AJS、iCD活用システム「AJS-iCD」の提供を開始

人材育成のための施策を効率的に支援

TISインテックグループのAJS株式会社（本社：東京都新宿区、代表取締役社長：山本　修司、以下AJS）は、企業の業務を見える化し、必要なIT人材を明確化することで人材育成支援を行うiCD活用システム「AJS-iCD」の提供を開始します。

「iCD」とは、独立行政法人情報処理推進機構（以下、IPA）が公開しているiコンピテンシディクショナリ（以下、iCD）のことです。
企業がIT系人材を育成するためのポイントが記載されており、自社の現状(As-Is)の把握と成長(To-Be)に必要なタスク(業務)を整理した「タスクディクショナリ」と、その業務を遂行する際に必要なスキル(能力)を整理した「スキルディクショナリ」の2つから成り立っています。社員個々の能力や組織としてのレベルを把握するために情報を収集し、その結果をもとに人材育成のための施策を推進するIT系のあらゆる企業が活用できる汎用性とユーザビリティを兼ね備えた仕組みです。
iCDを活用し、お客様が自社の業務に必要な能力とそのレベルを「タスクディクショナリ」と「スキルディクショナリ」に設定することで、人材育成目標の設定にもつながります。また、能力やレベルを定期的に把握することにつながり、社内においても目標が浸透しやすくなります。

「AJS-iCD」は、一般社団法人iCD協会認定パートナーであるAJSが提供するiCDの活用をサポートするiCD専用のシステムで、他のシステムを一緒に導入することなく単独でiCDを利用できます。
AJSが実際に自社の人材育成に活用して得た活動実績(※)とそこから得た集計ノウハウを機能として追加し、操作性を向上させました。それにより社員個々のタスク・スキルセットを管理することが容易になり、企業は昨今の激しい環境変化においても、IT人材の育成をより効率的に様々な角度から分析することができます。「AJS-iCD」は企業でのiCDの導入・運用をサポートしITエンジニアのスキルアップを支援します。

※AJSの活動はiCD協会からも認められており、iCD活用企業認証制度「Gold★」を取得しています。iCD協会は、iCDを活用することによってその企業が得られた成果の大きさに応じて、6段階で認証を行っており、「Gold★」はその中でもトップクラスの認証となります。
iCD活用企業認証制度　https://www.icda.or.jp/index.php/authentication/user/

＜iCD活用イメージ＞

 AJS-iCDの特長
・ 役割・タスクの設定が容易
「タスクディクショナリ」、「スキルディクショナリ」に自社の業務に必要な能力とそのレベルを設定する際、iCD協会がiCD啓発のために開催しているワークショップで作成する役割・タスクの設定情報を本システムにそのまま適用することが可能です。
AJS-iCDの設定ファイルは、ワークショップの中で、iCD協会からアドバイスを受け、熟考し作成した役割・タスクの設定情報(Excelファイル)と同じ登録様式のExcelファイルであり、そのまま利用することが出来るため、初期設定負荷が少なく、スムーズに導入できます。

・  データ集計・分析が可能
IPAが旧来システムで提供していた、ヒートマップなどIPA標準レポート機能に加え、等級・役職・所属などの項目の設定が可能です。ユーザー項目と社員が回答した内容を組み合わせて、等級・所属ごとのスキルレベルの確認など様々な角度からの分析を人材育成に活用することができます。IPAが旧来提供していたシステムでは個人情報が入力できなかったため、社員が回答したデータを、出力後に個人情報と手動で突き合わす必要がありましたが、「AJS-iCD」では、個人情報をユーザー項目としてシステムにマスタ登録することができるため、手間をかけることなく見たい情報の一覧を作成閲覧することが可能です。また、毎年収集した社員個々の回答を経年で確認することができ、社員の成長への意識改革が広がります。


＜AJS-iCD機能一覧＞

■   参考価格

基本利用料、オプション利用料に分かれます。
・基本利用料：iCD協会からの販売となります。詳細はiCD協会にお問い合わせください。
・オプション利用料：年間 1,200円/人（最低利用人数１社100名～）

■  動作環境（クライアントPC）

「AJS-iCD」についての詳細は以下をご覧ください
https://www.ajs-solutions.com/ajs-icd

■一般社団法人iCD協会　理事長　金修様からのコメント
一般社団法人iCD協会は、この度の「AJS-iCD」の発表を心よりお慶び申し上げます。AJS株式会社様は、国内でもiCDの黎明期の早いうちから自らこれを活用し、DX時代の先駆けとなっておられましたが、そのノウハウを惜しみなくつぎ込み、他のIT関連組織に貢献されようとされるその姿勢には大いに感銘を受けております。このシステムを用いて後に続く企業が増えていきますことを心より祈念しております。

 iCD協会について　　(https://www.icda.or.jp/)
iCD協会は、独立行政法人情報処理推進機構(IPA)が公開した「iコンピテンシ ディクショナリ」に関する調査及び研究、普及啓発及び指導、情報の収集及び提供等を行うことにより、企業目標の達成を支援し、もって我が国の産業経済発展に寄与することを目的とする組織。


AJS株式会社について　（ https://www.ajs.co.jp/ ）
1987年、総合化学メーカーの旭化成のシステム管理部から情報システム会社として独立。以来、製造業を中心に「現場」を知るITから、デジタル経営を支えるITまで幅広くお客様の成長に貢献してきました。
システム管理部の時代から養われた企業のビジネスプロセスに対する豊富な経験と実績、そしてこれから起ころうとしているハイパーオートメーションの世界にTISインテックグループのデジタルパワーの先進性を組み合わせ、お客様とともに社会課題の解決に挑みます。


 TISインテックグループについて
TISインテックグループはグループ社員約2万人が一体となって、強みを活かし、国内および海外の金融・製造・サービス・公共など多くのお客様のビジネスを支えるITサービスを提供しています。デジタル技術を駆使したムーバーとして、未来の景色に鮮やかな彩りをつけていきます。


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