マイナ保険証への移行と健康保険証廃止について、主婦・主夫層はどう思っているのか?「反対」45.0%「賛成」13.3%
マイナ保険証「利用している」19.8% ~しゅふJOB総研調査~
仕事と家庭の両立を希望する主婦・主夫層の実情や本音を探る調査機関『しゅふJOB総研』(運営会社:株式会社ビースタイル ホールディングス 本社:東京都新宿区、代表取締役:三原邦彦)は『マイナ保険証』をテーマに仕事と家庭の両立を希望する主婦・主夫層にアンケート調査を行いましたので以下にご報告します。(有効回答数:420件)
■調査結果概要
1.マイナンバーカードを「持っている」79.0%
2.マイナンバーカードを健康保険証として「利用している」19.8%
3.マイナンバーカードの健康保険証利用:全体とマイナンバー所持者との比較
4.健康保険証を廃止してマイナンバーカードへ移行することに「賛成」13.3%
5.マイナンバーカードの活用範囲として広げて欲しいもの「ない」34.5%
6.フリーコメントより
1.マイナンバーカードを「持っている」79.0%
2.マイナンバーカードを健康保険証として「利用している」19.8%
3.マイナンバーカードの健康保険証利用:全体とマイナンバー所持者との比較
4.健康保険証を廃止してマイナンバーカードへ移行することに「賛成」13.3%
5.マイナンバーカードの活用範囲として広げて欲しいもの「ない」34.5%
6.フリーコメントより
◇フリーコメントより抜粋(年代:就業形態)
・カード一枚に情報がつまりすぎているため、できれば持ち歩きたくないです(40代:パート/アルバイト)
・公的なことに全て紐付けてほしい(50代:今は働いていない)
・クレジットカードとして利用出来たりするのは 普及するのが難しい点もあるかと思います。口座の紐付けが必ずとなってくるので、ポイントカードとして使うことから浸透させるのもいいと思う(60代:パート/アルバイト)
・偽造や情報漏洩などきちんと管理して欲しい(50代:フリー/自営業)
・メリットがわからない(40代:パート/アルバイト)
・仕方がない事だけど、暗証番号入力が面倒。顔認証もあるけど、認証されない時や、子どもの分まで暗証番号を覚えて居ないといけないのが大変(30代:今は働いていない)
・マイナンバー イコール個人番号と認識しておりますが、そうそう持ち歩きたくありません。個人特定できるものを外に持ち出したくはありません(50代:フリー/自営業)
・活用範囲が広がり便利になると嬉しいが、セキュリティの面が心配になる(40代:パート/アルバイト)
・1枚でいろいろ使えると便利です(60代:パート/アルバイト)
・保険証は保険証で利用できる方が有り難く、子供に持たせることを考えても他の機能がある物をもたせるのはリスクがあり、今後強制的に変更になるので困っている(40代:今は働いていない)
・マイナンバーカードを使いたい人と使いたくない人で分けてほしい。強制なのがなんか嫌(50代:パート/アルバイト)
・あらゆるデータを国が管理しすぎていて怖い(50代:パート/アルバイト)
・事故歴・犯罪歴も記録し、国家運営の為の基本台帳としての立ち位置を確立するべきだと思う(40代:フリー/自営業)
・保険証となると、日ごろ、持ち歩かないといけない(60代:パート/アルバイト)
・任意だったはず。強制になっている!(40代:今は働いていない)
・国民一人一人に番号を付与し管理する様であまり気持ちの良いものではない(50代:パート/アルバイト)
・国民サービスを得るための証明として利用できることに範囲拡大してほしいと思います。特に健保に関しては維持運営がばらばらで人件費を含めてばらばらで無駄なので、これらは集約統合して費用削減、マイナンバー・マイナンバーカードとも品質を高めてほしいです(50代:フリー/自営業)
・更新の際の手続きが面倒(50代:パート/アルバイト)
・とにかく漏洩が心配。なんでも紐付けられてしまうのが怖い(30代:派遣社員)
・マイナンバーも車の免許証も一つにして欲しい(30代:パート/アルバイト)
■しゅふJOB総研 研究顧問 川上敬太郎より
累計の交付枚数が1億を超えたマイナンバーカード。仕事と家庭の両立を希望する主婦・主夫層にマイナンバーカードを所持しているか尋ねると、「持っている」と回答した人が約8割でした。続いて、「あなたはマイナンバーカードを健康保険証として利用していますか」と質問したところ、「利用している」と答えた人は19.8%。マイナンバーカードを「持っている」と回答した人だけに絞っても、利用しているのは25.0%でした。マイナ保険証の普及は、まだ道半ばであることが伺えます。さらに「2024年12月2日から現行の健康保険証は廃止され、マイナンバーカードを基本とする仕組みへ移行します。そのことについてどう思いますか」と尋ねると「賛成」が13.3%であるのに対し、「反対」は45.0%と3倍以上となりました。
