CD20枚に東横落語会から50席、初出し46席。没後38年、よみがえる金原亭馬生の名人芸!
『十代目金原亭馬生 東横落語会 CDブック』2021年3月15日発売。志ん生の長男? 志ん朝の兄? そんな形容はもう要らない!
昭和31年、文楽・志ん生・圓生・三木助・小さんをレギュラーに据えて始まった東横落語会。馬生は昭和36年に初高座を勤め、昭和43年からレギュラーに定着。亡くなる前月の昭和57年8月30日まで、約190席を口演しました。そのうち100席以上が音源として残りますが、過去に商品化されたのは9席にとどまります。このたび関係各所の協力を得て、初出し46席を含む50席を厳選し、CD20枚に集成しました。馬生の音源集成としては過去最大の規模。父・志ん生とも弟・志ん朝とも違う、馬生ならではの魅力がここに詰まっています。没後38年、瞠目するなら今です。
十代目金原亭馬生
東横落語会 CDブック
価格:本体35,000円+税
2021年3月15日発売
小学館
↓本編4席、特典1席のさわりが聴ける特設サイト
https://www.shogakukan.co.jp/pr/basho
初回出荷特典CD付き 予約受付中! お申込締切:2021年1月17日 |
- 昭和の落語史を塗り替える「馬生ルネッサンス」
- いぶし銀? いやいや、押しまくる爆笑音源もいっぱいあります
- 馬生落語のキャラ・ベスト5(編集担当の私見です。★は特設サイトに視聴動画あり)
客に金がないと知って、水瓶の代わりに肥瓶を勧める。「水を入れりゃ水瓶」「見ぬ物清し」と職業倫理を欠いた無責任ぶりに喝采。
②『湯屋番』の居候★
鯉やウグイスを手づかみにする方法を、居候先の主人に念入りに語って聞かせる。浮世離れしたバカバカしさこそ極めて落語的。
③『江島屋』のお婆さん
食べ物にもお金にも関心がなく、ひたすら復讐のためだけに生きる。その絶望の深さは底なしで、聴いているだけで背筋が寒くなる。
④『真景累ケ淵』の豊志賀
怪談噺の定番でひたすら怖いキャラだが、馬生はあくまでひとりの女性として描き、独り身で歳を経た焦燥感が伝わってくる。
⑤『垂乳根』の八五郎★
降ってわいた縁談に「相手は女ですか?」。嫁にキズがあると聞いて「横っ腹から水が漏る」。ふわふわした人物造形が実に馬生的!
- 父が精魂を傾けた高座を、少しでも多くの方にーー長女・池波志乃さんのメッセージ
CD20枚+愛蔵本104頁・化粧函入り
東横落語会口演から50席を厳選してCD20枚に収録。計約25時間。愛蔵本には東横落語会の企画委員だった山本益博氏や弟子のインタビュー、長女の池波志乃さんはじめ実娘3人の鼎談などを掲載。
十代目金原亭馬生(1928~82)
昭和3年、古今亭志ん生の長男に生まれる。本名・美濃部清。父に入門し昭和18年に初高座。昭和24年、十代目金原亭馬生を襲名。
書画や俳諧の素養を生かし、噺の情景を舞台いっぱいに浮かび上がらせた。昭和57年9月13日、食道がんのため逝去。享年54。
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