『WIRED』日本版 最新号 VOL.45「AS A TOOL:気候危機を生き抜くツールカタログ」刊行記念イベント開催決定!
『WIRED』日本版は、6月13日(月)に最新号「AS A TOOL」を発売いたしました。1968年に刊行された『WHOLE EARTH CATALOG』の思想的な背景を受け継ぎながら、いまの時代にふさわしいカタログへとアップデートを試みました。キーワードは「気候変動」と「サバイバル」。これからの世界を見通しながら、そこで必要となる道具やガジェット、革新的なアイデアや、揺るぎない先人の知恵を集めた一冊になっています。
その刊行にあわせて、各書店と「WIRED SZメンバーシップ<https://wired.jp/membership/about/>」の人気プログラムである「Thursday Editor’s Lounge <https://wired.jp/membership/theme/thursday-editors-lounge/>」のコラボ企画というかたちで、オンラインのトークイベントを開催いたします。SZメンバーシップの会員登録を完了された方は、毎週木曜に実施している本イベントを無料でオンライン視聴できます。
【イベント概要】
(1)6月16日(木)19:30〜21:00
微生物多様性から再考する、都市の未来
雑誌『WIRED』日本版VOL.45「AS A TOOL」刊行記念イベント(CITY as a TOOL編)
ゲスト:伊藤光平(BIOTA代表)
Webとインターネット、衣食住のシステムと都市のデザイン、さらにはSFによる未来への想像力まで、気候危機の時代をサバイブするためのツールをカタログのかたちで提示する雑誌『WIRED』日本版最新号「AS A TOOL」特集。なかでも都市を人類がつくりだしたツールとして読み替える視座は、気候変動や感染症に強いレジリエントな都市の必要性とその可能性を新たな視点で再考する契機となるはずだ。現在、日本科学未来館の常設展示「セカイは微生物に満ちている」の監修兼ビジョナリーを務め、微生物多様性を高める都市デザインの事業を運営するBIOTA代表の伊藤光平をゲストに迎え、微生物との共生から見出される都市デザインの新潮流を探る。
*本イベントは、青山ブックセンター本店とのコラボ企画です。
*詳細はこちら:
https://aoyamabc.jp/products/6-16-wired-vol-45talkevent
https://wired.jp/membership/2022/06/09/thursday-editors-lounge73/
(2)6月23日(木)19:00〜20:30
極地旅行家・角幡唯介に学ぶ、裸の大地とツールの技法
雑誌『WIRED』日本版VOL.45「AS A TOOL」刊行記念イベント(NATURE as a TOOL編)
ゲスト:角幡唯介(極地旅行家、作家)
「気候危機を生き抜くツールカタログ」を標榜する雑誌『WIRED』日本版最新号「AS A TOOL」特集。だが、変貌する気候と激甚化する自然災害を眼前にサバイバルの何たるかを知りたければ、まずはこの男に訊くのが最良のはずだ。80日間にわたる北極圏の探検を名著『極夜行』に著し、2019年からは毎年グリーンランド北部で2カ月近くの長期狩猟漂泊行を継続している極地旅行家で作家の角幡唯介をゲストに迎え、極地環境で手にしたサバイバル戦略、思考法と知恵、そしてツールを選び、使いこなすための技法を訊く。
*本イベントは、代官山 蔦屋書店とのコラボ企画です。
*詳細はこちら:https://peatix.com/event/3267180
(3)6月30日(木)19:30〜21:00
『WHOLE EARTH CATALOG』入門:ツールを編むという行為をめぐって
雑誌『WIRED』日本版VOL.45「AS A TOOL」刊行記念イベント(CATALOG as a TOOL編)
ゲスト:尾崎正和(CATALOG&BOOKs代表)
