北京に開館するチームラボ最大規模のミュージアム「チームラボマスレス」の全貌公開。1万㎡、高さ11mの大スケール空間で、物質の概念を超越した大規模な作品群による世界に、身体ごと没入し、一体となる
アートコレクティブ チームラボは、チームラボ最大規模となる没入型ミュージアム「teamLab Massless Beijing」(チームラボマスレス 北京)を、北京の朝陽ジョイシティ最上階にオープンします。本展は、床面積10,000㎡、天井高約11メートルの大スケールの空間を活かし、これまでの常識的な物質の概念を超えた作品群に、身体ごと没入する体験を創り出します。
世界初公開となる新作《Trails of Life - Transcending Space in All Directions》(意:生命の軌跡)は、人々の存在によって描かれはじめる作品。来場者が空間に足を踏み入れることで、作品空間が動き始め、来場者は、作品空間と一体となって作品世界をダイナミックに移動していきます。来場者の足元には、その存在の痕跡が残り、その痕跡は一本の長い軌跡の線となって残っていくことで作品は描かれていきます。
上の世界へ繋ぐ坂道にある《流れの中に立つ時、渦が生まれる》も今回初公開の新作。人々が坂を流れ落ちる水の流れに逆らって登る時、その後ろに渦が生まれていきます。渦は、渦の外部から内部へ、そして内部から外部へと流れ続ける水によってつくられ、その水の流れのエネルギーによって構造が維持され続けています。渦と同じように、生命もまた、外部からのエネルギーや物質を取り込み、外に出し、その流れの中で、構造を維持しているのです。
《Autonomous Abstraction, 宇宙から自分の存在まで連続する現象》は、自律抽象画。それぞれ異なるリズムで明滅しながら色を変え、音を響かせる無数の点からなる作品。近い点同士は、引き込み現象を起こし、明滅のリズムと色が近づいていきます。人々が点に触れると、点の色と明滅のリズムが変化しバラバラになりますが、近い点同士は再び引き込み現象を起こしていきます。引き込み現象とは、壁にかかった2つの振り子時計の振り子が、だんだん揃っていったり、1本の木にたくさんホタルが集まると、同じタイミングで点滅がはじまり、大きな光を作り出したりするように、異なるリズムが互いに影響を受けてそろっていくことです。
「EN TEA HOUSE - 太虚境」では、無数の光の球体群と闇の球体群が埋め尽くす空間で、茶を飲む体験ができます。茶は光を灯し、飲もうとして持ち上げると、強く輝き、周辺の球体群に次々と呼応していきます。球体群は、視覚的にははっきりと見えるにも関わらず、物理空間には存在しないため、触れることも掴むこともできません。存在とは何かを問う作品です。
また、それぞれの茶は異なるリズムで明滅していますが、やがて近くの茶同士が引き込み現象を起こし、光のリズムが揃っていきます。更に、茶は、チームラボによる新しい概念の色で光っています。茶の光の色は、遠くから見た時は、全く変化せず同じ色であり続けますが、凝視して見ると、常に変化し続けていることから、時間の概念が生まれます。
その他にも、特異な環境を創ることで、巨大な白い塊が、質量の概念を超越して空間の中ほどを漂う《質量のない雲、彫刻と生命の間》や、新しい色の概念を模索する《呼応する小宇宙 - 固形化された光の色》など、圧倒的な没入感が特徴的な作品空間が複数登場します。
また、本展には、「身体で世界を捉え、世界を立体的に考える」をコンセプトとし、身体ごとインタラクティブな世界に没入する「運動の森」と、他者と共に自由に世界を創造することを楽しむ教育的なプロジェクト「学ぶ!未来の遊園地」も含まれます。
球体を踏み、跳んでいくと、球体の中が弾けてあおむしが生まれる《あおむしハウスの高速回転跳ね球》や、作品に乗って飛び跳ねることで、星が生まれ、成長していく過程を体験できる新しい《マルチジャンピング宇宙》など、創造的な体験をすることができます。
teamLab Massless Beijing
https://www.teamlab.art/jp/e/masslessbeijing/
#teamLabMassless
* 開館日は決定次第、公式サイトにてお知らせします。
Chaoyang Joy City(北京市朝阳区朝阳北路101号10F)
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