契約AXサービス「Contract One」、新リース会計基準に関する意識調査を実施
〜最大課題は「リース該当性の判断」で、対象契約を全件把握している企業はわずか12.5%。6割以上が対応予算のめどが立っていない〜
働き方を変えるAXサービスを提供するSansan株式会社が展開する契約AXサービス「Contract One(コントラクトワン)」は、2027年4月以降、上場企業などを対象に順次強制適用となる「新リース会計基準」について、影響を受ける経理・財務・会計、法務、総務・購買、経営企画の計451名を対象に「新リース会計基準に関する意識調査」を実施しました。

■調査の背景
新リース会計基準は、2027年4月以降に開始する事業年度より上場企業などを対象に強制適用されます。リースの借手は原則としてリースに該当する取引をすべて洗い出し、貸借対照表に計上することが求められるため、対象の企業ではリース取引の会計処理を抜本的に見直す必要があります。
こうした背景を受け、Contract Oneでは、AIが契約書の条文を読み取りリース判定業務を支援する機能を提供しています(※1)。
早い企業では適用開始まで7カ月に迫る中、新リース会計基準への対応状況や課題の実態を把握するため、本調査を実施しました。なお、本調査の対象者は「新リース会計基準対応が必要な企業に所属」し、かつ「新リース会計基準を知っている」と回答した方のうち、対象職種に該当する方です。
■調査結果サマリー
・新リース会計基準への対応、「完了」はわずか15.5%
・取り組み最多は「監査法人・専門家への相談」57.9%。社外知見に頼る動きが目立つ
・課題認識トップは「どの契約がリースに該当するかの判断」44.5%。職種別では経理部門が最多51.3%
・対象契約を「すべて把握できている」企業はわずか12.5%。多くの企業が契約把握でつまずいている
・65.1%が、対応予算のめどが立っていない
■調査結果
・新リース会計基準への対応、「完了」はわずか15.5%
新リース会計基準への対応状況を聞くと、「対応を完了している」と回答したのは15.5%にとどまりました。一方で、「具体的な対応・システム構築を進めている」が29.5%、「方針の検討や、対象となるリースの洗い出し・影響評価を行っている」が26.2%となり、合計55.7%が対応を進めていることが分かりました。また、「これから情報収集や検討を開始する予定である」は10.9%となり、今後対応を本格化させる企業も一定数存在することがうかがえます。

・取り組み最多は「監査法人・専門家への相談」57.9%。社外知見に頼る動きが目立つ
以降、対応がすでに完了・進行中の企業(n=321)を対象に見ていきます。取り組んでいることを尋ねたところ、「監査法人や専門家との相談」が最多の57.9%、続く「セミナーや研修などで情報収集」が45.8%となり、多くの企業で社外の知見を取り入れながら対応を進めていることが分かります。その後は具体的な作業フェーズの項目が並びました。中でも「契約書の洗い出しと確認作業」が42.4%となり、続く「システム導入を検討または実施」30.8%を11.6ポイント上回りました。新リース会計基準の対応では、自社にどれだけリース取引が存在するかを把握する必要があるため、企業の多くがまさに確認作業を行っている段階にあることが分かります。

・課題認識トップは「どの契約がリースに該当するかの判断」44.5%。職種別では経理部門が最多51.3%
対応を進める上で課題に感じている点を尋ねたところ、「どの契約が『リース』に該当するかの判断」が44.5%で最多となりました。前問の具体的な対応内容で、作業フェーズの項目として「契約書の洗い出しと確認作業」が最も多く42.4%でしたが、その裏付けともいえる結果となりました。続いて「新基準に基づく会計処理」36.1%、「契約書の収集」25.2%となりました。
また、最多課題である「どの契約が『リース』に該当するかの判断」を職種別に見ると、経理・財務・会計では51.3%が課題と回答したのに対し法務は33.3%にとどまり、18ポイントの差が生じました(総務30.9%、経営企画42.9%、購買12.5%)。契約管理が法務部門であっても、それが会計上リースに該当するかどうかの判断は経理部門に負担が偏り、部門ごとの認識ギャップがあることがうかがえます。

