「2018年度マイナビ大学生インターンシップ調査」を発表
参加率は72.8%、平均参加社数は3.0社と過去最高に。インターンシップは一般化。期間は短期化する一方で、長期インターンシップの重要性もうかがえる結果に
<調査結果の概要>
■インターンシップの参加率は前年比0.6pt増の72.8%、経験者の参加社数は平均3.0社でともに調査以来最高(図①)
調査実施時(9月28日~10月16日)までに、インターンシップに参加したことがある学生は72.8%と3年連続で増加しているものの、前年比0.6ptの微増にとどまった。参加経験のある学生一人当たりの平均参加社数は3.0社(前年比0.3社増)でともに過去最高となった。
■参加しやすい期間は「1日」が最多で、短期間のインターンシップに複数社参加する傾向。一方、長期インターンシップも印象に残りやすい。(図②)
学生が参加しやすいと感じるインターンシップの期間は「1日」が年々上昇し、今年度は前年比3.9pt増の53.9%で最も多く、「1週間以上」は12.3%にとどまった。一方、印象に残ったインターンシップの期間は、「1日」が48.3%で最も多いが、「1週間以上」が30.1%で、参加しやすさと比較すると期間が長い方が印象に残りやすいことが分かる。
■プログラムには「社員の協力体制」「独自性」「フィードバック」「現場体験」の要素が重要(図③)
インターンシップに参加して良かった点を見ると「社員と会話する機会が多かった」が49.9%でトップ。続いて「プログラム内容が考えられていて、よく理解できた(46.1%)」や、「グループに対してフィードバックがあって良かった(34.0%)」が多く選ばれている。「協力」「独自性」「フィードバック」「現場体験」この4つの要素が学生に求められているポイントであることがうかがえた。
【参考グラフ】
<本調査の考察>
今回の調査から感じられるのは、インターンシップの一般化である。年々上昇していた参加率は一段落した。積極的に活動する学生とインターンシップそのものに興味を示さない学生に大きな差が生まれている可能性がある。
参加期間に関しても、学生が年々短期間のプログラムを望む傾向にあり、自らのキャリアに対する展望が曖昧な学生を中心に、気軽に参加しやすいプログラムを求める傾向が増えてきたと推察される。一方で、キャリア観が明確な学生は、インターンシップへの参加に1週間以上期間を割く意思がある。今後両者の二極化が懸念される。
学生にとって実際に学習効果を高めるためには、ある程度の期間が必要であり、インターンシップに『最も参加しやすいと思う期間』について「1週間以上」の割合が12.3%である一方、『最も印象に残った企業の期間』について聞くと「1週間以上」の割合が30.1%と高いことからもうかがえる。
(リサーチ&マーケティング部 部長 栗田卓也)
※調査結果の詳細は採用サポネット(https://saponet.mynavi.jp)で公開しています
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【「2018年度マイナビ大学生インターンシップ調査」概要】
○調査方法/ 9月28日(金)時点の『マイナビ2020』全会員にWEB DMを配信
○調査期間/ 2018年9月28日(金)~10月16日(火)
○調査対象/『マイナビ2020』に登録している全国の大学生及び大学院生
6,507名(文系男子1,413名 理系男子1,262名 文系女子 2,787名 理系女子1,045名)
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【本件に関するお問い合わせ先】
株式会社マイナビ
社長室 リサーチ&マーケティング部
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