ロボットエンドエフェクタの市場規模、2026年に44億米ドル到達予測

GII

株式会社グローバルインフォメーションは、市場調査レポート「ロボットエンドエフェクターの世界市場・COVID-19の影響 (~2026年):タイプ (電気グリッパー・真空カップ・ツールチェンジャー)・ロボットタイプ・用途 (ハンドリング・組み立て・加工)・産業 (食品&飲料・Eコマース)・地域別」(MarketsandMarkets)の販売を9月21日より開始いたしました。

【 当レポートの詳細目次 】
https://www.gii.co.jp/report/mama1016551-robot-end-effector-market-covid-impact-analysis-by.html


ロボットエンドエフェクタの市場規模は、2021年の19億米ドルからCAGR18.8%で成長し、2026年には44億米ドルに達すると予測されています。同市場は、設計変更に伴う費用対効果を考慮したモジュラー型エンドエフェクタの需要の拡大、インダストリー4.0などの産業の自動化の推進による重工業および非重工業での協働ロボットの採用、COVID-19の影響を軽減するための政府や官民企業による取り組みなどの推進要因により、成長の可能性を秘めています。





COVID-19がロボットエンドエフェクタ市場に与える影響

COVID-19のパンデミックの出現は、今や世界的な問題となっており、ロボットエンドエフェクタ市場にも影響を与えています。ほとんどのロボットエンドエフェクタメーカーがこの危機の影響を受けており、中期的な影響が予想されています。これは主に、アジア太平洋地域、欧州、北米、南米、その他の国で、自動車会社、電気・電子機器製造業、金属・機械産業の操業が一時的に停止したことによるものです。その結果、市場のプレーヤーの売上高の減少が報告されています。

例えば、ABB(スイス)のロボティクス&ディスクリートオートメーション部門の2020年第2四半期の売上高は、COVID-19の影響もあって、前年同期比で26%減少しました。しかし、2020年第3四半期は、2019年同期比で3%の減少にとどまり、状況は改善しました。また、2020年3月には、SEAT(スペイン)、Ford(米国)、日産(日本)などの自動車会社が、従業員保護や政府の勧告に従うよう各組合からの圧力が高まったため、スペイン国内の工場での生産を停止しました。スペインは欧州第2位の自動車生産国であり、自動化が進んでいることから、工場の操業停止はエンドエフェクタ市場に影響を与えました。


牽引要因:ロボットの利点による採用の増加

変化の激しい産業界では、協調型エンドエフェクタの需要が高まっており、消費財産業のパッケージング部門を中心に見受けられます。パッケージングの形状、サイズ、表面、または重量が常に変化しています。協働ロボット(コボット)は、自律的に動作する一般的な産業用ロボットとは対照的に、共有された作業空間で人間と一緒に作業するように設計されたシステムです。1994年に始まった比較的新しい概念で、実際に使用されるようになったのはここ10年のことです。協働ロボット市場は、自動車、電気・電子産業から医薬品・化粧品、食品・飲料産業まで、あらゆる主要産業で存在感を示し、2021年から2026年の間に42.8%の高いCAGRを記録すると予想されています。この技術を何らかの形で開発・販売している企業は約42社あります。

欧州では、政府がインダストリー4.0などの産業の自動化を強力に推進していることから、市場シェアの大半をこの協働ロボットが占めると推定されています。このロボットは、ピックアンドプレース、ビンピッキング、組み立て、研磨、バリ取り、機械の手入れ、接着、ディスペンシング、およびパッケージングなど、さまざまな作業を行うことができます。製造業やマテハンの分野では、あらゆる業界の現場作業者を支援することが求められており、そのために協働ロボットの開発や導入が必要とされています。


【 無料サンプル 】
当レポートの無料サンプルは、こちらからお申し込みいただけます。
https://www.gii.co.jp/report/mama1016551-robot-end-effector-market-covid-impact-analysis-by.html

【本件に関するお問合せ先】
販売代理店 株式会社グローバルインフォメーション
TEL:044-952-0102(9:00-18:00 土日・祝日を除く)
E-mail:dbm@gii.co.jp
URL:https://www.gii.co.jp

【株式会社グローバルインフォメーション 会社概要】
1995年の創立以来、海外市場調査レポートの販売を通じて企業のグローバル展開を支援しています。世界6カ国に拠点を持ち、海外の提携調査会社250社以上が発行する調査資料約10万点をワンストップでご提供。市場情報販売のグローバル・リーディングカンパニーを目指し、企業ならびに社会の発展に寄与すべく、お客様にとって真に価値ある情報をお届けしています。

創立:1995年
所在地:215-0004 神奈川県川崎市麻生区万福寺1-2-3 アーシスビル7F
事業内容:市場調査レポート/年間契約型情報サービスの販売、委託調査の受託、国際会議/展示会の代理販売
市場調査レポート/年間契約型情報サービス:https://www.gii.co.jp
委託調査:https://www.gii.co.jp/custom_research/
国際会議/展示会:https://www.giievent.jp/partnering.shtml

 

このプレスリリースには、メディア関係者向けの情報があります

メディアユーザー登録を行うと、企業担当者の連絡先や、イベント・記者会見の情報など様々な特記情報を閲覧できます。※内容はプレスリリースにより異なります。

すべての画像


会社概要

URL
https://corporate.gii.co.jp/corporate/
業種
サービス業
本社所在地
神奈川県川崎市麻生区万福寺1-2-3 アーシスビル7F
電話番号
044-952-0102
代表者名
樋口 荘祐
上場
東証スタンダード
資本金
1億7155万円
設立
1995年01月