【藤田観光 昭和100年イヤー特別企画 ニュースレター】【第1弾】ホテル椿山荘東京の歴史を振り返る

藤田観光株式会社

藤田観光株式会社は、「健全な憩いの場と温かいサービスの提供により、潤いのある豊かな社会の実現に貢献す る」という社是のもと、宿泊、リゾート、婚礼、レジャーなどの事業を積極的に展開してまいりました。そして、多くのお客さまや関係者の皆さまに支えられ、2025年11月7日に会社設立70周年を迎えました。

翌2026年は、昭和元年から数えて100年の節目の年、昭和100年イヤーにあたります。昭和30年に設立し70周年を経て迎えるこの特別な年に、当社の歴史を振り返りながら、昭和という時代が私たちの礎となっていることを改めて感じていただける企画を順次展開してまいりますので、どうぞご期待ください。

第1弾は、「ホテル椿山荘東京」の歴史や、庭園の象徴である三重塔についてご紹介します。

ほたる観賞の夕べ(昭和時代)
天空の三重塔[パゴダ](令和時代)

■<TOPIC 1>    椿山荘のはじまり

南北朝時代、現在の「ホテル椿山荘東京」周辺は、椿が多く自生していたことから「つばきやま」と  呼ばれていたといわれています。

その地を大変気に入った山縣有朋公爵は、明治11年(1878年)に購入、庭園と本邸を建築し「椿山荘」と名付けました。

山縣有朋公爵は約40年間「椿山荘」で過ごし、その間、明治天皇をはじめ、当時の政財界の第一人者たちが訪れ重要会議が開かれるなど歴史の表舞台としてあり続けました。

大正天皇椿山荘行啓記念
(中央が大正天皇・左から3人目が山縣有朋)

大正7年(1918年)、藤田組二代目当主・藤田平太郎男爵が、名園をありのまま残したいという山縣有朋公爵の意志を受け継ぎ「椿山荘」を譲り受けました。

一木一石も旧観を失わないことを条件に譲り受けた藤田は、三重塔をはじめ、文化財の数々を随所に配置し、その風情を一段と高めました。

■<TOPIC 2>  小川栄一が名園椿山荘の復興に着手

戦後の荒廃の中、復興を手掛けたのが、現在の藤田観光初代社長である小川栄一です。「戦後の荒廃した東京に緑のオアシスを」という理念のもと焼け野原と化した「椿山荘」へ約1万本の植樹を行いました。こうして昭和27年(1952年)には、庭園はかつての姿を取り戻しました。

それまで華族や財閥が独占していた庭園や邸宅を大衆に開放することこそが観光事業であり、社会事業であるとの信念から、ガーデンレストラン

「椿山荘」をオープン。昭和39年(1964年)には東京オリンピックを記念して国際ホールを建設し大規模な催事の会場として活用されました。同46年(1971年)には結婚会館を完成するなど、時代の要請に応えながら緑のオアシスとしてあり続けています。

ガーデンレストラン「椿山荘」
「椿山荘」での結婚式(昭和43年)

■<TOPIC 3>    ほたる観賞の夕べ

昭和29年(1954年)には、寄贈された蛍を庭園で観賞する「ほたる観賞の夕べ」が始まりました。「東京の子どもに蛍を見せたい」「上京してきた若者たちに蛍舞う原風景に故郷を感じてほしい」という初代社長の想いを受け継ぎ、現在は庭園の整備や飼育にも力を入れ、毎年開催しております。

■<TOPIC 4>    三重塔「圓通閣」(えんつうかく)の歴史

「ホテル椿山荘東京」の歴史を語る上で欠かせないのが、三重塔「圓通閣」の存在です。「椿山荘」庭園の象徴として迎え入れられてから、今年で100年を迎えました。

室町時代に広島県 篁山竹林寺に建立された三重塔は、大正 14年(1925年)、山縣有朋公爵より庭園を譲り受けた藤田組二代目当主・藤田平太郎男爵が、現在の「ホテル椿山荘東京」へ移築しました。昭和20年(1945年)に東京大空襲に襲われるも焼失を逃れ、その後平成22年(2010年)には移築後初の平成の大改修を実施し、修繕や復元を行いました。初重には「聖観世音菩薩( しょうかんぜおんぼさつ)」を奉安し、新たに「圓通閣」と名を授かりました。

この三重塔は、100年もの長きにわたり「椿山荘」と訪れる人々を見守り続けてきました。現在、「ホテル椿山荘東京」では、三重塔が辿った足跡を皆さまに知っていただける特別展示を行っています。ホテルへお立ち寄りの際は、ぜひ足をお運びください。