地球と自然、人間、そしてテクノロジーを全球的(ホールアース)な視座で捉えた60年代のカウンターカルチャー誌『WHOLE EARTH CATALOG(WEC)』がいま再刊されるとすれば、そこにはどんなツールが紹介されているだろうか?そんな大胆な問いから始まったのが、雑誌『WIRED』日本版最新号の「AS A TOOL」特集だ。サブタイトル「気候危機を生き抜くツールカタログ」にあるように、ツールを編み、カタログとして並べることは、時代の核心を捉えライフスタイルに変革を迫る行為にほかならない。今回、ホールアースカタログ専門店「CATALOG&BOOKs」代表の尾崎正和をゲストに迎え、「Access to Tools(ツールへのアクセス)」による個人のエンパワーメントを目指したWECの真髄とその現代的射程を問う。
*本イベントは、文喫とのコラボ企画です。
*詳細はこちら:https://matsushimamichiakitentyou.peatix.com
(4)7月7日(木)19:00〜20:30
NFT村民がつくるDAO×ネイバーフッドの未来
雑誌『WIRED』日本版VOL.45「AS A TOOL」刊行記念イベント(DAO as a TOOL編)
林篤志(社会彫刻家)×松島倫明(『WIRED』日本版 編集長)×伊藤直樹(『WIRED』日本版 クリエイティブディレクター)
NFTアートの購入者たちが「デジタル村民」となりDAO(分散型自立組織)を使って“限界集落”の自治に参加する──日本においてWeb3の仕組みをいち早く取り入れ、地方自治と民主主義をアップデートする試みとしていま注目されているのが、新潟県の山古志住民会議が始めた山古志NFTプロジェクトだ。『WIRED』の「Web3」特集号でも紹介したこのプロジェクトのアドバイザーを務めた社会彫刻家の林篤志をゲストに、山古志DAOのリアルな実践報告と、林が手がける今後のプロジェクトの展望を訊く。そこには、Web3が実際のところ、現代社会の何を変革していくかのヒントが隠されているはずだ。迎えるは、徳島県に開校予定の神山まるごと高専でカリキュラムディレクターも務める『WIRED』日本版クリエイティブディレクター伊藤直樹、そして編集長の松島倫明。『WIRED』最新号「AS A TOOL」特集が掲げる自律分散型のライフスタイルを実践するためのツール(DAO as a TOOL)の神髄に3人で迫る。
*本イベントは、SPBS TORANOMONとARCHインキュベーションセンター、「WIRED SZメンバーシップ」の人気プログラム「Thursday Editor's Lounge」とのコラボ企画です。
*詳細はこちら:https://spbstoranomon20220707.peatix.com
【Thursday Editor’s Lounge】
Web3とメタバース、都市と気候危機、カルチャーからウェルビーイングまで
第一線で活躍する登壇ゲスト50人超のアーカイブ音声記事をいつでも視聴可能
『WIRED』日本版の好評サブスクリプションサービス「SZメンバーシップ」では、毎日配信の限定コンテンツに加え、毎週木曜日に編集部がいまいちばん会いたいゲストを迎え、気になるテーマやトピックスを訊くオンライントークイベントを開催中(SZ会員メンバーは無料/一般視聴は有料)。参加者からのリアルタイムでの質問も大歓迎! 木曜の夜は、編集部とともに未来に向けた熱い議論を繰り拡げよう!
過去のイベントはこちら:
https://wired.jp/membership/theme/thursday-editors-lounge/
SZメンバーシップと1週間無料トライアルについて:
https://wired.jp/membership/about/
SZメンバーシップに関するお問い合わせはこちら:
membership@condenast.jp
【『WIRED』日本版 VOL.45 特集概要】
総力特集したこの最新カタログで紹介する全180のツールには、『WIRED』日本版が考える2020年代の思想とライフスタイルが凝縮されている。カテゴリーは4つ。一人ひとりが自律的に生きるための「ノマディクス/遊牧」、その先にオフグリッドを前提とした住まい方を標榜する「シェルター」、他者とのつながりを取り戻す「コミュニケーション」、そして、全球的なシステムにアクセスするための「ウィズダム/知恵」。あらゆる可能性をツールへと読み替える「カタログ」という名の冒険へようこそ!
