アデコ、世界の経営層の意識調査報告書「Leading Through the Great Disruption」の日本語版を公開
人財サービスのグローバルリーダーであるAdecco Groupの日本法人で、総合人事・人財サービスを展開するアデコ株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:平野 健二)は、本日、Adecco Group(本社:スイス・チューリッヒ、CEO:デニ・マシュエル)が世界の経営層を対象に実施した意識調査の報告書「Leading through the Great Disruption」の日本語版である「AI によるディスラプションを乗り切るには」を公開しました。
「AI によるディスラプションを乗り切るには」、および英語原文の「Leading through the Great Disruption」は、以下のURLより全文をダウンロードすることができます。
「AI によるディスラプションを乗り切るには」
https://www.adeccogroup.jp/power-of-work/330
「Leading through the Great Disruption」(英語原文)
https://discover.adeccogroup.com/Business-Leaders-2024_Global-Report
「Leading through the Great Disruption」では、日本を含む世界9か国の経営幹部層2,000人を対象に調査を行いました。日本では、全国266人が調査対象となっています。この調査報告書は、ビジネスの多くの分野で生成AIをはじめとするAI が浸透し活用が広がる一方、企業における実装が進まず様々なところでAI格差が生まれている現状に着目して調査を行い、その要因のひとつとして「経営幹部層のAI 格差」があることを明らかにしています。
「Leading through the Great Disruption」の主なポイントは、以下の通りです。
「Leading through the Great Disruption」の主なポイント:
世界の経営層の6割以上が、AIが自分たちの業界を大きく変えると考えている
世界の経営層の約7割が生成AIの影響力の高まりを認めているものの、DXが大きく進展した企業は1割にとどまる
COOやCHROなどの実際の業務執行に携わっているリーダーと比べて、CEOとCFOはAIが自社のビジネスにもたらすチャンスについての確信を持てていない
世界の経営層の約6割が、自社の経営チームのAIスキルや知識に自信がないと回答していた
経営チームにAIに関するスキルや知識が不足していると、従業員のリスキリングも遅れがちになる
企業においてAIの導入を成功させるにはAIの倫理的かつ責任ある利用についての枠組み作りが重要になるが、枠組みを整備できている企業は半数に満たない
世界の経営層は働き手が移転可能なスキルを開発することが重要だと考えており、特に持続可能で移転可能なスキルには、人間ならではのヒューマンスキルが含まれる
世界の多くの企業では既存の人財の教育よりも社外から採用することに重きを置いているが、このアプローチにはスキル不足を生み出し、コストを増加させる恐れがある
日本の企業の経営層は、世界の経営層のなかでも、AIが自分たちの業界を大きく変えると回答した割合がもっとも高かった
日本の企業の経営層は、人財を外部から獲得するのではなく、社内の人財を生かそうとする傾向が強い
「Leading through the Great Disruption」について、Adecco Group CEのデニ・マシュエルは、次のようにコメントしています。
「生成AIをはじめとするAIが将来もたらすものに対する期待が高まる一方で、事業運営や我々の働き方が大きく変わるディスラプション(創造的破壊)の時代に入ろうとしていることも確かです。企業による人財の採用、トレーニング、そして定着に関する方法はこれからも変わり続けるでしょう。それは働き手にとっても同様で、スキルセットや業務の進め方を変化に適応させていく必要があります。本調査によると、世界の経営層は、創造性や他者への共感、クリティカルシンキングといったヒューマンスキルが、これまでと同様に重要であると理解していることが分かりました。一方で、経営者の多くは、この先に待ち受けているディスラプションについては、明確には認識していませんでした。ディスラプションの時代においては、人財戦略の中心に人を据えたうえで、AIの導入を進めることが、持続的な成長を実現するためのカギとなるでしょう」
アデコは、「『人財躍動化』を通じて、社会を変える。」をビジョンに掲げ、仕事を通じて躍動する人財と、人財が躍動できる環境の創出により、社会へ変革をもたらすことを目指しています。今後も、様々な取り組みを通じて、ビジョンの実現を目指してまいります。
Adecco Groupについて
Adecco Groupは、世界60の国と地域で事業を展開する人財サービスのグローバルリーダーとして、働くすべての人々のキャリア形成を支援すると同時に、人財派遣、人財紹介、アウトソーシング、コンサルティングをはじめ、企業の多岐にわたる業務を最適化するソリューションを提供しています。日本においては、アデコ株式会社、AKKODiSコンサルティング株式会社、AKKODiSビジネスサポート株式会社の3つの法人と、Adecco、LHH、AKKODiS、Pontoonの4つの事業ブランドを通じて、人財派遣、アウトソーシング、コンサルティング、人財育成・組織変革をはじめとするサービスを提供し、すべての働く人々のキャリア開発を支援するとともに、企業の多岐にわたる業務の最適化と業績向上をサポートします。
アデコ株式会社について
アデコ株式会社は、世界60の国と地域で事業を展開する人財サービスのグローバルリーダー、The Adecco Groupの日本における主な法人のひとつです。コンサルテーションを通じ、すべての働く人々のキャリア形成を支援すると同時に、人財派遣、人財紹介、アウトソーシングをはじめ、企業の多岐にわたる業務を最適化するソリューションを提供します。アデコ株式会社は、Adecco Group Japanのビジョンである「『人財躍動化』を通じて、社会を変える。」の実現を目指し、さらなるサービスの強化に取り組んでいます。当社に関するより詳しい情報は、https://www.adeccogroup.jpをご覧ください。
このプレスリリースには、メディア関係者向けの情報があります
メディアユーザー登録を行うと、企業担当者の連絡先や、イベント・記者会見の情報など様々な特記情報を閲覧できます。※内容はプレスリリースにより異なります。
すべての画像