五木寛之さんが語る、まだ知らない自分との出会い。『人生のレシピ 異国文化の楽しみ方・味わい方』4月10日発売!
人生百年時代を豊かにする必読ガイド、第8弾!
NHK「ラジオ深夜便」の語りから選り抜いたエピソードから、人生を彩り豊かなものにするためのヒントを得る――。累計15万部を超えた作家・五木寛之さんによる「人生のレシピ」シリーズ。その最新刊となる『人生のレシピ 異国文化の楽しみ方・味わい方』が4月10日に発売されます。
今回のテーマは「異国文化」。
「異国の歴史や伝統に触れる。それは、知らない自分との出会いです。」
居場所を定めないデラシネ(根無し草)人生を送るなかで見聞きした、さまざまな土地の景観や音楽が、自分の人生を彩り豊かなものにしたと語る五木さん。「晩年を過ごすのはスウェーデンかフィンランドか、やっぱりラテン系の国でのんびり過ごすのもいいな。そんなことを思っているこのごろです」。91歳になった「生き方の先輩」が贈る、人生百年時代を豊かにする必読ガイド、第8弾!
内容
【「はじめに」より抜粋】
年月を経て、いまや九十一歳。振り返ってみれば、国内、国外、ずっと旅から旅への人生だったような気がします。
そんな日々の中で、ふと思い出す風景があります。それはブッダの足跡をたどってインドを旅したときの記憶です。時が経って、数々の旅のディテールが次第に薄らいでいく中で、そのインド旅行の印象だけは、鮮明に心に焼き付いています。
「インドには、呼ばれる人と呼ばれない人がいるのよ」と、故・瀬戸内寂聴さんはおっしゃっておられました。
もう何十年も昔のこと。その年、私は出版社の仕事でインドを訪れることになりました。ブッダが最晩年にガンジス川のあたりを旅したことは、よく知られています。数人の弟子たちとともに、徒歩で歩き続けた旅。ブッダはその途中で、体調を崩し、山林の中で死を迎えます。その足跡の一部をたどってみようという企画でしたが、それから数十年を経て、そのときのいくつかのシーンが幻のように浮かび上がってきます。その一つが、ガンジスの水は青かったという変わった印象です。―――
シリーズ第1弾から今回の最新作まで、
特別抜粋記事を「NHK出版デジタルマガジン」で公開中
【目次】
第1章 才能を引き寄せるパリ――フランス
第2章 成熟した大人の国――スペイン、ポルトガル
第3章 個人が行動に責任を持つ国――イタリア
第4章 自由に生きるために――ギリシャ
第5章 北欧三か国の思い出――フィンランド、スウェーデン、ノルウェー
第6章 それぞれの個性が際立つ南米――チリ、ブラジル、アルゼンチン
著者紹介
五木寛之(いつき・ひろゆき)
1932年、福岡県生まれ。朝鮮半島で幼少期を送り、引き揚げ後、52年に上京して早稲田大学文学部露文科に入学。57年に中退後、編集者、ルポライターなどを経て、66年『さらばモスクワ愚連隊』で小説現代新人賞、67年『蒼ざめた馬を見よ』で直木賞、76年『青春の門 筑豊篇』ほかで吉川英治文学賞、2010年『親鸞』で毎日出版文化賞特別賞など受賞多数。ほかの代表作に『風の王国』『大河の一滴』『蓮如』『下山の思想』『百寺巡礼』『生きるヒント』『孤独のすすめ』など。日本芸術院会員。
商品情報
書名:人生のレシピ 異国文化の楽しみ方・味わい方
著者:五木寛之
出版社:NHK出版
発売日:2024年4月10日
定価:935円(税込)
判型:A5判並製
ページ数:112ページ
ISBN:978-4-14-407312-0
URL→https://www.nhk-book.co.jp/detail/000064073122024.html
Amazon→https://www.amazon.co.jp/dp/4144073122
楽天ブックス→https://books.rakuten.co.jp/rb/17800884/
「人生のレシピ」シリーズ
下記「人生のレシピ」シリーズが、全国の書店で展開中です。
詳細や特別公開記事は、下記の「NHK出版デジタルマガジン」でお読みいただけます。
Vol.1『人生百年時代の歩き方』
Vol.2『孤独を越える生き方』
Vol.3『健やかな体の作り方』
Vol.4『疲れた心の癒し方』
Vol.5『幸せになる聞き方・話し方』
Vol.6『新しい自分の見つけ方』
Vol.7『本を友とする生き方』
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