ドイツ発ジャズ/ヒップホップグループFerge X Fisherman（ファージXフィッシャーマン）日本人トランペッター黒田卓也も参加のニューアルバム『GOOD MOTHER』を3月22日リリース

The Orchard Japan

2024年3月22日 11時00分

photo by Leon Greiner

ジャジーなヒップホップサウンドで人気のFerge X Fisherrman（ファージXフィッシャーマン）が、ニューアルバム『GOOD MOTHER』を３月22日にリリース。ドイツ出身のビートメイカーFerge（ファージ）と、ラッパーFritz Fisherrman（フリッツ・フィッシャーマン）の2人組を中心に、４人組ジャズバンドNujakasha（ヌジャカシャ）がサポートする。４作目となるこのアルバムには、2022年の前作『Duality』に続いて、ニューヨークを拠点とする日本人トランペッターの黒田卓也がゲスト参加したナンバー「ADULTS」も収録される。

ニューアルバム『GOOD MOTHER』には、ゴスペル合唱団の美しい歌声、クラシック弦楽隊の演奏、ソウルフルなローズピアノ、ワウワウギターが鳴り響き、生ドラムとエレクトロニックドラムの音色がシームレスに融合する。エレガントで心地良く、70年代の映画のサウンドトラックようなムードに包まれている。

キャリアや人間関係、社会など、人生のさまざまな出来事の多様な変化に直面し、避けようのない感情をテーマとする本作。「LACE UP」では、人生の新たな門出に際して理想を失いたくないと歌われ、「SUPPOSED」では、無視されがちな性的不安を男性の視点から取り上げる。「SUMMER」から「FALL」へと描かれるのは、自信過剰な季節から、自己憐憫の季節へと移ろう変化。「ADULTS」では、元には戻せない恋愛関係の終わりが歌われる。

「ADULTS feat. Jerome Thomas, Takuya Kuroda (Visualizer)」

「ADULTS」にゲスト参加した黒田卓也は、以下のようにコメント。

「２度目となるコラボレーションのオファーをいただいて、とても嬉しかったです。めちゃめちゃクールなトラックだったので、気合いが入りました。みんなに聴いて欲しいです」

同曲でソウルフルな歌声を聴かせるのは、ロンドンを拠点とするR&BシンガーのJerome Thomas（ジェローム・トーマス）。黒田卓也の驚異的なトランペット演奏と、心地良いネオソウルなジェロームのヴォーカルが、温かく全身を包み込んでくれる。その他、アルバムには、アメリカ人ラッパーのMick Jenkins（ミック・ジェンキンス）、ドイツ人R&BシンガーのCeeopatra（シーオパトラ）らも参加。

Ferge X Fisherman（ファージXフィッシャーマン）プロフィール：

ラッパーのFritz FishermanとDJ/プロデューサーのFergeの2人により、地元ニュルンベルクで10代の頃から活動をスタート。2人のケミストリーは、瞬く間に周囲へと広がり、実力派４人組ジャズバンドNujakasha（ヌジャカシャ）を巻き込み、彼らのライブとスタジオセッションにおける不可欠な存在となる。両者の関係は、『Gone Fishing』（2018）以来、『Blinded By The Neon』（2020）、『Duality』（2022）へと発展し、６人のミュージシャンによる自身のレコードレーベルも設立。ビデオやグッズ制作などを、自分たちで手掛けている。

前作『Duality』には、Noah Slee　（ノア・スリー）、Black Milk（ブラック・ミルク）、黒田卓也、Hunter Rose（ハンター・ローズ）がゲスト参加。ニューアルバム『GOOD MOTHER』には、再び日本人トランペッターの黒田卓也が参加する他、イギリス人R&BシンガーのJerome Thomas（ジェローム・トーマス）、アメリカ人ラッパーのMick Jenkins（ミック・ジェンキンス）、ドイツ人R&BシンガーのCeeopatra（シーオパトラ）がフィーチャーされる。

リリース情報

Ferge X Fisherman（ファージXフィッシャーマン）

ニュー・アルバム『GOOD MOTHER』配信中

配信リンク：https://orcd.co/fxfgoodmother