カヤック、沖縄・首里の老舗豆腐メーカー「株式会社首里とうふ」の想いを引き継ぎ、事業承継を実施
沖縄の食文化を次の世代へ首里58年の老舗と、地域資本主義を実践するカヤックがタッグ
株式会社カヤック(本社:神奈川県鎌倉市、代表取締役:柳澤大輔、東証グロース:3904、以下「カヤック」)は、沖縄県那覇市首里を拠点とする豆腐メーカー・株式会社首里とうふ(旧社名:照屋食品、代表取締役:照屋ゆきの、以下「首里とうふ」)の96.1%を10月1日(水)付で取得し、事業承継(子会社化)することをお知らせいたします。
首里とうふが掲げる「沖縄の食文化を守り、広げる」というミッションと、地域固有の文化・歴史・人のつながりを資本として育てる「地域資本主義」を実践するカヤックの想いが重なり、今回の事業承継に至りました。首里とうふがこれまで積み上げてきた地域ネットワーク・商品開発の実績に、カヤックのブランディング・プロモーション力を加えることで、ともに沖縄の食文化を次の世代へつないでまいります。
なお、残る3.9%の株式は引き続き照屋ゆきの氏が保有します。3.9%は"サンキュー"。これまで首里とうふを守り育ててきた照屋社長への感謝と、これからも共に歩んでいきたいという想いを込めた数字です。首里とうふの代表取締役社長は照屋ゆきの氏が継続し、カヤック代表の柳澤が取締役として経営に参画いたします。

事業承継の背景—— カヤックが想いを受け継ぐ理由
カヤックは「地域資本主義」を提唱し、地域固有の文化・歴史・人のつながりを経済資本と同等に育てることで、企業の成長と地域の持続可能な発展を両立させる事業モデルを実践しています。豊かな自然環境と独自の文化をもつ沖縄を重点地域として位置づけ、2024年に沖縄に第2本社を設立。FC琉球の経営参画および沖縄県産工芸品セレクトショップ「Dear Okinawa,」の運営や沖縄県内のグループ会社を通じて、沖縄の地域資本を育てる取り組みを本格的に進めています。
一方、首里とうふは、1969年に那覇市首里で照屋食品として創業。「琉球の文化・歴史の中心である首里から、沖縄の食文化を繋ぎ残していく」を使命に、58年間にわたり島豆腐を作り続けてきた老舗です。また小学校給食に豆腐を卸してきた実績や、廃棄おから活用のちんすこうによる食品ロス低減など、「島豆腐」を通じてまちの子どもたちの未来に向き合ってきました。こうした両社の想いの重なりが、今回の承継の出発点です。
「沖縄の食文化を守り、広げる」という「首里とうふ」のミッションを引き継ぎ、ブランドの魅力を県内外のより多くの人へ届けるためには、クリエイティブの力が必要だと考えています。カヤックはこれまで、千葉県の老舗乳業メーカー古谷乳業のリブランディングを手がけ、業界の常識にとらわれないネーミングやパッケージデザインで「ミルクの束縛ミルクコーヒー」など、複数のヒット商品を生み出してきた実績があります。
首里とうふが積み上げてきた製法・地域ネットワーク・商品開発の実績に、カヤックのクリエイティブ人財を加えることで、島豆腐文化を持続可能な形で次の世代につないでいきたいと考え、今回の承継を決断しました。


代表者コメント
株式会社首里とうふ 代表取締役社長 照屋 ゆきの氏
これまで首里とうふを支えてくださったお取引先、地域の皆様、そして従業員の皆さんに心より感謝申し上げます。2年半前の入院を契機に、事業を永続的に継続できる体制の必要性を強く認識しました。今回のM&Aを通じ、首里とうふの商品力や地域とのつながりと、カヤックさんの企画力・発信力・デジタル領域の知見を掛け合わせ、ブランド価値と事業成長をさらに加速させ、100年企業を目指してまいります。
株式会社カヤック 代表取締役CEO 柳澤 大輔
首里とうふさんの島豆腐には、首里という土地の歴史と、58年間まちの食卓や子どもたちを支えてきた人のつながりが詰まっています。これはまさに地域資本そのものです。照屋社長の想いを大切に受け継ぎながら、カヤックのクリエイティブで島豆腐の魅力を県内外に広げ、沖縄の食文化を次の世代へ面白くつないでいきたいと思います。
「首里とうふ」について
