ダスキン ターミニックス「宿泊先での害虫対策」に関する調査を実施
約8割がトコジラミを認知。そのうち半数が宿泊施設に泊まる際に意識をしているものの具体的な対策を取っている方は約2割に留まる。トコジラミの被害に遭わないために知っておきたい知識・対策は?
株式会社ダスキン(本社所在地:大阪府吹田市、代表取締役:大久保裕行)が展開する、ターミニックス事業(害虫獣の駆除と総合衛生管理)は、夏の旅行シーズンにあわせて、過去1年の間に宿泊施設に泊まったことがある全国20~60代の男女、1,013名を対象に「宿泊先での害虫対策」に関する調査を実施しました。
夏休みが近くなり、家族と遠方に出かけたり海外へ旅行したりする計画を立てている方も多いのではないでしょうか。しかし近年、宿泊施設やレジャー施設、入浴施設などで、『トコジラミ(別名「南京虫」)』の被害が増加しています。そこで今回、ダスキン ターミニックスでは過去1年の間に宿泊施設に泊まったことがある全国20~60代の男女を対象に「宿泊先での害虫対策」に関する調査を実施し、トコジラミの認知度や被害に遭った経験、対策についてどの程度認識できているかを調査しました。
■調査ハイライト
●価格の次に、清潔さを重視して宿泊先を選んでいることが判明
・宿泊先選びは、約8割は「価格」、約6割は「清潔さ」を重視。
●宿泊先で害虫に遭遇すると、施設への信用を失いかねない!?
・宿泊先に出てほしくない虫は、「ゴキブリ」が約8割、次いで「トコジラミ」が半数以上。
・害虫に遭遇すると約7割が「リラックスできない」、半数以上が「衛生面に不安を感じる」、
「二度と利用したくない」と宿泊先に対して否定的な印象を持つ。
●「トコジラミ」の認知度は高いが、宿泊先での自己予防対策は約2割しか実施されず。
・約8割はトコジラミという虫を「知っている」と回答。10人に1人は刺された経験が「ある」。
・トコジラミの隠れ場所は「カーペットや床の隙間」「ベッドの隙間」など、8割以上が「知っている」と回答。
・宿泊時に約半数がトコジラミを「意識する」と回答するものの、具体策の実施は約2割に留まる。
●約9割がトコジラミ対策を実施している宿泊施設に泊まりたいと回答。施設での対策が求められる。
・万が一被害にあったら「宿泊施設にクレームを言う」「二度と利用しない」が半数以上。
・約9割が「トコジラミ対策ができている宿泊施設に泊まりたい」と回答。施設での対策が不十分だと経済的な被害の可能性も。
■調査概要
【調査名】「宿泊先での害虫対策」に関する調査
【調査期間】2024年6月20日(木)~2024年6月21日(金)
【調査方法】リンクアンドパートナーズが提供するPRIZMA(https://www.prizma-link.com/press)によるインターネット調査
【調査人数】1,013人
【調査対象】調査回答時に過去1年の間で宿泊施設に泊まったことがあると回答した全国20~60代の男女
【調 査 元】株式会社ダスキン ターミニックス(https://www.duskin.jp/terminix/)
【モニター提供元】PRIZMAリサーチ
■調査結果
価格の次に、清潔さを重視して宿泊先を選んでいることが判明
宿泊先を選ぶ際に重視しているポイントを質問したところ、『価格(80.8%)』と回答した方が最も多く、次いで『清潔さ(64.5%)』『アクセスの良さ(48.9%)』と続きました。価格が一番ではあるものの、清潔さを重視する方も過半数の約6割と多いことから、単に安ければ良いというわけではないことが示されました。
宿泊先で遭遇したくない害虫は、ゴキブリの次にトコジラミが多い結果に
宿泊先に出て欲しくない害虫に関して質問したところ、『ゴキブリ(78.5%)』と回答した方が最も多く、次いで『トコジラミ(55.8%)』『ダニ(44.3%)』と続きました。ゴキブリは見かけるだけでも不快に感じますが、トコジラミは刺されることに対する不安感から上位に挙げられているものと考えられます。
また、虫が出ることで宿泊先に対してどのように感じるか質問したところ、『リラックスできない(66.3%)』と回答した方が最も多く、次いで『食事など衛生面に不安を感じる(60.4%)』『二度と利用したくなくなる(58.3%)』と続きました。宿泊先に虫が出ることで、日常を離れてリラックスしたいという気持ちが削がれたり、宿泊施設への信用を損なう原因にも繋がってしまうようです。
