ヤマハ(株)掛川工場で1.4MW太陽光発電設備を稼働 年間約600トンのCO₂排出削減を実現
ヤマハ株式会社は、主にアコースティックピアノを生産する掛川工場(静岡県掛川市)に1.4MWの大規模な太陽光発電設備を導入し、本年11月より稼働を開始しましたのでお知らせします。
当該発電設備は工場の屋根および駐車場に設置しました。年間の発電量は約1,600MWhを想定しており、同工場で使用する電力の約9%に相当します。また、これにより年間約600トンのCO₂排出削減を見込んでいます。なお、今回の設備導入は、株式会社シーエナジー(中部電力グループ)のオンサイトPPA方式(※1)を採用しています。
当社グループの中長期的な温室効果ガス削減目標は、国際的な環境団体であるSBTイニシアチブ(※2)から認定されており、この削減目標を達成すべく、再生可能エネルギーの積極導入、エネルギー高効率設備導入、省電力製品開発、物流合理化等の取り組みを進めています。さらに、社長を委員長とする「サステナビリティ委員会」およびその下部組織である「気候変動部会」にて、気候変動に関する全社的な議論、取り組みを加速させています。
今回の当工場での太陽光発電設備導入はこれらの取り組みの一環であるとともに、全世界的なカーボンニュートラル実現に向けた取り組みとも合致するものです。今後も引き続き、海外拠点を含めた当社グループ全体で気候変動への対応を積極的に推進してまいります。
※1: PPAはPower Purchase Agreementの略。発電事業者の資産として再エネ発電設備を設置し、発電した電力の売買契約を締結するもの。
※2: SBTはScience Based Targetsの略。パリ協定目標達成に向け、科学的根拠に基づいた温室効果ガスの削減目標設定を促し、その目標の評価や承認を行うイニシアチブ。環境情報の開示に関する国際NGOであるCDP、国連グローバル・コンパクト、WRI(世界資源研究所)、WWF(世界自然保護基金)の4団体が共同で2015年に設立。
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