窪美澄、東村アキコ、柚木麻子が推した小説は…⁉ 第22回「女による女のためのR-18文学賞」受賞作が決定!
4月21日から電子書籍フェアも実施
この度、第22回「女による女のためのR-18文学賞」の受賞作が決定しました。応募総数は772作品でした。
昨年から窪美澄、東村アキコ、柚木麻子の各氏を新選考委員として迎え、リベラグループの協賛を得て実施された本賞。募集原稿を「女性ならではの感性を生かした小説」と定め、応募は女性に限定しています。新潮社社内の女性編集者らによる一次~三次選考を通過後、最終候補作品の中から受賞作を選出。また、タレントの友近さんにより、友近賞が選出されました。
今回は三名の選考委員の評価が分かれ、議論の末、大賞は該当作なし、優秀賞に仲谷実織さん(応募時ペンネーム:堀紘菜)の「鬼灯(ほおずき)の節句」が選ばれました。
また友近さんがお一人で選考される友近賞には、義井優さんの「ゴーヤとチーズの精霊馬(しょうりょうま)」(「子供おばさんとおばさん子供」改題)が選ばれました。
受賞作、受賞のことば、ならびに選考委員による選評は、4月21日発売の「小説新潮」5月号に掲載されます。
本賞は、窪美澄さん、彩瀬まるさん、一木けいさん、町田そのこさんら、数々の人気作家を世に送り出し、映画化作品も数多く、たいへん注目されています。
★「鬼灯の節句」あらすじ
高校二年生の由紀は幼い頃に両親を亡くし、祖母と二人で暮らしている。祖母のもつ沼でじゅんさいを採り、幼馴染の功輔と近くの「じゅんさい小屋」へ。三代続く工務店の実家、進学校、夏休みのオーストラリア行き。由紀は恵まれた功輔の笑顔を歪ませるためにセックスするがーー。東村アキコさんが「向田邦子さんの短編を読んだときのようなキレの良さを感じ、読後の満足感が高かった」と絶賛、ラストが光る作品。
★「ゴーヤとチーズの精霊馬」あらすじ
夏休みに三日間だけ娘を預かってくれないかーー。再婚し、九歳の連れ子の親となった父に頼まれ、希帆は戸惑いながらも義理の妹・穂乃花を迎える。母が亡くなってもうすぐ一年、築百年を超える木造の家でひとり過ごしていた希帆だったが、穂乃花は家事に熱心な子供で……。友近さんが「大人びた少女の謎が分かって気持ちよかったです」と語った、喪失をあたたかく包む物語。
★受賞者プロフィール
仲谷実織(なかたに・みおり)※応募時ペンネーム:堀紘菜
1994年生まれ。山羊座。O型。映画・ドラマ鑑賞と散歩、賄いでよく食べていた酸辣湯麺が好き。
義井優(よしい・ゆう)
神奈川県横浜市出身。明治大学卒業。横浜市に在住し、現在事務職。
さらに、受賞作決定発表を記念し、4月21日(金)から5月4日(木)まで、主要電子書店で「女による女のための R-18文学賞」関連作家作品フェア2023」を実施予定。関連作家の対象作品が30%OFFになります。
【フェア実施電子書店】(全12書店)
COCORO BOOKS/DMMブックス/honto/紀伊國屋書店kinoppy/dブック/Amebaマンガ/auブックパス/BOOK☆WALKER/Reader Store/ブックライブ/ebookjapan/Apple Books
※実施期間・内容は書店により異なる場合がございます。ご了承ください。
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