NEC、EV充電サービスが国内メーカとして初めて、最新バージョン(2.0.1)のOCPP認定を取得
~最新プロトコルへの対応により、EV普及を支えるインフラを強化~
NECは、2025年5月、EV充電器とクラウド間における国際的な通信プロトコル仕様Open Charge Point Protocol (OCPP) バージョン2.0.1(注1)について、国内メーカでは初めて(注2)、自社開発のEV充電サービスがOpen Charge Alliance (OCA)に認定されました。

NECのEV充電サービスは、2022年3月にOCPP バージョン1.6の認定を取得しております(関連URL :NEC、EV充電器管理におけるグローバル仕様に国内メーカとして初の認定取得 | 日本電気株式会社のプレスリリース)。このたび、OCPPバージョン2.0.1の認定を取得したことにより、充電器のデータ管理機能が大幅に強化されるとともに、高度なセキュリティ管理を実現しました。
今後は、OCPPバージョン2.0.1に準拠した充電器との接続試験を実施し、多様な充電インフラ環境での相互運用性を確認してまいります。この最新規格への対応は、持続可能な社会の実現への貢献と、今後のEV普及に向けた強固な基盤を整えるものです。
【背景】
OCPPは海外製EV充電器に標準搭載されており、サーバから遠隔での充電器制御や監視を可能にします。OCPPの開発・展開を行っているOCAからの認定を取得することで、OCPPに準拠した充電器が接続可能となります。
近年、政府の取り組みによる公共EV充電器の拡充が進む中で、国内充電器メーカも海外製品に対する競争力維持の観点から順次OCPPに対応しています。
【OCPPバージョン2.0.1対応のEV充電サービスを導入するメリット】
1.接続可能な充電器の選択肢拡大
NECのEV充電サービスはOCPPバージョン2.0.1に対応することで、国内外のメーカ製含む多様なOCPP準拠充電器に接続できるようになります。これにより、接続可能な充電器種別の選択肢が増え、EV充電サービスのコスト低減に寄与できます。
2.OCPP準拠充電器のフレキシブルな機能選択
OCPPのプロファイルに基づいた充電器の充電動作、設定値の変更、遠隔によるファームウェア更新に対応しています。これにより、OCPP準拠充電器は充電サービスが提供する機能の柔軟な選択が可能となります。
3.信頼性の高い充電管理システムを実現
OCPPバージョン2.0.1ではOCPPバージョン1.6と比較し、複数の面で機能が向上しています。特に、充電時の詳細なデータの連携、高度なセキュリティ機能が向上しており、これらの機能を活用することで、より信頼性の高い充電管理システムの構築が可能となります。
以上
(注1)CoreプロファイルおよびAdvanced Securityプロファイルを取得
(注2)2025年5月、NEC調べ
<本サービスについて>
URL:https://jpn.nec.com/energy/charge.html
<本件のお問い合わせ先>
NEC インフラDX事業部門 スマートシティ統括部
E-Mail:smartev@esl.jp.nec.com
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