約8割がトコジラミを知っていると回答。そのうち、10人に1人が刺された経験があることが判明
近年、海外でのトコジラミの大量発生が報じられることが多くなっています。
そこで、どのくらいの方がトコジラミという虫を知っているか質問したところ、約8割の方が『知っている(79.5%)』と回答しました。
続いて、前述の質問で「知っている」と回答した方に、実際にトコジラミに刺されたことがあるか質問したところ、10人に1人が『ある(11.8%)』と回答しました。トコジラミを知っている方の中で、実際に刺された経験がある方が無視できない割合を占めています。
トコジラミは就寝中に体に取り付き15分間以上吸血し続ける場合があります。刺されると患部が赤く腫れあがり、数日後に猛烈なかゆみを発症します※1。まずはトコジラミの被害に遭わないために、生息場所や習性を知ることが大切です。
※1:症状には個人差があります。
トコジラミを知っている方のうち、
約半数が宿泊施設に泊まる際にトコジラミの存在を意識しているものの、具体的な対策ができていない
トコジラミは、日中はカーペットや床の隙間、ベッドの隙間、ソファの隙間など部屋のあらゆる場所に潜んでいて、夜になると吸血のために出てくる習性があります。そこで、トコジラミが隠れている場所についてどのくらい知っているか質問したところ、84.0%の方が隠れ場所を知っており、16.0%の方が知らないと回答しました。知っている具体的な隠れ場所は『カーペットや床の隙間(65.7%)』と回答した方が最も多く、次いで『ベッドの隙間(51.8%)』『ソファの隙間(48.8%)』と続きました。一方で、『額・掛け軸(14.0%)』『押入れ(19.5%)』はトコジラミの隠れ場所として選んだ方があまり多くありませんでしたが、このようなところもトコジラミが潜みやすい場所です。
一般的にトコジラミが好む潜伏場所は狭くて暗く温かいところです。特に、人が長時間使用する場所の目につきにくい隙間に潜伏する傾向があります。具体的には、吸血しやすいベッドの周りや、ヘッドボードと壁の間、ベッドのマットレスの縫い目や布の重なり部分、和室であれば布団を敷く場所の周辺などです。布団をしまう押入れは、設問で選んだ方が少なかったのですが、潜伏場所になりやすい場所です。また、畳の裏、柱や天井と壁の隙間、カーテンの折り返し部分、壁に掛けられた額や鏡の裏側、壁紙の裏側や壁紙と幅木との間、カーペットの下、電化製品の内部、タンス類、引き出しの裏など、あらゆる場所が挙げられますが、全ての場所を把握している方は多くないことが判明しました。
トコジラミは吸血した後、「血糞」と呼ばれる墨汁色の糞を排泄し、その糞が乾燥して壁や柱などに黒い点状に残るので、これらを見つけることによりトコジラミの存在や生息場所を発見することができます。
続いて、宿泊施設に泊まる際にトコジラミをどの程度意識しているかを質問したところ、『とても意識する(16.4%)』『少し意識する(36.4%)』『あまり意識しない(34.9%)』『全く意識しない(12.3%)』という結果になり、「意識する」方の合計は52.8%と、宿泊施設に泊まる際にトコジラミの存在を意識している方のほうがやや多い結果となりました。
また、トコジラミの被害に遭わないために宿泊施設に泊まる際にどのような対策を取っているかを質問したところ、『特に意識はしていない(47.0%)』と回答した方が最も多く『マットレスの隙間、シーツの縫い目を確認する(23.7%)』『部屋の中にいないか確認する(21.7%)』と続きました。約8割の方がトコジラミという虫を知っていて、宿泊施設に泊まる際には過半数がトコジラミを意識すると回答しているものの、実際に自分で対策を取っている方は半数程度に留まりました。また、具体的な対策の実施率は1~2割程度と低く、旅行先でトコジラミの被害に遭わないための対策の方法を知っておく必要があると考えます。
具体的には、宿泊施設に泊まる際には、トコジラミが潜んでいそうなベッド周辺や押入れ、布団を敷く場所の周辺に血糞の痕跡や虫がいないか調べることが大切です。
また、荷物にトコジラミが潜んでしまう可能性があります。宿泊先では荷物を直に床に置かずに、大きなビニール袋などに入れたりすることも有効な対策です。
約9割がトコジラミ対策を実施している宿泊施設に泊まりたいと考えている
