【世界の名だたる文学賞総なめの快挙! 前代未聞の最注目翻訳小説が日本上陸!】ピュリツァー賞、全米図書賞、英国図書賞など驚異の5冠受賞、各紙誌で年間最優秀図書最多選出の『ジェイムズ』、6月27日発売。

不朽の名作『ハックルベリー・フィン』を過激な笑いと皮肉で覆す、アメリカ人作家パーシヴァル・エヴェレットによる衝撃の話題作。西加奈子氏、星野智幸氏、三宅香帆氏絶賛!

河出書房新社

株式会社河出書房新社(本社:東京都新宿区/代表取締役:小野寺優)は、パーシヴァル・エヴェレット著、木原善彦訳による小説『ジェイムズ』を、2025年6月27日に刊行いたします。

「容赦なくも慈悲深く、美しくも残酷で、悲劇であり茶番劇」──エルナン・ディアズ

「恐ろしくも抱腹絶倒、そして深く胸を打つ」──アン・パチェット

「衝撃的で爽快な結末」──ワシントン・ポスト紙

「この本は読者の心をまっすぐに撃ち抜く」──ニューヨーク・タイムズ紙

2024年3月にアメリカで刊行以来、ありとあらゆる言葉で賛辞が贈られ、次々と世界の名だたる賞を受賞し、有名各紙誌の年間最優秀図書に選定される小説、パーシヴァル・エヴェレットによる『ジェイムズ』。

本作はアメリカにおいては文学的大事件となり、多くの読者諸氏から熱狂をもって受け入れられています。また、ユニバーサル・ピクチャーズが映画化権を取得し、スティーブン・スピルバーグが製作総指揮を務めるというニュースも話題となっています。 

*各賞等の実績は、下記をご参照ください。

著者のパーシヴァル・エヴェレットは、これまでの作品も高評価を得ており、『Dr. No』(原題)はPEN/ジーン・スタイン図書賞を受賞し全米批評家協会賞最終候補に、『The Trees』(原題)はブッカー賞最終候補に、『Telephone』(原題)がピュリッツァー賞最終候補などに選出。また『Erasure』(原題)を原作とした映画『アメリカン・フィクション』(ジェフリー・ライト主演/2023公開)は、アカデミー賞の作品賞ほか5部門にノミネートされ、このうち脚色賞を受賞しています。

『ジェイムズ』表紙 US版(上段)、UK版(下段)

■『ジェイムズ』とは?

少年ハックと逃亡する黒人奴隷ジェイムズを待ち受ける、地獄の旅路……。

本書は、かつてヘミングウェイが「あらゆる現代アメリカ文学の祖」と称した『ハックルベリー・フィン』を過激な笑いと皮肉でくつがえす、衝撃の作品です。

この『ハックルベリー・フィン』の物語を黒人奴隷ジムの目を通して語り、たっぷりのブラックユーモアで残酷な逃避行を描きます。そして、人間の尊厳と自由を守るための闘いとはどのようなものかを、私たちの魂に深く問いかける小説です。

『ジェイムズ』は、2024年のアメリカ文学界最大の話題書であるとともに、日本翻訳大賞受賞の名訳者・木原善彦氏による翻訳によって、今年、日本でも翻訳文学における最大の事件となることでしょう。

■推薦の言葉

日本人作家、文芸評論家の皆様からも、推薦の言葉をいただきました!

西加奈子氏──

物語は往々にして誰かの人生を破壊し、利用する。

だが、鮮やかなやり方で新たな命を与えることも出来る。この小説のように。

星野智幸氏──

読み始めたが最後、『ハックルベリーの冒険』を愛する私がいかに「白人」であったか、

自分を笑い飛ばして痛快になる。

三宅香帆氏──

地獄の故郷を抜け出して、いっしょに生きよう。

この小説にそう誘われた気がした。

■『ジェイムズ』、圧巻の受賞等実績一覧!

ピュリツァー賞受賞(フィクション部門)

全米図書賞受賞(フィクション部門)

英国図書賞受賞(フィクション部門)

カーネギー賞受賞(フィクション部門)

カーカス賞受賞(フィクション部門)

・ブッカー賞、全米批評家協会賞、PEN/フォークナー賞最終候補

・ニューヨーク・タイムズ紙ベストセラー第1位

・オバマ元大統領2024年サマー・リーディング・リスト選出

○2024年、年間最優秀図書選出メディア一覧

ガーディアン紙/ニューヨーカー誌/ロサンゼルス・タイムズ紙/パブリッシュ・ウィークリー/ニューヨーク・タイムズ紙/ヴァニティ・フェア誌/ワシントン・ポスト紙/カーカス・レビュー誌/シカゴ・トリビューン紙/インディペンデント紙/アトランティック誌/アマゾン・ブックス・エディターズ年間ベストブック/ロサンゼルス・タイムズ紙「過去30年間のベスト・フィクション」……

○各紙誌による書評より

・「天才」──アトランティック紙

・「挑発的で啓発的な文学芸術作品」──ボストン・グローブ紙

・「恐ろしく、胸をえぐり、そして笑わせる小説」──ガーディアン紙

・「アメリカ神話を刷新し、ジムに新たな声を与える知的スリラー」──タイム誌

・「アメリカ文学の古典の一つを再定義する傑作であり、それ自体が偉大な業績である」──シカゴ・トリビューン紙

ほか

□著者 パーシヴァル・エヴェレット

(Percival Everett)

1956年生まれ。アフリカ系アメリカ人作家。南カリフォルニア大学卓越教授。著書に『Dr. No』(全米批評家協会賞最終候補、PEN/ジーン・スタイン図書賞受賞)、『The Trees』(ブッカー賞最終候補)、『Telephone』 (ピュリツァー賞最終候補) 、『So Much Blue』、『Erasure』、『I Am Not Sidney Poitier』などがある。小説『Erasure』を原作とした映画『アメリカン・フィクション』が2023年に公開され、アカデミー賞脚色賞を受賞。

妻で作家のダンジー・セナや子どもたちとともにロサンゼルス在住。

Photo: Michael Avedon

□訳者 木原善彦

(きはら・よしひこ)

1967年生まれ。京都大学文学部卒業、同大学院文学研究科修士課程・博士後期課程修了。博士(文学)。大阪大学大学院人文学研究科教授。英米文学研究者。翻訳家。訳書にウィリアム・ギャディス『JR』(国書刊行会、翻訳大賞受賞)、リチャード・パワーズ『オーバーストーリー』、アリ・スミス『両方になる』(以上、ともに新潮社)、エヴァン・ダーラ『失われたスクラップブック』(幻戯書房、翻訳大賞受賞)など多数。

■書誌情報

書名:ジェイムズ

著者:パーシヴァル・エヴェレット

訳者:木原善彦

仕様:46判/上製/416ページ

初版発売日:2025年6月27日 *電子書籍も同時発売予定。

定価:2750円(本体2500円)

ISBN:978-4-309-20928-9

https://www.kawade.co.jp/np/isbn/9784309209289/

このプレスリリースには、メディア関係者向けの情報があります

メディアユーザー登録を行うと、企業担当者の連絡先や、イベント・記者会見の情報など様々な特記情報を閲覧できます。※内容はプレスリリースにより異なります。

すべての画像


会社概要

河出書房新社

110フォロワー

RSS
URL
http://www.kawade.co.jp/
業種
情報通信
本社所在地
東京都新宿区東五軒町2-13
電話番号
03-3404-1201
代表者名
小野寺優
上場
未上場
資本金
3000万円
設立
1957年05月