【夏休みに行きたい★中部地方初開催】「ギョギョッとサカナ★スター展」が豊橋で開幕 魚の魅力と海の未来を学ぶ企画展に行ってみた
さかなクンの人気番組がテレビから飛び出して愛知県豊橋市へやってきました!
市制120周年を記念した特別企画展として、豊橋市自然史博物館で2026年7月3日(金)から「ギョギョッとサカナ★スター展」がスタート。会場には、さかなクンが自ら制作した剥製をはじめ、色鮮やかなイラストの原画や、魚の内部まで観察できる3Dスキャンデータなど、子どもから大人まで夢中になれる展示が勢ぞろい。魚たちの不思議な世界と海の環境問題を楽しみながら学べます。今回は、会場の見どころと開場式の様子をリポートします。


さかなクンの世界へ! 人気番組が豊橋にやってきた
9月6日(日)までの58日間にわたり開催される「ギョギョッとサカナ★スター展」は、魚類学者、タレント、イラストレーターとして活躍するさかなクンが、魚たちの世界を深掘りするNHKの人気番組「ギョギョッとサカナ★スター」から飛び出した展覧会です。
この展覧会は、ATCギャラリー(大阪市)を皮切りに、延岡城・内藤記念博物館(宮崎県延岡市)、アイテムえひめ(愛媛県松山市)、アクアマリンふくしま(福島県いわき市)を巡回してきました。会場によっては半月で1万人の来場者を集めるほど人気を博しており、今回は中部地方で初めての開催となります。


155点の展示で魚たちの秘密に迫る

番組内では、ギョギョッと驚く魅力満載の魚たちを「サカナ★スター」として紹介しています。館内には、個性豊かなサカナ★スターたちのイラストや剥製など計155点が展示され、それぞれの生態について楽しみながら、理解を深められます。
館内に足を踏み入れると、まず目に飛び込んでくるのは、色とりどりの魚の頭部の剥製。なかには番組で釣り上げたタキベラやセンネンダイの姿もあり、まるで生きているような剥製に、来場者も興味津々でした。
全長4メートルのジンベエザメは必見!

館内でひと際目を引くのは、全長4メートルの巨大なジンベエザメの剥製。その迫力に思わず足を止めて見入ってしまいました。さかなクンが制作したホテイウオやサザナミフグなども展示されています。おなじみの帽子のモチーフであるハコフグの姿も、オス、メスの両方を見ることができます。
優雅に海を泳ぐ姿をイメージさせる精巧な剥製は、背びれや口の中など細部までじっくり観察することができます。また、ホヤのはく製「マボヤちゃん」の近くでは、なんとさかなクンのお母さんが作ったマボヤを発見。ぜひ会場で探してみてください!


さかなクンならではの色鮮やかなイラストにも注目

さかなクンならではの、色鮮やかで生き生きとしたイラストも見逃せません。マダコやウマヅラハギ、オオカミウオなど、愛らしい海の生き物を描いた作品とともに添えられた、さかなクンの「ココに注目!」プレートも要チェックです。
例えばカレイ。「左ヒラメ右カレイ」と言われている目の位置ですが、実は左向きのカレイも存在するそうです。そんな大人も思わず「へぇ」と感心する豆知識が随所に散りばめられています。


3Dで魚の秘密をのぞいてみよう
番組では、CTスキャンなどを用いて魚の謎に迫っています。その3Dスキャンデータも展示。画面に映し出されたウツボやイシガキフグなどの骨格画像は、コントローラーを用いて360度自由に回転させることができ、普段は見ることのできない体の内部まで確認できます。

