南アフリカ・白金族金属案件への追加出資について
―自動車産業に必須のレアメタルの安定確保を目指して―
JOGMEC(本部:東京都港区、理事長:髙原 一郎)は、南アフリカ共和国で推進中のプラットリーフ(Platreef)白金族金属・ニッケル開発プロジェクト(以下「本プロジェクト」)のフェーズ2への円滑な移行に向け、その開発資金の拠出を目的として、本プロジェクトに8%の権益を保有するITCプラチナムディベロップメント社(ITC Platinum Development Ltd.、以下「IPTD」)に対し、89.4百万米ドルの追加出資を実行しました。
本プロジェクトは、南アフリカ共和国ブッシュフェルト地域北部で推進されている世界最大規模の白金族金属案件であり、オペレーターであるカナダのアイバンホー・マインズ社(以下、「Ivanhoe Mines」)が段階的な開発を進めています。生産物はプラチナ・パラジウム・ロジウム・金・ニッケル・銅を含む精鉱で、2025年11月18日に開所式が開催されました。現在は、フェーズ1の生産と並行して、2027年第4四半期の生産開始を目標にフェーズ2の拡張プロジェクトが進行中です。
2011年、JOGMECは伊藤忠商事株式会社の要請を受けて同社が保有するIPTDに約42億円を出資しました。今回、フェーズ2の開発本格化に伴い資金需要が高まっていることから、あらためて追加の出資を行うものです。
本プロジェクトで産出する白金族金属や金・ニッケル・銅は、様々な産業に不可欠な金属です。特に白金族金属は自動車用排ガス浄化触媒や水素製造触媒をはじめ、多様な用途で利用されており、今後も安定した需要が見込まれます。本プロジェクトは白金族金属等の調達先の多角化に寄与するものであり、日本への資源の安定供給に資するものと位置づけています。
JOGMECは、今後も金属資源の安定供給を確保するため、探鉱・開発を推進する企業に対して積極的な支援を行っていく方針です。
プロジェクト概要

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プロジェクト名 |
Platreef白金族金属・ニッケルプロジェクト |
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所在地 |
南アフリカ共和国リンポポ州 (ヨハネスブルグ北東約280キロメートル) |
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権益保有率 |
Ivanhoe Mines: 64%、B-BBEEパートナー: 26%、IPTDおよび伊藤忠商事: 10% |
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生産金属鉱物 |
プラチナ、パラジウム、ロジウム、ニッケル、銅、金 |
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資源量 |
852百万トン |

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生産フェーズ |
フェーズ1 (生産中) |
フェーズ2 (拡張工事中) |
フェーズ3 (計画中) |
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鉱石処理量 |
0.8百万トン/年 |
4.1百万トン/年 |
10.7百万トン/年 |
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白金族金属生産量(注) |
約2.6トン/年 |
約13.6トン/年 |
約29.8トン/年 |
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ニッケル生産量 |
2千トン/年 |
9千トン/年 |
22千トン/年 |
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銅生産量 |
1千トン/年 |
6千トン/年 |
13千トン/年 |
(注)プラチナ、パラジウム、ロジウムの合計生産量
プロジェクト位置図

参考
白金族金属探鉱案件へ初の出資-自動車産業に必須のレアメタルの安定確保を目指して-(2011年8月17日)
PDF版は以下から
d12624-874-926da4ebba6288e96f13b8fecb958596.pdfすべての画像