・対象契約を「すべて把握できている」企業はわずか12.5%。多くの企業が契約把握でつまずいている
リースに該当する可能性がある契約について把握状況を尋ねたところ、「すべて把握できている」と回答したのは12.5%にとどまりました。一方で、「おおよそ把握できている(8割以上)」も58.9%と半数以上を占めたものの、「半分程度しか把握できていない」は17.4%、「ほとんど把握できていない」は8.4%、「まったく把握できていない」は2.8%となり、多くの企業が契約把握でつまずいている実態が浮き彫りになりました。

・65.1%が、対応予算のめどが立っていない
続いて対応予算の確保状況について尋ねました。「確保している(または検討中)」と回答したのは34.9%でした。一方で、「決まっていない」21.2%、「確保していない」23.7%、「わからない」20.2%を合わせた計65.1%は、予算のめどが立っていないことが分かりました。対応に動き出している企業でも約3社に2社は予算の裏付けが十分ではない状況が見えます。なお、予算を「確保している(または検討中)」企業(n=112)の予算額では「1000万円以上」が最多の34.8%でした。

■Sansan株式会社 執行役員 Contract One事業部 事業部長 尾花 政篤のコメント
新リース会計基準への対応は、社内に点在する契約を漏れなく把握し、「どの契約がリースに該当するか」を一定の基準で判定していくことが出発点になります。今回の調査でも最も多く挙げられた課題は「リース該当性の判断」で、該当する可能性がある契約を全件把握できている企業は12.5%にとどまりました。契約の管理は法務・総務・購買など複数部門にまたがることが多く、部門横断で必要な情報をすぐに参照できる環境がないと、確認・判定の負担が一部の部門に集中しやすくなります。加えて、対応予算のめどが立っていない企業は6割を超えており、適用開始が近づくほど短期間での対応を迫られる懸念があります。
当社が展開する契約AXサービス「Contract One」は、紙・電子を問わず契約書を一元管理し、部門をまたいで担当者が必要な契約書をすぐに検索・参照できる契約データベースを構築します。さらにAIが契約書の条文を読み取り、リース判定に必要な観点を抽出・整理する機能を搭載しています。新リース会計基準対応にかかる業務負荷を下げ、よりスムーズな対応を可能にします。今後もContract Oneは、新リース会計基準への対応を含め、企業の契約書にかかわる業務負荷を軽減できるよう支援を続けてまいります。
■調査概要
調査名:新リース会計基準に関する意識調査
調査方法:インターネット調査
調査地域:全国
調査対象:新リース会計基準の対象企業に勤める経理・財務・会計/総務/法務/経営企画/購買のいずれかの職種であり、かつ新リース会計基準を認知している451名
調査期間:2026年6月26日~2026年7月2日
調査企画:Sansan株式会社
補 足:本調査結果において、比率は小数点以下第2位を四捨五入しているため、必ずしも合計した数字が100%にならない場合があります。
※1:Sansan株式会社「Contract One、新リース会計基準に対応する新機能を提供。AIが契約書を読み取り、リースの判定業務を支援」(2026年8月6日発表)
https://jp.corp-sansan.com/news/2026/0806.html
(以上)
■契約データベースが、利益を守る「Contract One」
Contract One(コントラクトワン)は、Sansan株式会社が提供する契約AXサービスです。紙や電子といった形式を問わず、あらゆる契約書を一元管理。自社開発のAIとオペレーター補正を組み合わせて、正確にデータを抽出し、契約書同士の関係性を自動でひも付けて、人もAIも使いやすい契約データベースを構築します。取引の全体像や変遷を可視化し、契約条件のコントロールを可能にすることで、企業の利益を守ります。
■Sansan株式会社 会社概要
「出会いからイノベーションを生み出す」をミッションとして掲げ、働き方を変えるAXサービスを提供しています。主なサービスとして、営業AXサービス「Sansan」や名刺アプリ「Eight」、経理AXサービス「Bill One」、契約AXサービス「Contract One」、データクオリティマネジメント「Sansan Data Intelligence」を国内外で提供しています。
設立:2007年6月11日
URL:https://jp.corp-sansan.com/
所在地:〒150-6228 東京都渋谷区桜丘町1-1 渋谷サクラステージ 28F
資本金:73億58百万円(2026年5月31日時点)
事業内容:働き方を変えるAXサービスの企画・開発・販売
Sansan https://jp.sansan.com/
Eight https://8card.net/
Bill One https://bill-one.com/
Contract One https://contract-one.com/
Sansan Data Intelligence https://jp.sansan.com/sansan-data-intelligence/
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