博報堂Human X、感覚研究者によるトークイベント第二弾「Future Humanity-感受性とHuman Creativityのゆくえ」8月29日(木)開催
―Human X、URCFクロスモーダルデザインWG、UNIVERSITY of CREATIVITY共催―
株式会社博報堂のプロジェクトチーム「Human X」(ヒューマンクロス)は、超臨場感コミュニケーション産学官フォーラム(URCF)の中のクロスモーダルデザインWGと「UNIVERSITY of CREATIVITY」(以下UoC)と共催で感覚研究者によるトークセッション「Future Humanity―感受性とHuman Creativityのゆくえ」を2024年8月29日(木)に赤坂BizタワーにあるUoCにて開催しますのでお知らせいたします。
「Human X」は、東京大学大学院情報理工学系研究科の鳴海拓志准教授と共同で、クロスモーダル知覚(五感の相互作用)を活用し企業のブランド体験開発に活用する実験活動「Human X Experiment」に取り組んできました。この活動において、生活をより豊かにする仕組みを感性的・科学的に開発する『〇〇×五感体験デザイン』シリーズとして、おいしさ×聴覚に挑戦した「ビールのおいしさを増幅させる音楽」やこの音楽を映像化し感覚間協応の特性を活用した視聴覚体験の開発などを行ってきました。そして2023年12月には新商品開発や新規事業創造に必要な発想や体験のためのアイデア創出ソリューション「Humanity Thinking」と人間の感覚特性を活用した発想ヒント集「HUMANITY TIPS」の提供を開始しました。
トークイベント「Future Humanity」では、人間が本来もっている感覚・身体・感情を活用し、ひとの可能性を多角的に考えていくHumanityの視点について、最前線の研究者を交えてディスカッションします。
2024年2月に開催した第一弾のイベントでは、VR・クロスモーダルの若手研究者や能楽師が登壇し、クロスモーダルで人間の創造力はどう拡張されるか、身体や感覚拡張が紡ぐ人間らしさについてディスカションしました。第二弾となる今回は、感覚研究者・起業家が登壇し、感覚の拡張や抑制、調律により、感受性と創造性の関係はどう変わるのか、感受性をひも解くことで、創造力拡張のさらなる可能性、人間らしさの未来を模索します。
本セッションを通じて、人間が持つ身体と感覚を拡張した未来を描き出す方法や創造性拡張の研究、“人間らしさ“を発揮する社会の実現、身体性や感情に着目した体験開発などに取り組んでまいります。クロスモーダル知覚を活用した新たな体験・生活者価値創出について考える機会となりますよう、トークセッションへのご参加を心よりお待ちしております。
■概要
Future Humanity―感受性とHuman Creativityのゆくえ
日時:2024年8月29日(木) 16:00~21:00
場所:UNIVERSITY of CREATIVITY(東京都港区赤坂5-3-1 赤坂Bizタワー23階)
参加費:無料
定員:30名
※締め切り:8月22日(木) 12:00まで(先着順で定員に達し次第、締め切らせていただきます)
主催:Human X
URCFクロスモーダルデザインWG
UNIVERSITY of CREATIVITY
感覚の拡張や抑制、調律で、感受性と創造性の関係はどう変わるのか。感受性をひも解くことで、創造力拡張の可能性、人間らしさの未来を模索するセッションです。クロスモーダルで自分と世界を鮮やかに編み直す方法、新次元の環世界を切り拓くアプローチなど、さまざまな専門領域からHuman Creativityのゆくえを探ります。
■当日の流れ(体験デモンストレーション&トークセッション※)
第0部:デモンストレーション
16:00~17:00 VR体験などのデモンストレーション
トークセッション開始前にご体験できる企画を用意しています
第1部:インスピレーションセッション
17:00~17:10 本日の趣旨、UNIVERSITY of CREATIVITYについて
17:10~18:30 キーノート
第2部:専門を超えた越領域セッション
18:30~20:00 感受性とHuman Creativityのゆくえディスカッション
※20:00~21:00に登壇者との懇親会も行います。
【登壇者(カタリスト)】
加藤路瑛(株式会社クリスタルロード 感覚過敏研究所)
田村浩二(Mr. CHEESECAKE 代表取締役)
渡邊淳司(日本電信電話株式会社(NTT)上席特別研究員)
鳴海拓志(東京大学大学院情報理工学系研究科准教授)
小泉直也(電気通信大学情報理工学研究科准教授)
平尾悠太朗(奈良先端科学技術大学院大学情報科学領域助教)
金じょんひょん(博報堂研究デザインセンター/Human X プロジェクトリーダー)
星出祐輔(UoCチーフプロデューサー / 慶應義塾大学大学院政策・メディア研究科特任講師)
■クロスモーダル(五感の相互作用)
揺れる風鈴を見てそこから出る音を聞くと、実際の気温は変わらなくても涼しく感じることがあります。また、かき氷の赤色はイチゴ味、緑色はメロン味といったようにさまざまな味を楽しめますが、実は多くのシロップは、色と香料が異なるだけで、味の元になっている材料は同じなのです。人は舌だけで味を感じているわけでも、肌だけで温度を感じているわけでもありません。5つの感覚が互いに交わり、相互に作用しながら、感覚は生まれています。このような感覚の仕組みは「クロスモーダル」(感覚間相互作用)と呼ばれ、 ものづくりやサービスデザインにおいて、得られる感覚や体験そのものを自由に設計するためのヒントとして近年注目されています。
■URCFクロスモーダルデザインWG
超臨場感コミュニケーション産学官フォーラム(URCF)クロスモーダルデザインWGは、人間の感覚がもつクロスモーダルな特性をインタフェース応用する技術の調査と体系化を中心として、新しい種類の五感技術の将来展望に関する議論を行っています。
■Human X(ヒューマンクロス)
ヒューマンクロスは、クロスモーダルやマルチモーダル技術を活用して、人間の感覚・知覚を拡張し、生活者の五感体験をデザインするプロジェクトチームです。生活者の身体や感覚の観点から科学的かつ感性的な アプローチで、生活をより豊かにする研究やプロダクト・サービス開発等を幅広く行っています。
■UNIVERSITY of CREATIVITY(UoC)
UNIVERSITY of CREATIVITYは「創造力」の研究と教育と実装に特化した専門研究機関です。「We are ALL born Creative. すべてのニンゲンは生まれながらにして創造的である。」をフィロソフィーに、世界を刷新するアジェンダ(問い)を設定しながら、創造性中心社会へ向けた研究や、産官学藝をまたぐプロジェクトを多数行っています。https://uoc.world/
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