再販リクエスト続出！インドの民の魂が描かれた傑作画集『ゴンド・アート──インドの民族画』待望の新装版が6月27日発売！　初回出荷限定で、活版印刷のかわいいしおり特典つき。刊行記念展示会も都内で開催！

神楽坂 Rom maai（7月4日〜10日）、ジュンク堂書店池袋本店ギャラリースペース（7月19日～8月11日）、都内二か所で展示会を開催。新作も多数展示、入場無料。

河出書房新社

2025年6月27日 09時00分

株式会社河出書房新社（東京都新宿区/代表取締役社長小野寺優）より、世界のアート市場で近年注目度が増している、ゴンド・アートの珠玉の作品を集めた画集『ゴンド・アートインドの民族画』（本体価格3,800円）が新装版として刊行されました。2021年に初版が刊行された本書は、インドの文化や民族画が好きな方のみならず、現代アートの分野でも高く評価され、早々に品切れとなりました。今回多くの再販リクエストをいただき、満を持して装い新たに再登場です。

初回出荷限定の特典として、活版印刷のかわいいゴンドアートのしおりが付きます。３種類の絵柄が各3色、全部で９種類のうちの１枚が挟まれていますので、どれが手元に来るかはお楽しみ。

ゴンド・アート、世界的な人気に！

ゴンド・アートとは、インド中央部に住むパルダーン・ゴンドという先住民族により描かれた絵のことです。2012年、南インド・チェンナイを拠点とする出版社タラブックスの作品『夜の木』（タムラ堂刊）が刊行されたことをきっかけに、日本でも一躍人気を集め、ミティラー画『水の生きもの』（河出書房新社刊）など他の民族画を扱った書籍もあわせてロングセラーとなっています。インド国内はもちろん、ヨーロッパやアジアなど世界各地で展覧会が開かれ、ますます注目度が高まっています。本書は、インドの国民栄誉賞ともいわれるパドマ・シュリー勲章を授与された２名の作家を含む計21人の画家によるゴンド・アートを収録した、唯一無二の画集です。

ゴンド・アートってどんな絵？

想像上の生きものを含めた森の動植物、神話や寓話などをテーマに描かれた作品は、発想力豊かな構図と、モチーフのなかに敷き詰められる細かく美しいパターン模様が特徴です。ときにユーモラスにも感じられる表現はモダン・アートとしても近年評価が高まっております。本書は、開く際に妨げなく作品を楽しめるように、コデックス装の製本を採用しております。画家から一つ一つ聴き取った作品にまつわるストーリー、制作背景についての解説も充実しており、ゴンド・アートのファンはもちろん、初めてその魅力に触れる方にも最適な一冊です。

この度、刊行を記念して、神楽坂のギャラリー、Rom maai　ロムマーイ（東京都新宿区）にて展示会を行います。編者のTouch the GONDが新たにインドから持ち帰った新作がたくさん並びます。イベントも企画しておりますので、ぜひお出かけください。その後ジュンク堂書店池袋本店でも展示を予定しています。

【展示会のご案内】

神楽坂【ゴンド・アート展「vanaspati ヴァナスパティ」】

会期：2025年7月4日（金）〜10日（木）13：00～19：00 （最終日は18:00まで）

会場：Rom maai　ロムマーイ

　　　東京都新宿区南町17（大江戸線牛込神楽坂駅A1出口徒歩5分、東西線神楽坂駅2番出口歩10分）

入館料：無料

イベント：7月9日(水)の18:00～19:00に、「モフアのお酒の味見会＆談話会」を開催。ゴンド・アートに出てくる貴重なモフアの花からつくられた特製ジンを味わいながら、ゴンド画家たちの近況や画集制作の舞台裏を、気軽なトーンでお話しします。〈予約不要／出入り自由／参加費：ワンコイン500円（ジン代／15ml）〉

また、5日（土）、6日（日）は神楽坂にある人気店Spicierさんのカレーパンとチャイを販売します。

池袋【ゴンド・アート展】

会期：2025年7月19日（土）～8月11日（月・祝）

会場：ジュンク堂書店池袋本店9階ギャラリー①、②

　　　東京都豊島区南池袋2-15-5（池袋駅より徒歩5分）

入館料：無料

詳細はTouch the GONDホームページにてご確認ください。

https://gondart-india.com/

ゴンド・アートのショート動画もぜひご覧ください！

https://www.youtube.com/watch?v=dK9ehpqXj4o

『ゴンド・アート　インドの民族画』（河出書房新社）／待望の新装版、2025年6月27日発売！

【著者紹介】

Touch the GOND（タッチ・ザ・ゴンド）

川村華織

インド在住時にゴンド・アートに一目惚れしコレクションを始める。帰国後、2014年末より画家たちから直接購入した原画の展示やイベントを開催。定期的に現地に赴き、画家やその家族との親交を深めながら民族に伝わる寓話や神話を聴き取る活動も行う。若い画家たちがゴンド・アートを継承し、継続的に創作できる環境づくりを支援したいと考えている。