場所:ホテル椿山荘東京ホテル棟3階 ガーデンヒストリーラウンジ

時間:10:00~18:30

URL:https://hotel-chinzanso-tokyo.jp/page/garden-history-lounge/

三重塔移築100周年記念サイト:https://hotel-chinzanso-tokyo.jp/100th-pagoda/

昭和100年イヤー特別企画の第1弾は、「ホテル椿山荘東京」の歴史をご紹介いたしました。

今後も、当社の歩みや各ホテルで開催する昭和の魅力あふれるイベントを通じて、懐かしさを感じていただくとともに、昭和の時代を知らない世代の方にも当時の文化や雰囲気を体感していただける機会を提供してまいります。

■三重塔の歴史にちなんだ、東広島の地酒・賀茂鶴を使った鰤しゃぶもご提供
 イヤーエンドビュッフェ~東京雲海と森のオーロラの祝福~を開催中

ホテル椿山荘東京では、移築100周年を迎えた三重塔の歴史にちなんだ、東広島の地酒・賀茂鶴を使った鰤しゃぶをはじめ、記念日やご自身へのご褒美にふさわしい贅沢な味わいを多彩にご用意したイヤーエンドビュッフェを開催しております。

東京雲海とオーロラに彩られた都会の森の中で、歴史を感じる庭園の風景とともに、心ゆくまでお楽しみください。お食事の後は、三重塔をはじめとする庭園の散策もお楽しみいただき、南北朝時代から大正、昭和、平成を経て今に伝わる趣深い景色をご堪能ください。

期間:2025年11月20日(木)~12月27日(土)

 ※特定日開催。開催日の詳細は下記URLをご参照ください。

URL:https://hotel-chinzanso-tokyo.jp/page/yearend-buffet2025/

藤田観光について

藤田観光株式会社は、日本における観光業界の先駆けとして 1948 年に「箱根小涌園」、1952 年に「椿山荘(現ホテル椿山荘東京)」を開業しました。その後、1955 年に会社を設立し、2025年11月7日に設立70周年を迎えました。人材や文化財などのあらゆる企業資産を最大限に活用し、より多くのお客さまに憩いの場と温かいサービスを提供するとともに、ユニークなコンテンツ展開・事業展開を通して、お客さまのライフサイクルやスタイル(人生)の様々なシーンに寄り添う新たな価値を提供することで、「潤いのある豊かな社会の実現」を目指しています。

公式HP:https://www.fujita-kanko.co.jp

ブランドムービー公開中!:https://www.fujita-kanko.co.jp/sub/fkmovie

藤田観光グループのSDGsへの貢献について

藤田観光株式会社は創業以来、「私たちは、健全な憩いの場と温かいサービスを提供することによって、潤いのある豊かな社会の実現に貢献したいと願っております。」という社是のもと、「環境に関する取  り組み」、「多様な価値観に対する取り組み」などを企業としての持続的成長に不可欠で重要なものと  捉え、進めてまいりました。これらの取り組みは、持続可能な社会の実現を目指す「SDGs(持続可能な  開発目標)」の理念に相通じるものです。今後も当社は「SDGs」の達成に寄与できるよう、事業を通じ  た社会課題の解決と持続可能な社会の実現に努めてまいります。

藤田観光のサステナビリティについての取り組みはこちらをご覧ください。 https://www.fujita-kanko.co.jp/sustainability/

藤田観光株式会社が運営する代表的な施設ブランド

全拠点の詳細はこちらhttps://www.fujita-kanko.co.jp/sub/facility/をご覧ください。

■WHG事業:ワシントンホテルやホテルグレイスリーを中心に全34拠点

・ワシントンホテル    19拠点(https://washington-hotels.jp/

・ホテルグレイスリー    10拠点(https://gracery.com/

・ホテルタビノス    3拠点(https://hoteltavinos.com/)    など

■ラグジュアリー&バンケット事業:ラグジュアリーホテルや婚礼施設、ゴルフ場など全6拠点

・ホテル椿山荘東京(https://hotel-chinzanso-tokyo.jp)     など

■リゾート事業:温泉リゾートやグランピング施設など全19拠点

・箱根小涌園天悠(https://www.ten-yu.com/

・箱根ホテル小涌園(https://www.hakone-hotelkowakien.jp/

・箱根小涌園ユネッサン(https://www.yunessun.com/

・藤乃煌富士御殿場(https://www.fu-ji-no.jp/kirameki/)     など(2025年11月現在)

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会社概要

藤田観光株式会社

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URL
https://www.fujita-kanko.co.jp/
業種
サービス業
本社所在地
東京都文京区関口2-10-8
電話番号
03-5981-7722
代表者名
山下 信典
上場
東証プライム
資本金
1億円
設立
1955年11月