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公益財団法人日本ユニセフ協会
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ユニセフ親善大使オーランド・ブルーム、ニジェール訪問 ボコ・ハラムの被害を受けた子どもたち【プレスリリース】

拡大するチャド湖一帯での人道危機

公益財団法人日本ユニセフ協会

国内避難民の子どもたちのための一時学習スペースで生徒と話すオーランド・ブルームユニセフ親善大使(2017年2月17日撮影)© UNICEF_UN053248_Tremeau国内避難民の子どもたちのための一時学習スペースで生徒と話すオーランド・ブルームユニセフ親善大使(2017年2月17日撮影)© UNICEF_UN053248_Tremeau


【2017年2月24日 ニューヨーク/ニアメ(ニジェール)発】

ユニセフ(国連児童基金)親善大使のオーランド・ブルーム氏が、今週、ニジェール南東部のディファを訪問しました。チャド湖一帯では、ボコ・ハラムによる暴力の影響で、人道危機が拡大しています。この一帯で暮らす多くの人々が避難を余儀なくされており、何十万人もの子どもたちも住処を追われ、教育の機会を失い、そして栄養不良に陥る危険に晒されています。

ニジェール、ナイジェリア、チャド、カメルーンの、ボコ・ハラムによる暴力の影響を受けている地域では、現在、230万人が自宅からの避難を余儀なくされており、アフリカで最も急速に拡大している危機の一つとなっています。ディファ地域は、16万人の子どもを含む24万人以上の国内避難民・難民・帰還民を抱えています。

「子どもを持つ父親として、どれほど多くの子どもたちがこの紛争に巻き込まれているかを考えると、とても辛いです。各地を訪問する中で、すべてを捨てて徒歩で逃げてきたという子どもたちの恐ろしい体験を聞きました」とブルーム大使は述べています。

ブルーム親善大使は、家族とともにガリン・ワザム(Garin Wazam)避難民キャンプで暮らすアマダ・ゴニくん(14歳)や、その他の子どもたちと会いました。危機が始まった時、アマダくんの友人の多くが、ボコ・ハラムに加入しました。自らの意思でそうした友人もいれば、そうでない友人もいました。アマダくんは、恐ろしい悪夢を見ること、8カ月前に村が襲われて以来、未だに安全を感じることができないことを、ブルーム親善大使に打ち明けました。アマダくんは現在、ユニセフが支援する心理社会的ケア施設に毎日通っています。この施設でアマダくんは、恐ろしい体験で負ったトラウマに対処する支援を受けるとともに、新しい友達に出会うこともできました。

「その施設に遊びに行くと、気分がいいし、ホッとするし、とても気持ちが楽になるんだ」とアマダくんはブルーム親善大使に話しました。

「実際に訪問しなければ、この状況を理解することは極めて困難です。この子どもたちが味わっている痛みや苦しみがどれほど深いのか、私はこの訪問でじかに感じました。こういったことは、どんな子どもも経験すべきものではありません」とブルーム親善大使は語ります。「けれども、友達とバスケットボールをするアマダくんの笑顔を見ることができたのは、素晴らしいことでした。ユニセフによる支援の成果に他なりません」

「ニジェールやチャド湖一帯に暮らす非常に多くの子どもたちが、この危機によって故郷を奪われています」とユニセフ西部・中部アフリカ地域事務所代表のマリー・ピエール・ポワリエは述べました。「子どもたちは、想像し難いような暴力や虐待に苦しみ、家族や住む家を奪われ、何年もの間、教育を受けることができていません。この子どもたちに最も必要なものは暴力の終結であり、それが実現するまでの間、私たちは、子どもたちが生活を立て直すことができるよう、できる限りの支援をしなければなりません」
 

教室に向かう子どもたちと一緒に歩くオーランド・ブルームユニセフ親善大使(2017年2月17日撮影)© UNICEF_UN053275_Tremeau教室に向かう子どもたちと一緒に歩くオーランド・ブルームユニセフ親善大使(2017年2月17日撮影)© UNICEF_UN053275_Tremeau

ブルーム親善大使はまた、ナイジェリアとの国境に近いボッソ(Bosso)を訪れ、13歳のエタさんと出会いました。エタさんは、ボコ・ハラムによって自宅を燃やされ、家族とともに逃げてきました。彼女は今、医師になって、コミュニティの人々のために働くという目標に向かって、ユニセフが開校した仮設学校に通っています。

「ニジェールへの訪問は、非常に心が揺さぶられるものでした。この訪問で出会ったすべての子どもが危機の影響を受けており、残虐行為を経験し目撃したトラウマから回復するために、安全な水や心のケア、教育などの基本的なサービスを切実に必要としています。彼らは、子どもらしく生きる権利があるのです」(ブルーム親善大使)

ユニセフはパートナー団体と共に、ナイジェリア、カメルーン、チャド、ニジェールにおいて、安全な水、教育、カウンセリングと心理社会的サポート、予防接種、栄養不良に対する治療など、チャド湖一帯で暮らす何千世帯もの家族への支援を強化しています。しかしながら、資金不足と治安の悪さによって、支援を必要とする何千人もの子どもたちへの人道支援活動が妨げられています。

* * *

本日2月24日、ナイジェリア、ノルウェー、ドイツが主催する国際会議がノルウェーのオスロで開かれます。この会議は、ナイジェリア北東部とチャド湖一帯の広域における人道危機に対する支援活動の資金調達を目的としています。詳細は http://oslohumanitarianconference2017.org/ をご覧ください。

* * *

本信はユニセフ本部が発信した情報をもとに、日本ユニセフ協会が編集・翻訳したものです。本信の原文は、http://bit.ly/2l5C9xy からご覧いただけます。

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■ユニセフについて
ユニセフ(UNICEF:国際連合児童基金)は、すべての子どもの権利と健やかな成長を促進するために活動する国連機関です。現在190の国と地域※で、多くのパートナーと協力し、その理念を様々な形で具体的な行動に移しています。特に、最も困難な立場にある子どもたちへの支援に重点を置きながら、世界中のあらゆる場所で、すべての子どもたちのために活動しています。(www.unicef.org
※ユニセフ国内委員会(ユニセフ協会)が活動する34の国と地域を含みます
※ユニセフの活動資金は、すべて個人や企業・団体からの募金や各国政府からの任意拠出金で支えられています

■日本ユニセフ協会について
公益財団法人 日本ユニセフ協会は、先進工業国34の国と地域にあるユニセフ国内委員会のひとつで、日本国内において民間として唯一ユニセフを代表する組織として、ユニセフ活動の広報、募金活動、政策提言(アドボカシー)を担っています。(www.unicef.or.jp)

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本社所在地
東京都港区高輪4-6-12 ユニセフハウス
電話番号
03-5789-2016
代表者名
赤松良子
上場
未上場
資本金
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設立
-
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