ヴィヴィアン・サッセン、フィリップ・ワイズベッカー、ジェイソン・エヴァンス、ザリア・フォーマン、ケヴィン・ケリー、マーク・フラウエンフェルダー、クラウディア・ドーソン、夏目 彰、ミーガン・ハイン、阿部仁史、長﨑 陸、小川秀明、山戸ユカ、サマー・ミショー = スコーグ、片野晃輔、高橋祥子、斉藤賢爾、小澤いぶき、久保田晃弘、三上直之、野尻抱介、大童澄瞳、柞刈湯葉、劉 慈欣、水野祐、豊田啓介、倉田哲郎、川田十夢ほかが登場。
https://wired.jp/magazine/vol_45/
CONTENTS
・EDITOR’S LETTER/「as a Tool」という生存戦略
・TOOLS for LIFE/4人のアーティストと道具
決して珍しいわけではないはずだ。むしろどこかで見たような。それでもなお見入ってしまうのはなぜか。アートというフォームが捉えた道具。または道具が生み出したアート。その連なりから、わたしたちが何かを得ることができるとしたら。
・COOL TOOLS/これは可能性が並べられたカタログだ
『COOL TOOLS』というブログをもしご存じなら、あなたの生活は日々新たな発見に溢れていることだろう。人類はこれまで、新しく“クール”なツールを手にすることで時代を更新してきた。ならばいまあらためて問うてみたい。わたしたちにとってツールを選ぶことは何を意味するのか? なぜ人類にはまだ道具が必要なのか? 「ツールの存在証明」を3人の選者に訊く。
・NOMADICS
都市、制度、エコシステム。既存のプラットフォームが立ちいかなくなったときに、わたしたちのサバイバルは始まる。あるいは先史時代のような遊動的な暮らしになるかもしれない。個人あるいは少人数の暮らしを支え、拡張するためのツール。
・SHELTER
ノマディックな暮らしから、新たな定住生活へとイマジネーションを拡げてみよう。居住空間やエネルギー源だけでなく、心地よい暮らしのためのソフトが必要になりそうだ。土地に対する新たな視点は、新しい都市のコンセプトへとつながっていく。
・COMMUNICATIONS
定住は新たなコミュニティの成立へとつながっていくだろうか。そのためには、よりよいコミュニケーションが欠かせない。情報をやりとりする通信手段はもちろん、感情や身体性も含めた、人間としてのつながりを確かなものにするツールが必要だ。
・WISDOM
「変化する自然環境に対し、人類が適応するためには何が必要ですか?」。そんな問いに対して選りすぐりの識者が回答してくれた、気候危機をサバイブするための知恵とアイデア、そして世界を全体システムとして捉えるための技法を一挙紹介!
・HAVE A NICE SHUMATSU!/終末ピクニック
今後30年の間に「地球規模の危機」が起こるとしたら、それはどんな危機なのか? その危機を生き延びるために、あなたはバックパックの中に何を詰めますか? 思弁性と実用性が入り交じるそんな問いを、SF作家の野尻抱介、柞刈湯葉、劉慈欣、そしてマンガ家の大童澄瞳に投げかけた。いかなる道具を携え、4人は終末に抗うのか?
・METHOD/よりよく生き抜くための、道具と知恵
環境破壊による気候変動と災害を防ぐため、あるいは防げなかった“そのとき”のため、われわれには「最少の資源で、最大の効果を得る」ことができる、持続可能な道具と知恵が必要だ。
・FETISH/生活に未来を実装せよ
心地よさと持続性はトレードオフではないはずだ。むしろ心からくつろぐためにも、より視野の広い優しさが身の回りのアイテムにもほしい。氷河が溶けきる前に、生活の道具を更新しなければならない。
・NEW TRUST, NEW SOCIAL CONTRACT/水野祐が考える新しい社会契約
〔あるいはそれに代わる何か〕
第10回 気候変動と「法」のコンビビアリティ
法律や契約とは一見、何の関係もないように思える個別の事象から「社会契約」あるいはそのオルタナティブを思索する、法律家・水野祐による連載。「法」をコンビビアルなツールとして捉え、「EUグリーンディール」を中心とした気候変動への対策あるいは適応のアプローチを論じる。
・すすめ!! VIRTUAL CITIES Inc.(仮)
豊田啓介×倉田哲郎
第8回 メタバースの定義
モノと情報が重なる“共有基盤=コモングラウンド”の可能性を追求する建築家・豊田啓介と、大阪府箕面市の市長を3期にわたり務めた倉田哲郎。この両名が、日本のスマートシティ戦略にもの申すべく張った「共同戦線」に密着する集中連載の第8弾!
・Way Passed Future/川田十夢の「とっくの未来」
第22回 汗とお金とクリプトアート
文学が記述した「ジャンル分けされる前の未来」の痕跡を見いだし「いま」と接続することで、文学とテクノロジーを新たなパースペクティブで捉える本連載。今回のテーマはNFT。何をノン・ファンジブルなトークン領域に書き込むか。いまあらためて押さえておきたい心得を、3つの文章からひもとく。
■WIRED(ワイアード)
1993年に米国で創刊し、現在6カ国/地域で展開する、世界で最も影響力のあるテックカルチャーメディア『WIRED』の日本版として、1994年にスタート(2011年からコンデナスト・ジャパンより)。現在、雑誌(年4回)、ウェブサイト、サブスクリプションサービス「SZ メンバーシップ」、イベント/カンファレンス、コンサルティングサービス「WIRED Sci-Fi プロトタイピング研究所」などを展開する。『WIRED』日本版は、テクノロジーの進化を通して、ライフスタイルからビジネス、カルチャー、エンターテインメントまで、その明確な未来へのインサイトを人々に提示し、イノベイターたちをインスパイアするメディアです。
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