」と回答しない学生が約半数
(2) 約4分の1の学生が、「同時に複数の内々定を持っていることに抵抗がある」と回答
(3) 「セミナーに参加したものの、選考に参加しなかった企業がある」の回答が75.1%に上る
(4) セミナーに参加したものの、選考に参加しなかった理由は、「仕事内容が希望と合わないと思ったから」が最多


【調査の背景】
以前は、「100社以上」の企業にプレエントリーし、選考参加社数が「30社以上」に達する学生も少なくありませんでした。また「内定獲得」のために、企業に志望度を聞かれた際は志望度に関わらず「第一志望」と回答する学生が多い傾向でした。一方で最近は、「選考に参加する企業を絞り込み、1社1社丁寧に企業研究を行う」「企業には志望度を正直に伝える」など、「内定獲得」よりも「入社後」を見据えて誠実に就職活動をする学生が増加の傾向です。「競争」よりも「協調」を大切にするといった特徴を持つと言われるZ世代の、就職活動における特徴や考え方を探りました。


(1) 第一志望でない企業から志望順位を聞かれた際に「第一志望」と回答しない学生が約半数

第一志望でない企業から、「当社は第何志望ですか?」と質問された際に、「第一志望群だと伝える」33.3%、「他の企業が第一志望だと正直に伝える」13.8%となっており、「第一志望」とは回答しないとした学生が約半数に上りました。「正直に答えたほうが良いと思う」「企業が第一志望ならと思い内々定を出してくれたら、申し訳ない」「嘘はつきたくない」などの声が上がっており、企業に誠実に対応したいと考える学生が多いことが分かります。

(2) 約4分の1の学生が、「同時に複数の内々定を持っていることに抵抗がある」と回答

同時に複数の内々定を持っていることについて、「抵抗がある」「やや抵抗がある」の回答が24.1%を占めました。「内定辞退をするのが申し訳ない」「入社する企業は1社なので、承諾する企業以外は辞退したい」などの声が上がっています。3月に実施した内々定率調査では、内々定を獲得している学生の、平均獲得社数は「2.00社」なのに対し、平均保有社数は「1.55社」となっており、内々定獲得に並行し辞退も進めていると推察されます。

(3) 「セミナーに参加したものの、選考に参加しなかった企業がある」の回答が75.1%に上る

セミナーに参加したものの、選考に参加しなかった企業があると回答した学生が、75.1%に上ります。多くの学生が、セミナー参加後に選考に参加するかどうかを改めて検討していることが明らかになりました。

(4)  セミナーに参加したものの、選考に参加しなかった理由は、「仕事内容が希望と合わないと思ったから」が最多

セミナーに参加したものの、選考に参加しなかった理由は、「仕事内容が希望に合わないと思ったから」が55.0%で最多。次いで、「企業の雰囲気が自分に合わないと思ったから」51.3%が続きました。「志望理由を思いつかなかったから」28.1%、「他の企業のほうが、志望度が高いと感じたから」15.0%なども回答を集めており、セミナーで希望と合致するかを確かめたうえで、選考に参加するかどうかを決めていると推察されます。

▼分析
会社説明会をオンラインで開催する企業が増えました。オンライン開催のセミナーは、移動時間や交通費がかからず、参加しやすいという特徴があります。セミナーに参加しやすくなったことも、セミナー参加後に選考に参加するかを改めて検討することに影響をもたらしていると言えます。

■調査概要
・調査対象:「あさがくナビ2023(ダイレクトリクルーティングサイト会員数No.1)」へのサイト来訪者
・調査方法:Web上でのアンケート
・調査期間:2022年4月6日~2022年4月12日
・有効回答数:426名

■「あさがくナビ(朝日学情ナビ)」とは
会員数40万名の、ダイレクトリクルーティングサイト会員数2年連続No.1の新卒採用サイト。「あさがくナビ」は動画型ダイレクトリクルーティングサイトとして、動画を通して、リアル(企業の雰囲気や社員の声)を体感できるコンテンツを拡充させています。また、「スカウト」と「職種別掲載」で企業にマッチする優秀人材の採用を支援。テレワークの普及・定着で注目が高まる“ジョブ型採用”を可能にする、職種別掲載機能を実装するなど、マッチング精度のさらなる向上に取り組んでいます。朝日新聞のその日の記事から社会や業界に関してのトピックスを就活目線でわかりやすく解説した「今日の朝刊」など、就活ノウハウだけでなく、社会や世の中を知るためのコンテンツを提供しています。
https://service.gakujo.ne.jp/newgraduate/navi

■株式会社学情とは
東証プライム上場・経団連加盟企業。法人株主として朝日新聞社・大手金融機関が資本出資。18年前から「20代通年採用」を提唱。会員数40万名の「ダイレクトリクルーティングサイト会員数2年連続No.1・就職情報サイト〈あさがくナビ(朝日学情ナビ)〉」や、会員数180万名の「20代が選ぶ、20代向け転職サイト3年連続No.1・20代専門転職サイト〈Re就活〉」を軸に、業界で唯一20代の採用をトータルにサポートする大手総合就職・転職情報会社です。2021年11月に創業45周年を迎えました。
また日本で初めて「合同企業セミナー〈就職博〉」を開催して以降、合同企業セミナーのトップランナーとして、年間延べ来場学生20万名以上の日本最大級の「合同企業セミナー〈就職博〉」や、20代動員数No.1の「20代・30代対象の合同企業セミナー〈転職博〉」を運営。2019年には外国人材の就職・採用支援サービス「Japan Jobs」を立ち上げるなど、若手人材の採用に関する多様なサービスを展開しています。
[創業/1976年 資本金/15億円 加盟団体/一般社団法人 日本経済団体連合会、公益社団法人 全国求人情報協会/日本就職情報出版懇話会 代表幹事会社]
https://company.gakujo.ne.jp

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会社概要

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業種
サービス業
本社所在地
東京都中央区銀座6-10-1 GINZA SIX9階
電話番号
03-6775-4819
代表者名
中井大志
上場
東証プライム
資本金
15億円
設立
1977年11月