資格はコスパが良い?悪い?元芸人の経歴を持つ「億り人」の中小企業診断士・井村俊哉さんにインタビュー!

仕事と資格の”リアル”を伝える。『TACNEWS(タックニュース)』2023年9月号刊行

TAC株式会社

資格取得に向けた教育サービスを展開しているTAC株式会社(東京都千代田区、代表取締役社長:多田 敏男)が、月刊誌「仕事と資格マガジン『TACNEWS(タックニュース)』」9月号を刊行。

【特集】運用益50億円の元芸人中小企業診断士が語る「資格のコスパ」
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元芸人、現在は投資家として活躍中の中小企業診断士・井村俊哉さん元芸人、現在は投資家として活躍中の中小企業診断士・井村俊哉さん

「億り人」として活躍中の井村俊哉氏が株式投資を始めたのは、大学在学中のとき。きっかけは、大学卒業後に芸人をめざすためだった。コント日本一を決めるお笑いコンテスト『キングオブコント』で準決勝進出という実績もある芸人活動の傍ら続けていた株式投資は、2017年には通算運用益1億円に。2022年には運用益50億円を達成し、現在は投資ファンドの設立に向けて準備を進めている。そんな井村氏のもう1つの顔は「中小企業診断士」。井村氏はなぜ、中小企業診断士をめざそうと考えたのか。中小企業診断士の肩書は、井村氏の芸人活動や投資のキャリアにどのような影響を与えたのか。資格はコスパが良いのか、悪いのか。元芸人投資家の目線で見た、資格の価値をうかがった。


<以下、本誌より抜粋>

――資格の取得は芸人のキャリアからすると唐突に思えます。きっかけは何だったのでしょうか。

井村 一番は結婚のためです。妻とは2010年に出会い、結婚したいと考えていたのですが、いかんせん芸人の生活だけでご両親に「所帯を持たせてください」とは言いにくくて。「将来のために何とかせねば」と考えて一番に思いついたのが、経済的な充足のために株式投資に真剣に取り組むことです。でもプランが1つだけでは、もしそれが失敗してしまったときに身動きが取れなくなる。何かもう1つ、よって立つものを準備しておこうと考えて思いついたのが診断士資格の取得でした。


――数ある資格の中で、なぜ診断士だったのでしょう。

井村 診断士の存在自体はそれ以前から知っていました。診断士資格を取る意義はいくつかあって、1つは、受験勉強を通じて財務会計、運営管理、経済などの経営にまつわる知識を体系立てて学ぶことが、株を運用する上で大いに役立つと感じた点です。
 もう1つは、副業として収入を得られる可能性も期待できる点です。診断士はコンサルタントを名乗れる国家資格なので、顧問先を見つけて副収入を得られれば、手に入れたキャッシュで芸人も続けられます。しかも国家資格ということで箔がつく。妻のご両親に、芸人をやめてもちゃんと社会復帰できる保険としてアピールするにはちょうどいい資格でした。


――奥様のご両親に認めてもらう手段でもあったのですね。

井村 その通りです。さらにもう1つ、芸人として活用できるメリットもありました。当時は「手相芸人」「家電芸人」など独自の特徴を掛け算した「○○芸人」が出てきていたので、「難関国家資格を持つ、経済・経営に詳しい投資芸人」というブランディングになるはずだと考えたのです。
 とにかく自分の一番の目的は将来の収入源の確保と結婚にありましたので、株式投資・芸人・診断士と複数の戦略を走らせリスクを分散し、加えて、各戦略にシナジーを生ませることで各々の成功の確度を高めるという狙いがありました。「資格取得」に関しては、他の戦略がうまくいかなかったときのバックアップとしての期待もありました。そんな複合的な理由があったので、そのとき置かれている条件で判断した結果、診断士資格を取るのが最も費用対効果が高いと考えました。


<インタビュー記事はこちらからご覧ください>

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<会社概要>
会社名:TAC株式会社
代表者:代表取締役社長 多田 敏男
設 立:1980年12月
事業内容:個人教育事業、法人研修事業、出版事業、人材事業
本 社:〒101-8383 東京都千代田区神田三崎町3-2-18
Webサイト:https://www.tac-school.co.jp/

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業種
教育・学習支援業
本社所在地
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代表者名
多田敏男
上場
東証スタンダード
資本金
9億4020万円
設立
1980年12月