AGS株式会社がEASY to COBOL変換でオープン化に向けた第一歩を実現 将来の脱メインフレームを見据え大量のEASY資産をツール変換
【背景と課題】
りそなホールディングスの前身である協和銀行および埼玉銀行の経営統合の際に誕生したAGSは、情報サービス会社として、銀行をはじめ一般企業や自治体に向けて、システムコンサルティングからアウトソーシングなどのサービスを提供しています。
AGSの「保険業務管理システム」は、保険契約の受付や変更、保険料の回収、保険金/給付金の請求受付/支払いといった保険業務の基幹を担うシステムです。システムの歴史は古く、1980年代に最初のシステムが構築されたのち、1999年の刷新を経て現在まで運用を続けてきました。このシステムの中心となる国内メーカーのメインフレームが、2030年度で製造/販売を終了すると発表されたことを受け、AGSは当該メインフレームのオープン化を検討していました。しかしシステムのプログラム資産には簡易言語であるEASYによって記述されたものも多数あり、オープン環境への移行が容易ではありませんでした。
AGSは将来のオープン化を見据え、まずは現行のメインフレーム上でEASYをCOBOLにマイグレーションすることとして、内製での対応やオフショア開発ベンダーへの委託、マイグレーションサービスの利用など、複数の方法を検討した結果、キヤノンITソリューションズのマイグレーションサービスの採用を決定しました。
【キヤノンITS選定のポイント】
●EASY資産のマイグレーションに関する実績
豊富なマイグレーション実績、体制、提案力での優位性。
●高品質なツールを用いた精度の高い変換
複数案件で実績を積み重ねた変換ツールによる、高い基本変換品質。
●個別要件に対応可能なツールカスタマイズの柔軟性
EASY資産を預かり、記述の傾向を分析。AGSの記述特性に合わせたツールカスタマイズを実施することで、手修正することなく本番環境へ適用可能なCOBOLを提供。
【成果】
徹底したツール変換により、手修正することなく高品質なCOBOLへの変換を実現し、計画どおりの期間でプロジェクトを完遂しました。メインフレーム上の資産をCOBOLに統一することで、ライセンス費用の低減にも貢献。将来のオープン化に向け、大きな一歩を踏み出せました。
【今後の展開】
キヤノンITSは、これまで30年以上にわたりマイグレーションを提供してきた実績をもとに、AGSの企業理念である「お客さまとともに未来を創造し、IT で夢のある社会づくりに貢献する」に共感し、AGSの課題やめざす姿の把握から具体的な施策の策定まで「共想共創」で、お客さまの発展のために共に歩み、お客さまとともに社会課題の解決に貢献してまいります。
※AGSの事例詳細は以下よりご覧いただけます。
https://www.canon-its.co.jp/case/detail/migration_11.html
<マイグレーション(モダナイゼーション)>
キヤノンITSのマイグレーションは、リホスト方式によるマイグレーションサービスです。精度の高い変換ツールによるストレートコンバージョンは、ブラックボックス化した資産をそのまま、かつ、安心/安全にオープン化を実現します。徹底したツール化によるストレートコンバージョンは、手修正がほとんどなく、資産凍結の期間が非常に短く、テスト工数の大幅削減が可能です。
・第4世代言語/プリコンパイル言語からのマイグレーション
https://www.canon-its.co.jp/products/idl_conversion/
・マイグレーション(モダナイゼーション)
https://www.canon-its.co.jp/solution/migration/
※記載されている製品/サービス名称、社名、ロゴマークなどは該当する各社の商標または登録商標です。
●一般の方のお問い合わせ先:マイグレーション担当 https://reg.canon-its.co.jp/public/application/add/463
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