新幹線荷物輸送「はこビュン」による高速・多量輸送の事業化検証を開始します~高速輸送ネットワークを活用し、新たな物流の実現を目指します~
〇東日本旅客鉄道株式会社(以下、「JR東日本」)と株式会社ジェイアール東日本物流(以下、「JR東日本物流」)は、新幹線を活用した高速・多量荷物輸送により、「物流の2024年問題」や「CO2排出量削減」、「地方創生」等、社会的課題の解決の一助を担うことを目的に、高速・多量輸送の事業化検証を実施します。 〇本取り組みでは、2023年度に4回実施した多量輸送トライアルでの成果や課題などを踏まえ、多量輸送を今後定期的なサービスとして事業化することを見据え、実際のニーズの確認やオペレーションの検証などを行います。 〇引越家財を扱う新たなパートナーとの連携は今回初となり、今後もこれまでのトライアルで得た知見を活かしつつ、輸送の幅を広げていき、2025年度中の事業化に向けて取り組みます。 |
1.概要
実施日:2024年7月12日(金)、19日(金)
9月6日(金)、13日(金)、 20日(金)
※上記実施日以降も、引き続き事業化検証を実施予定
輸送列車:東北新幹線 臨時列車 はやぶさ12号(E5系10両編成)
輸送区間:新青森駅8:29発 → 東京駅11:44着
輸送形態:荷物輸送:1~2号車
旅客発売:3~10号車
(普通車指定席:3~8号車、グリーン車:9号車、グランクラス:10号車、TRAIN DESK設定あり)
荷量:最大300箱程度
輸送品:引越家財、鮮魚ほか
※輸送列車・搭載号車等は変更となる場合があります、また荷量は荷姿・サイズにより変動します
<輸送イメージ>
2.検証項目
高速・多量輸送の事業化に向け、以下項目の実証を行います。
(1)旅客営業列車への貨客混載による高速・多量輸送の事業化に向けた検証
旅客営業列車を活用した貨客混載輸送による、高速・多量輸送の事業性について確認します。
(2)客室輸送専用台車を活用した荷扱い(荷物搬出入、積み下ろし、荷捌き)の検証
40箱/列車(※)を超える輸送ニーズへの対応として、客室輸送専用台車の活用を基本に、ホーム上での安全に配慮した効率的な荷扱いを確認します。
※フル規格新幹線(E5系の新幹線等)の車内販売準備室における1列車あたりの積載上限
(3)新たなパートナーとの連携による輸送の検証
新たなパートナーとの連携による、新幹線を活用した高速・多量荷物輸送の新しい輸送ニーズについて確認します。
3.今後の展開について
新幹線の特性を活かして地方と都心をスピーディに繋ぐとともに、新たなパートナーとの連携を進めることで、引き続き社会的な課題解決の一助となることを目指します。また、2023年度に実施してきたトライアルで得た知見と2024年度に実施予定の事業化検証の結果を基に、2025年度中の事業化に向けて取り組みます。
<「はこビュン」について>
速達性・定時性に優れ、環境にも優しいという鉄道の強みを活かし、JR東日本グループが展開している荷物の輸送サービスです。
鉄道によって地域とモノをつなぐことで、地域の魅力発信を行い、人々の豊かなくらしづくりや社会課題の解決に向けて取り組んでいます。
「はこビュン」の具体的なサービスは以下をご参照ください。
http://www.jrbutsuryu.jregroup.ne.jp/business/shinkansen.html
(参考)第1回多量輸送トライアル 2023年5月17日 ニュースリリース
https://www.jreast.co.jp/press/2023/20230517_ho01.pdf
(参考)第2回多量輸送トライアル 2023年8月9日 ニュースリリース
https://www.jreast.co.jp/press/2023/20230809_ho01.pdf
(参考)第3回多量輸送トライアル 2023年9月21日 ニュースリリース
https://www.jreast.co.jp/press/2023/20230921_ho02.pdf
(参考)第4回多量輸送トライアル 2024年2月29日 ニュースリリース
https://www.jreast.co.jp/press/2023/20240229_ho02.pdf
※天候や漁獲状況および道路や列車の運行状況等により、輸送日や輸送方法・商品、納品先等の内容は予告なく変更となる場合があります
※画像・イラストはすべてイメージです
このプレスリリースには、メディア関係者向けの情報があります
メディアユーザー登録を行うと、企業担当者の連絡先や、イベント・記者会見の情報など様々な特記情報を閲覧できます。※内容はプレスリリースにより異なります。
すべての画像