また、「マイナンバーカードの活用範囲として広げて欲しいものはありますか」との質問には、「活用範囲として広げて欲しいものはない」との回答が最も多く3割を超えたものの、「資格の証明書として利用」が17.6%、「自動車などの運転免許証として利用」も16.7%ありました。フリーコメントにはマイナンバーカードに対する不安や不満の声の比率が多く感じられたものの、便利になると期待する声も見られました。健康保険証の廃止でマイナンバーカードを持ち歩くことにリスクを感じたり、実質的にマイナンバーカードの所持を強制されていると感じている人も少なくないようです。また、国に情報を管理されることやセキュリティに対する不安を感じている人もいます。マイナンバーカードを安心して利用できるよう、不安を払拭するためのさらなる情報発信が求められているように感じます。
しゅふJOB総研 研究顧問 川上敬太郎 プロフィール
1973年三重県津市生まれ。愛知大学文学部卒業後、大手人材サービス企業管理職、業界専門誌『月刊人材ビジネス』営業推進部部長 兼編集委員などを経て、2010年に株式会社ビースタイル(当時)入社。翌年、調査機関『しゅふJOB総合研究所』を起ち上げ所長就任。これまでに、仕事と家庭の両立を希望する主婦・主夫層を中心にのべ50000人以上の声を調査・分析し、300本以上のレポートを配信。2021年に独立し現職の他、ワークスタイル研究家として解説記事の執筆・講演、広報ブランディング活動のアドバイザリーなどに携わる。
実務経験分野は、人材派遣・紹介・アウトソーシングなど人材サービス事業に20年以上従事し、役員・管理職として営業や新規事業の立ち上げ、広報ブランディング、経営企画、人事など事業現場の最前線から管理部門まで管轄するなど多岐にわたる。人材マネジメントから法規制まで、雇用労働分野の幅広いテーマについて多数のメディア出演などを通して意見提言を行う。男女の双子を含む4児の父で兼業主夫。
Facebookページ:『ヒトラボ』編集長(2011年~)/Facebookグループ:『人材サービスの公益的発展を考える会』主宰(2016年~)/すばる審査評価機構株式会社 非常勤監査役/日本労務学会員
◇委員等 厚生労働省 委託事業検討会委員
民間人材サービス活用検討事業「民間人材サービス事業者のノウハウを活用した女性の復職
促進検討会」(平成29~30年度)
労働者等のキャリア形成・生産性向上に資する教育訓練開発プロジェクト事業「プログラ
ム検討委員会」(平成29~31年度)
日本人材派遣協会 派遣事業運営支援部会員(平成20~21年、24年)、内閣府 規制改革会
議雇用WG勉強会(平成26年)など
◇メディア出演 NHK『あさイチ』解説、テレビ朝日『ビートたけしのTVタックル』パネラー、
フジテレビ『みんなのニュース:ふかぼり』解説などのテレビ出演の他、
ラジオ・新聞・雑誌・ビジネス系ウェブメディアなどでコメント多数
◇執筆・その他 ITメディア連載『働き方の見取り図』/JBpress連載『ワークスタイルの行方』他、
日本経済新聞、日経MJ、時事通信、BUSINESS INSIDER JAPAN、プレジデントオン
ライン、J-CASTニュースBizなど執筆・寄稿記事多数。大学や地方自治体、男女共同
参画センターなどでの講演、パネルディスカッションのモデレーターも務める
■調査概要
調査手法:インターネットリサーチ(無記名式)
有効回答者数:420名(※)
調査実施日:2024年7月25日(木)~2024年8月1日(木)まで
調査対象者:ビースタイル スマートキャリア登録者/求人サイト『しゅふJOB』登録者
※調査対象者のうち、家周りの仕事について「同居家族はいるが主に自分が担当」または「同居家族と自分で概ね平等に担当 」のいずれかを選択した人のみを抽出して集計。
当リリースに関して、研究顧問 川上へのインタビューのご要望があれば広報までご連絡ください
<しゅふJOB総研について>
「結婚・出産などのライフイベントに関わらず、もっと多くの女性が活躍できる社会をつくりたい」そんな志から始まった2011年設立の研究所です。ライフスタイルと仕事の望ましいバランスに対する社会の理解を高め、女性のみならず誰もが働きやすい職場をより多くつくっていくために、定期的なアンケート等の調査を実施し結果を社会に発信しています。
※過去の調査結果はこちら⇒https://www.bstylegroup.co.jp/news/shufu-job/
※しゅふJOB総研は、東京大学SSJDAに過去の調査データを寄託しています⇒http://bit.ly/2n8jHIJ
<ビースタイルグループについて>
『時代に合わせた価値を、創造する。』という存在意義 -PURPOSE- のもと、その時代の社会問題や人々の不便を革新的な事業によって解決しようと取り組んでいます。創業以来、しゅふの雇用をのべ18万人以上創出してきた「しゅふJOB」や多様な働き方×ハイキャリアを実現する「スマートキャリア」など人材サービス事業を主軸に、業務自動化支援にも取り組み、使命 -MISSION- 『「はたらく」をもっと、しあわせに。』を、人と仕事の適材適所によって実現してまいります。
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