OKI、車載機器向け「スプラッシュウォーター試験」を自動化
試験期間を約3分の1に短縮し、お客様の製品開発を支援

OKIグループで信頼性評価と環境保全の技術サービスを展開するOKIエンジニアリング(社長:大場 宏之、本社:東京都練馬区、以下、OEG)は、車載機器や社会インフラ向け製品の開発期間短縮を支援するため、「スプラッシュウォーター試験(注1)」の自動化サービスを2026年4月1日より開始します。試験期間を従来の約3分の1に短縮し、2028年度までに売上1億円を目指します。
近年、自動車の電子化・電動化の進展に伴い、エンジンルーム近傍に配置される電子部品には、走行中の跳ね水による急激な温度変化への耐性が求められています。特に、泥水や塩水を含む路面状況を想定した「スプラッシュウォーター試験」のニーズが高まっています。しかしこの試験は、「加温」と「被水」を繰り返すため、加温試験機と被水試験機へ試料の手動移動やセットアップが交互に必要となり、試験期間が長期化していました。さらに、試料移動の際の破損や漏電のリスクは、試験を安全かつ円滑に実施するうえでの妨げとなっていました。
OEGは、試験機メーカーとの技術協力により、真水・泥水・塩水に対応し、試料の移動が不要な「スプラッシュウォーター試験」の自動試験機を開発・導入しました。これにより、24時間連続試験が可能となり、従来15日間かかっていた100サイクルの試験期間を、5日間に短縮します。また、試料移動の自動化で破損や漏電のリスクも低減し、安全かつ円滑な試験を実現します。本サービスは車載分野だけでなく、塩害や泥水の飛散など、過酷な屋外環境で稼働するエッジデバイス(注2)やセンサーにも適用可能です。
今後もOEGは、お客様のニーズにお応えできるよう、環境試験サービスの拡充を進め、日本のものづくりの技術革新と国際競争力の強化に貢献していきます。
販売計画
標準価格:個別見積
販売目標:1億円/3年
サービス提供開始時期:2026年4月1日
スプラッシュウォーター試験機概要
試験機外寸法 :W3000 x H2000 x D2000(単位mm)
試験機槽内寸法:W1000 x H1000 x D1000(単位mm)
槽内温度範囲 :60℃~180℃
被水水温 :0~4℃
耐荷重 :30kg
試験可能液 :真水、泥水、塩水
ケーブル孔 :有(Φ100mm 1口、Φ50mm 1口)
用語解説
注1:スプラッシュウォーター試験
雨や雪で濡れた道路走行時の冷たい跳ね水がエンジンルーム近傍の高温部品にかかることを模擬する熱衝撃試験。ISO16750-4、JASO D014-4、LV124で定められている。
注2:エッジデバイス
データを現場で処理する機器で、社会インフラの交通信号や電力設備などの迅速な制御や監視を支えている。
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