もし宿泊施設でトコジラミの被害に遭った場合、どのような行動を取るか質問したところ、『宿泊施設にクレームを言う(63.5%)』と回答した方が最も多く、次いで『二度と利用しない(54.3%)』『宿泊施設のクチコミに書き込む(19.9%)』と続きました。そして最後に、トコジラミ対策ができている宿泊施設に泊まりたいか質問したところ、約9割の方が『はい(90.7%)』と回答しました。
宿泊先でトコジラミの被害に遭うと旅行が台無しになってしまい、宿泊施設へのクレームに繋がってしまいます。また、トコジラミに刺されると、かゆみや発疹に悩まされるだけでなく、荷物に付けて自宅に持ち帰り、被害が広がってしまう可能性もあります。個人で予防したり駆除したりすることが難しいため、トコジラミ対策がしっかりとできている宿泊施設に泊まりたいと考えるのは当然といえます。
そこで宿泊施設においては、宿泊者がトコジラミの被害に遭わないよう、日常的に点検し、速やかに発見できる仕組みを整えることが大切です。例えば、ルームクリーニング作業の中でトコジラミの潜みやすい場所の点検も実施する仕組みにすれば、脱皮殻や血糞の痕跡などトコジラミの発生が疑われる状況を発見した時点で、すぐに駆除サービスを依頼することが可能になります。
プロによるトコジラミの駆除も視野に
今回の調査で、宿泊先での害虫対策に関して、利用者がどのように感じているのか明らかになりました。宿泊先で遭遇したくない害虫として、約8割がゴキブリ、約6割がトコジラミを挙げられています。宿泊先で害虫に遭遇すると、リラックスできないだけでなく、施設の衛生面に不安を感じるなど信用を損なう原因になり、その結果、施設の経済的な被害にも繋がる可能性があることが示されました。
トコジラミという虫は約8割が知っていると回答し、そのうち10人に1人は刺された経験があることが分かりました。また、過半数は宿泊施設に泊まる際にトコジラミを意識していると回答したものの、具体的な対策の実施率はそれぞれ2割程度と低い結果となりました。
宿泊先を選ぶ際には、価格の次に清潔さを重視しており、約9割がトコジラミ対策のできている宿泊施設に泊まりたいと回答しました。宿泊者がトコジラミの被害に遭わないために、宿泊施設においてはトコジラミの日常的な点検や予防対策が欠かせないと考えます。もしトコジラミが発生してしまったら速やかな駆除が大変重要になります。お客様に安心して利用していただけるよう、トコジラミ対策はプロの業者に依頼してはいかがでしょうか。
ダスキン ターミニックスからのアドバイス
トコジラミは、不衛生な環境から発生するわけではなく、荷物などにくっついて移動するため、移動先で繁殖し被害が拡大します。そのため、清潔にしておくだけでは予防効果はほとんどありません。また、トコジラミは狭く暗い場所に生息し、夜間に活動するため、専門知識がないと発見が難しい面があります。刺されてからかゆみが発症するまでにタイムラグがあり、気づかない場合も多いです。これらのことから、一般の人にとって、トコジラミの発見は非常に困難だといえます。また、近年は市販されている駆除剤(ピレスロイド系)に抵抗性を持った「スーパートコジラミ」の存在も多く確認されています。確実にトコジラミを駆除したい場合は、プロの害虫駆除業者に任せるべきでしょう。
※ダスキン ターミニックスとは※
株式会社ダスキンが1988年から展開する、害⾍獣の駆除と総合衛⽣管理の事業。
薬剤をなるべく使用しない、人と環境に配慮した方法による予防管理に重点を置き、高度な専⾨知識と技術により、害⾍が発⽣しにくい環境づくりを⾏っています。
■事業所用 トコジラミ駆除サービス
冷却剤等を組み合わせ、薬剤使用量を減らした駆除方法を採用。駆除後は2回の効果確認点検により、トコジラミ駆除作業日から30日間の保証期間を設けています。
料金例)77,000円(税抜70,000円)※客室(洋室)約15m²の場合の料金例です。
■事業所用 トコジラミ点検・予防サービス
目視とトラップによる定期点検を実施しつつ、発生があればその場で駆除するとともに、薬剤処理で被害の拡大を予防するサービスです。
料金例)242円(税抜220円)/m²/回 ※最低料金16,500円(税抜15,000円)
詳しくはこちら: https://www.duskin.jp/special/tokojirami/
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