首里とうふ(旧・照屋食品)は、1969年の創業以来、那覇市首里で島豆腐の製造・卸を手がけてきた老舗です。2019年に2代目社長が急逝し、照屋ゆきの現社長が家業を継承。「豆腐でみんなを笑顔に」をスローガンに、島豆腐文化を守る取り組みを続けてきました。2021年のHACCP義務化による「あちこーこー豆腐」の販売中断を経ながらも、地域の老舗菓子店や食品メーカーとのコラボレーションによる商品開発など、ブランド強化と事業の多角化を継続的に進めてきました。 2026年1月には、社名を現在の首里とうふに変更。また首里城近くに創業初の直営店「茶屋 首里とうふ」をオープンし、「あちこーこー豆腐」を復活させ話題となりました。
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1969年 |
那覇市首里にて照屋食品を創業。島豆腐の製造・卸を開始 |
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2019年 |
2代目社長急逝。照屋ゆきの氏が代表に就任し継承 |
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2021年 |
HACCP義務化により「あちこーこー豆腐」を終売 |
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2023年 |
廃棄おから活用の「OKARAちんすこう」を首里の老舗・新垣カミ菓子店(伝承200年)と共同開発。令和5年度那覇市長賞最優秀賞 |
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2024年 |
やんばるジェラートと豆腐ジェラート「首里とうふ」を共同開発。岡山・鷹取醤油と共同開発の「首里しょうゆ」を商品化 |
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2025年 |
島OKARAカレー・首里とうふかりんとうなど副産物活用商品を展開。ウェディングギフト展開も開始 |
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2026.1.13 |
社名を「首里とうふ」に変更。首里城近くに創業初の直営店「茶屋 首里とうふ」グランドオープン。あちこーこー豆腐が復活。さらに、新商品「首里とうふあんだーぎー」がヒットするなど、伝統を受け継ぎながら新たな価値創出にも取り組む |
株式会社首里とうふ 会社概要
株式会社首里とうふは、沖縄・首里の地で長年にわたり豆腐づくりを続けてきた食品メーカーです。沖縄県内の量販店を中心に幅広い販売網を築くほか、学校給食向けにも商品を供給し、地域の食生活を支えてきました。近年はブランド再構築を進め、首里城近くに創業初の直営店「茶屋 首里とうふ」を開業。「あちこーこー豆腐」の復活や「首里とうふあんだーぎー」の開発など、伝統を受け継ぎながら新たな価値創出にも取り組んでいます。100年企業を目指し、地域に根ざした事業基盤とブランド力のさらなる強化を進めています。
設立 :2011年2月1日(創業1969年)
代表者 :代表取締役 照屋ゆきの
所在地 :沖縄県那覇市首里鳥堀町4-101-2
事業内容 :豆腐関連製品の製造販売事業
URL :https://www.teruya-tofu.com/
面白法人カヤック 会社概要
既成概念にとらわれない発想力・企画力と、形にしていく技術力を強みに、Webプロモーションや動画、イベントなど、企画から手がけるブランドコミュニケーションの他、ゲーム・アニメ、XRなどエンターテインメント領域、移住スカウトサービス「スマウト」による地域課題の解決など、最新テクノロジーとアイデアを掛け合わせた新しいコンテンツを提供しています。社員の9割がデザイナーやプログラマーなどのクリエイター人材で、「つくる人を増やす」を経営理念に、サイコロ給をはじめとするユニークな人事制度や経営を行っています。愛称は「面白法人カヤック」。
設立 :2005年1月21日
代表者 :代表取締役 柳澤大輔 貝畑政徳 久場智喜
所在地 :神奈川県鎌倉市御成町11-8
事業内容 :日本的面白コンテンツ事業
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