〈〈新種妖怪40体以上!! 京極夏彦氏が推薦!〉〉学術界も震えた歴史的新発見『筑前化物絵巻』7月29日発売決定! 『開運!なんでも鑑定団』(テレビ東京)登場で話題騒然!
「この絵巻に描かれた魅力的な異形たちの絵はキャラクターではない。」京極夏彦 / 2023年7月、『開運!なんでも鑑定団』登場で注目を集めた、福岡の旧家に伝わる「荒木家妖怪絵巻」が待望の書籍化。

株式会社河出書房新社(東京都新宿区/代表取締役 小野寺優)は、『筑前化物絵巻』(近藤瑞木編 京極夏彦序文、税込定価3,278円)を、2025年7月29日に発売いたします。
●「荒木家妖怪絵巻」とは?

2023年7月、『開運!なんでも鑑定団』*で紹介され注目を集めた、新発見の妖怪絵巻。
安政4~6年頃(1857~59)成立で、作者は福岡・黒田藩の武士と推定されている。
奇談を好む著者が、自らの体験や伝聞を元に文と絵を記したという体裁で、40体以上の新種の妖怪が登場。
筑前の地域色が濃く、既存の妖怪絵巻の主流とは異なる系統に属し、学術的にも稀少で画期的な発見となる。番組では「荒木家妖怪絵巻」と紹介されたが、これは「筑前化物絵巻」と分類される諸本の「荒木家本」と位置づけられたものであり、本書はこの書籍化。
この「荒木家本」の発見にあたり、諸本に「筑前化物絵巻」という名が学術的に付けられた。
本書もそれに伴い『筑前化物絵巻』と題した。
*テレビ東京毎週火曜夜8時54分~(放送:株式会社テレビ東京/制作:株式会社ネクサス)
●書籍『筑前化物絵巻』目次
○奇譚より生ずるもの 京極夏彦
○凡例
○筑前化物絵巻 化物画図+現代語訳
巨大蝸牛/銭蛇/眼から光を放つ異獣/明烏塚の異獣/チョコ(チョコサイ)/萑蟹(ヨウフク)/綱切烏賊/異形の海女/異形のものと蝮蛇の喰い合い/異形の鰒/琵琶湖の異獣/天狗渡り/荊大学(山黒様)/洞窟の異人/酒盗鳥/白き鼈の如きもの/烟の如き怪物/和合神/海象(サギリ)/海士海獣に追われる/怨念の鶏/義犬塚/黒き渋紙の如きもの/生剝の亡霊/異形の男子/震鳥/青き蝶の如きもの/奇人源水/鷺男惣介/天狸/米搗/小金山の異獣/満、怪物に血を吸われる/蟹の床の異形/僧の怨念/星蝙蝠/化物一家/禁狐/内野の狐/生の松原の狸 前/生の松原の狸 後/聖福寺仙厓禅師の鷽の讃
○筑前化物絵巻 縮小全図+全文翻刻
○筑前化物絵巻 翻刻注
○資料 早稲田大学図書館蔵『化物絵巻』縮小全図
○『筑前化物絵巻』解説 近藤瑞木
○編者あとがき
○協力機関・協力者一覧
●貴重な収録品を特別公開!(本書より)




●京極夏彦氏が推薦と序文を寄稿!
「この絵巻に描かれた魅力的な異形たちの絵はキャラクターではない。」
――京極夏彦(小説家・印刷博物館館長)
●編 近藤 瑞木 Mizuki Kondo
東京都立大学大学院日本文化論教室教授。1967年横浜市生まれ。日本近世文学専攻。著書に『江戸の怪談 近世怪異文芸論考』、編著に『百鬼繚乱』、共編に『初期江戸読本怪談集』、『幕末明治 百物語』など。
●序文 京極夏彦 Natsuhiko Kyogoku
小説家。印刷博物館館長。94年『姑獲鳥の夏』でデビュー。96年『魍魎の匣』で日本推理作家協会賞、04年「後巷説百物語」で直木賞、11年『西巷説百物語』で柴田錬三郎賞、22年『遠巷説百物語』で吉川英治文学賞受賞。
●新刊情報

書名:筑前化物絵巻
編者:近藤瑞木
序文:京極夏彦
仕様:B5判/上製/160頁
税込定価:3,278円(本体2,980円)
発売日:2025年7月29日予定
ISBN:978-4-309-22970-6
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