新人作家のデビュー青春小説、刊行前に異例の海外翻訳決定! 韓国出版社・素美メディア編集長、キム・ジユンギユン氏よりコメント到着!【宮島未奈『成瀬は天下を取りにいく』(3/17発売)】

株式会社新潮社

『成瀬は天下を取りにいく』(3/17発売)は2021年第20回R-18文学賞を史上初のトリプル受賞(大賞、読者賞、友近賞)した「ありがとう西武大津店」を含む宮島未奈氏のデビュー作です。ゲラの段階で各界から絶賛の声が続々と集まり、プルーフには12人もの著名人推薦コメントが踊る異例づくしの青春小説です!
2021年、新潮社主催の新人賞、第20回「女による女のためのR-18文学賞」で史上初の三冠(大賞、読者賞、友近賞)を獲得した、宮島未奈氏の「ありがとう西武大津店」。選考委員の三浦しをんさん、辻村深月さん、友近さんから大絶賛され、業界内でも話題を呼んだ受賞作を含む単行本『成瀬は天下を取りにいく』が、3月17日にいよいよ刊行となります。

カバーイラスト:ざしきわらしカバーイラスト:ざしきわらし

 

 デビュー作にもかかわらず出版前から大きな話題を呼んでいる本作の評判を聞きつけ、東野圭吾、住野よる、加藤シゲアキなどの翻訳を手がける韓国の出版社・素美メディアがいち早く反応、韓国での出版が決定しました。

デビュー作である青春小説に翻訳オファーが来ること自体が大変珍しいことです。
翻訳出版業界の市場シェア60%を占める国内最大の翻訳著作権仲介エージェントのタトル・モリエージェンシーの代表取締役社長の森健一氏も「欧米作品で刊行前に取引されることは多々ありますが、日本の作品、青春小説が刊行される前に取引されるのは漫画やアニメ原作以外はほぼ聞いたことありません。前例のないすごいことです」と太鼓判を押してくださいました。

 このたび『成瀬は天下を取りにいく』の韓国での翻訳出版を決めた素美メディア編集長のキム・ジユンギユン氏から届いたコメントを発表いたします。

◆ 素美メディア編集長のキム・ジユンギユン氏のコメント
 成瀬あかりという少女を取り巻く日常を素のままに表現した文体は国内のベストセラー小説とも雰囲気が似ており、韓国の読者にもアピールできると確信し、韓国版の翻訳を決めました。
この作品は平凡ではないある少女が様々なことに挑戦し、失敗しても折れずに前を向いていくストーリーであり、主人公の成瀬あかりは考え方も話し方も、いわゆる「普通の少女」とは一風違うキャラクターです。だからこそ成瀬が次は何をするのか期待が高まり、ページをめくる手を止めることができませんでした。

 ストーリー構成も素晴らしく、リーダビリティの高い文章力はデビュー作とは思えないほどの完成度だと思います。
たしかにどんでん返しがあるわけでも、あり得ないような設定の恋愛模様も描かれません。それなのに、コロナ禍を生きる10代の女子たちをこんなに面白く書けるものかと驚きました。
今回、宮島未奈氏のデビュー作『成瀬は天下を取りに行く』を韓国の読者に紹介できることになり、大変嬉しく思っていますし、韓国の読者もかならず、成瀬あかりのファンになることと思います。

                                                                               素美メディア編集長 キム・ジユンギユン

 

◆『成瀬は天下を取りにいく』内容紹介
「島崎、わたしはこの夏を西武に捧げようと思う」。2020年、中2の夏休みの始まりに、幼馴染の成瀬がまた変なことを言い出した。コロナ禍に閉店を控える西武大津店に毎日通い、中継に映るというのだが……。
M-1に挑戦したかと思えば、自身の髪で長期実験に取り組み、市民憲章は暗記して全うする。日々全力で我が道を突き進む成瀬から、きっと誰もが目を離せない。

発売前から超話題沸騰! 圧巻のデビュー作にして、いまだかつてない青春小説。

 
◆『成瀬は天下を取りにいく』推薦コメント

・三浦しをんさん
青春は琵琶湖の形をしている。真円ではないが広々として楽しく、切ないほどにきらめいているのだ。

・辻村深月さん
自分が人生のどこかで別れてきた「どこか」「何か」が共鳴する、いとおしい青春小説。

・友近さん
迷うことなく推せる小説。成瀬はこんなに面白いのに、業界人って見る目ないんやな! と思わず感情移入してしまった。

・東村アキコさん
甘酸っぱくもない、エモくもない、こんな女子中学生爆走物語を私は待ってました!!!

・Aマッソ・加納愛子さん
成瀬になりたくて、なれなかった。だから芸人になった。

・西川貴教さん
こんなにも『滋賀滋賀』してていいんですか? いいんですね? ありがとうございます!

・石田衣良さん
新しい滋賀小説の誕生! 成瀬はいい子だから、天下を取って、二百歳まで生きてほしい。

・柚木麻子さん
可能性に賭けなくていい。可能性を楽しむだけで人生はこんなにも豊かになるのか。

・南沢奈央さん
もうファンです! 私も成瀬あかり史の証人になりたい!

・村井理子さん
読めば景色が一変する。青い湖面が美しく光る大津港に、成瀬を探しに出かけたい。

・瀧井朝世さん
心してページをめくってください。成瀬の魅力に心臓を撃ち抜かれます。

 ・吉田大助さん
出会えたことが人生の奇跡。成瀬がそうだ。この本がそうだ。死ぬほど元気になれます。

 
◆著者紹介:宮島未奈
1983年静岡県富士市生まれ。滋賀県在住、京都大学文学部卒。2018年「二位の君」で代196回コバルト短編小説新人賞を受賞(宮島ムー名義)。2021年「ありがとう西武大津店」で第20回「女により女のためのR-18文学賞」大賞、読者賞、友近賞をトリプル受賞。同作を含め本書がデビュー作。

 ◆書籍データ
【タイトル】成瀬は天下を取りにいく
【著者名】宮島未奈
【発売日】2023年3月17日
【造本】四六判
【本体定価】1705円(税込)
【ISBN】978-4-10-354951-2
【URL】https://www.shinchosha.co.jp/book/354951/

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会社概要

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業種
情報通信
本社所在地
東京都新宿区矢来町71
電話番号
03-3266-5220
代表者名
佐藤隆信
上場
未上場
資本金
8000万円
設立
1896年07月