「CLIP STUDIO PAINT」の集英社向け商業用原稿形式がリニューアル　全雑誌で汎用的に使用できる原稿用紙設定で、スムーズな入稿フローを実現

セルシスは、集英社と協力して、イラスト・マンガ・アニメーション制作アプリ「CLIP STUDIO PAINT」の集英社専用原稿形式をリニューアルし、集英社全雑誌で汎用的に使用できる「集英社マンガ誌汎用（少年誌・少女紙・青年誌共通/新書・B6判単行本化）」のプリセット原稿用紙設定を実装しました。この原稿形式は、本日3月12日（水）にリリースした最新バージョン「CLIP STUDIO PAINT EX Ver.4.0」でご利用いただけます。

商業マンガでは、誌面に対する基本枠のサイズや位置の設定が雑誌ごとに異っており、掲載する媒体が変わると、印刷に必要な範囲まで画稿を引き伸ばしたり、重要な絵やセリフが切れないように位置を調整する必要があり、大きな手間が生じていました。

この度、集英社において作家様をはじめ、編集、製版、印刷など、作品制作に関わる全ての工程でスムーズに入稿ができるようになることを目的とした新たなデジタル制作ガイドラインが策定され、集英社のどの雑誌でも汎用的に使用が可能な原稿用紙の数値が新たに設定されました。この設定を用いると、電子コミック、紙コミックス化で判型やレーベルが変更されても、文字が切れたり背景が足りなくなるリスクが減少します。（ただし、断ち切りまで描く場合は作画範囲が少し広くなります。）

それに合わせて、これまで「CLIP STUDIO PAINT」にプリセットしていた集英社専用原稿形式をリニューアルし、新たなプリセットとして「集英社マンガ誌汎用（少年誌・少女紙・青年誌共通/新書・B6判単行本化）」を実装しました。

これにより、商業マンガの制作においてCLIP STUDIO PAINTを利用することで、より効率的なマンガ制作が可能になります。

集英社とセルシスは、デジタルでマンガ制作をする作家のデジタル入稿支援を目的に、2018年から連携し、印刷する判型によって原稿サイズが変更されても裁ち落としされない領域を示す「セーフライン」機能の追加や、作品を編集部やマンガ賞へオンラインで入稿する仕組みの提供など、さまざまな取り組みを行ってまいりました。

今後もよりマンガを出版・配信しやすい環境の実現に向けて取り組みを進めてまいります。


■集英社との取り組みについて　
https://www.celsys.com/clipsolution/shueisha/

CLIP STUDIO PAINTは、4,500万人以上が利用した（*）イラスト・マンガ・アニメーション制作アプリです。iPad、Android、Windows、macOS、iPhoneといったあらゆるデバイスに対応しています。気持ちの良い描き味と豊富な機能を備えており、世界各国のエントリーユーザーからマンガ家、イラストレーター、アニメーターなどのプロのクリエイターまで幅広く愛用されています。

* 体験版ユーザーおよびiPad版、iPhone版、Galaxy版、Android版、Chromebook版のインストール数を含む

CLIP STUDIO PAINT
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株式会社セルシスについて
セルシスは、デジタルコンテンツの制作・活用で拡大するクリエイターエコノミー市場において、「CLIP STUDIO PAINT」をはじめとしたクリエイターの創作を支援するツールや、クリエイターの新たな活動の場となる新しいサービスプラットフォームを提供していきます。世界中のクリエイターが歩む「CREATOR JOURNEY」での様々な活動を、トータルでサポートする事業を展開し、一人ひとりの夢中がつなぐ、もっとカラフルな世界を目指します。

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