セキュリティの「現在地」と「これから」を知る「Cyber Security Showcase 2025」開催レポート
～ディストリビューターの視点で読み解く、注目トピックの最前線～
SB C&S株式会社（以下「SB C&S」）は、サイバーセキュリティのソリューションを数多く取り扱うITディストビューターの視点により、進化するサイバー脅威への備えとして提案方法および技術支援の両面から「現在地」と「これから」を解説するイベント「Cyber Security Showcase（サイバーセキュリティショーケース）」（以下「本イベント」）を、2025年6月18日（水）～19日（木）にオンライン形式で開催し、約1,200人にご参加いただきました。
【Day1：現場と提案の「いま」を整理】
Day1は「Essential Day」と題し、主に営業担当者・提案者を対象に、現在押さえておくべきセキュリティの基礎と動向について解説しました。基調講演では、AI時代の進化する脅威とその背景にある海外トレンドを解説し、混沌とした業界の状況を読み解くうえで、特に注目すべきキーワードを紹介しました。
ゼロトラストに関するセッションでは、年間1,000件以上の案件支援の経験をもつ当社のセキュリティの専門家が実際の支援事例を振り返りながら、成功および失敗の分岐点や提案のヒントを共有しました。
また、ユーザー企業のCISO（最高情報セキュリティ責任者）を招いたスペシャル対談では、ユーザー企業の視点から「いま求められる提案とは何か？」を紐解き、セキュリティ製品の販売パートナーへの期待が語られました。
【Day2：次に来る技術と進化をつかむ】
Day2は「Edge Day」と題し、技術者向けに注目度の高いCNAPP※1、CTEM※2、XDR※3およびAI Copilotについてとその実証結果を紹介しました。
CNAPPに関するセッションでは、クラウドシフトを前提としたセキュリティ対策の必要性についてデモを交えて紹介し、パブリッククラウド構成全体の可視化・保護が求められる現場の課題に対し、各製品の違いを技術的視点で解説しました。また、注目度の高いCTEMは、従来の脆弱性管理との違いについて事例を交えて解説し、自社環境を定量的に評価し、優先順位をつけた対処を可能にする新しいアプローチとしての価値が強調されました。
XDRに関するセッションでは、主要XDRベンダーの製品をSB C&Sが独自に比較検証し、導入前に押さえておくべき選定ポイントを解説し、実証データに基づく分析に参加者から高い評価が寄せられました。
そして最後に、各社が導入を進めるAI Copilotをテーマに、各製品の特長や実際の使用感を紹介されました。さらに、「現状でどのように活用されているのか」「他社製品との違いは何か」といった疑問に対して、現場目線での答えが示され、今後の進化への期待を込めて締めくくられました。
SB C&Sでは、本イベントのような取り組みを通し、販売パートナーとともに、セキュリティビジネスの新たな成長機会を創出し、今後も、ディストリビューターならではの視点で、最新トレンドの整理と製品選定のヒントを提供し続けていきます。
※1 Cloud Native Application Protection Platformの略。クラウドネイティブ環境のセキュリティを包括的に保護するプラットフォーム。
※2 Continuous Threat Exposure Managementの略。組織がサイバー攻撃から自身の情報システムを守るための継続的な一連の戦略と手段。これは、対象範囲の設定、発見・検出、優先順位付け、検証、動員のステップに分かれ、サイバー攻撃のリスクを最小限に抑えることを目指すフレームワーク。
※3 Extended Detection and Responseの略。エンドポイント、ネットワーク、クラウド、IDなど複数のセキュリティ領域から収集したログやイベント情報を統合・相関分析し、脅威の検知・調査・対応を横断的に行うプラットフォーム。あらゆるセンサーからの情報を活用することで、より迅速かつ包括的なセキュリティ運用を実現する。
【アーカイブ配信】
2025年7月4日（金）まで、本イベントのアーカイブ配信を行っています。実際の映像では、登壇者のリアルな発言やデモ操作の様子もご覧いただけますので、ご視聴を希望される方は以下ページ内の「お申し込み」よりご覧ください。
https://www.event-site.info/sbcas-css2025/
【本イベントに関するお問い合わせ】
「Cyber Security Showcase」事務局
sbcas-css2025@event-site.info
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