魚だけじゃない! 海洋プラスチック問題も学べる
もう一つの見どころは、海洋プラスチック問題を考える展示です。さかなクンは海に流れ出たプラスチックごみを「プラギョミ」と呼び、「ごみではなく大切な資源であり仲間」として紹介しています。
さらに、有人潜水調査船「しんかい6500」が海底から採取した深海ごみや、5ミリメートル以下のマイクロプラスチック、海の生き物が餌と間違えて飲み込んだプラスチックごみなどが実物で展示されており、海で今、起きている問題を身近に感じながら学べます。
展示を見た子どもたちの心にも、しっかりメッセージが届いており、プラスチックごみで作られたタイの作品を見た小学生は「海にごみを捨てるのはやめてほしい」と話していました。
会場内の説明パネルやキャプションには、牛乳パックなどを再利用した紙を使用し、石油由来のプラスチックの使用をできるかぎり削減。また、一部には再生可能エネルギーを活用するなど、展示そのものも環境に配慮したイベントになっています。

ギョギョッと号にラブカまで! 見どころ満載
このほかにも、ミニ水族館をはじめ、子どもから大人まで興味を引く展示が充実しています。番組内でさかなクンたちが乗る軽トラ「ギョギョッと号」や、7月の放送回に登場する紙粘土で作ったカエルアンコウの姿もありました。
出口付近には、自然史博物館ならではの展示として「生きている化石」と呼ばれるラブカのオスとメスの液浸標本が並び、展覧会の締めくくりを飾ります。
日本は四方を海に囲まれ、4,500種を超える魚たちが暮らしています。その豊かな海を未来へつないでいくために、私たちに何ができるのかー。魚の魅力に触れながら、海や環境について考えるきっかけを与えてくれる展覧会です。さかなクンならではの心に響くメッセージも、ぜひ会場でご覧ください。


「海や環境について考える夏に」初日はセレモニーを開催
展覧会初日の7月3日午前9時30分には開場式もありました。
式典では、地元の天伯、二川南両小学校の6年生約150人を前に、長坂尚登豊橋市長は「展示の中には、海洋プラスチックごみに関するものもあります。中には、皆さんが生まれる前どころか、私が生まれる前のプラスチックごみが、ほとんどそのままの状態で海の中に残っていることが分かる展示もあります。豊橋市では、ごみの分別に積極的に取り組んでいます。皆さんも家でしっかり分別をしていると思いますが、そうした取り組みを続けていかないと、魚をはじめとする海の生き物、地球の仲間たちに大きな影響を与えてしまいます。そんなことも考えながら、ぜひ展示をご覧いただければと思います」とあいさつ。
さらに、豊橋市は太平洋と三河湾という2つの海に囲まれ、三河港や汐川干潟など、多様な海に親しめる自然豊かな街であることに触れ、「ぜひ夏休みの自由研究にも生かしてください。それだけでなく、二つの海に囲まれた豊橋に暮らす皆さんには、この夏、海や魚、そして環境について考えるきっかけにしていただければと思います」と呼びかけました。
最後に、天伯小6年の佐々木美結さんと二川南小6年の清水桐跳さんが市長らとともにテープカットに参加しました。
テープカットとともに、「ギョギョッとサカナ★スター展」がいよいよ開幕。会場には、夏休みを前に多くの来場者が訪れ、不思議で魅力あふれる魚の世界に胸を躍らせていました。

〈イベント概要〉
展覧会「ギョギョッとサカナ★スター展~お魚たちが教えてくれる海のこと~」
会場:豊橋市自然史博物館
開催期間:2026年7月3日(金)~9月6日(日)9:00~16:30(入場は16:00まで)
※ナイトZOO開催時は9:00~16:00(入場は15:30まで)、17:00~21:00(入場は20:30まで)
休館日:月曜日、7月21日(7月20日、8月10日は開館)
観覧料:当日券 大人1,000円、小・中学生300円、未就学児無料
前売券 大人840円、小・中学生250円(JR EX旅先予約で販売)
※豊橋総合動植物公園の入園料が別途必要
※東三河地域の小・中学生は、「ほの国こどもパスポート」の提示で無料
主催:豊橋市自然史博物館・NHK名古屋放送局・NHKエンタープライズ中部
特別協力:国立研究開発法人海洋研究開発機構(JAMSTEC)
協 力:一般社団法人SD BlueEarth、講談社、JMC、渚の博物館(五十音順)
制作協力:NHK プロモーション

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