LGBTQ+取組指標の「PRIDE指標2024」において8年連続で「ゴールド」評価を受賞
○東日本旅客鉄道株式会社(以下「JR東日本」)は、work with Pride※(ワーク・ウィズ・プライド)が策定する企業・団体等におけるLGBTQ+などの性的マイノリティに関する取り組みの評価指標「PRIDE指標2024」において、11月14日に「ゴールド」評価を受賞しました。今回の受賞により8年連続での「ゴールド」評価受賞となります。 ○JR東日本では、社員一人ひとりの成長が企業全体の発展につながると考えています。今後も全社員の働きがいを創出するために、ダイバーシティ・マネジメント推進に継続して取り組んでいきます。 |
※企業などの団体においてLGBTQ+などの性的マイノリティに関するダイバーシティ・マネジメントの促進と定着を支援する団体。日本の企業や団体内でLGBTQ+の人々が自分らしく働ける職場づくりを進めるための情報を提供し、各企業が積極的に取り組むきっかけを提供することを目的としています。
このたび、JR東日本におけるLGBTQ+の社員への理解に向けた取り組みが評価され、「PRIDE指標」において「ゴールド」評価を8年連続で受賞しました。JR東日本は、「JR東日本グループレポート2024」において、DE&Iの推進を掲げています。その一つとして、LGBTQ+の社員への理解にむけて、3つの柱で取り組んでいます。
(1)性的マイノリティについて「知る」
JR東日本グループで働くすべての人の行動規範である「コンプライアンス・アクションプランハンドブック」に、性的指向および性自認に対する偏見や差別的言動をしないよう具体的に記載しています。また、ハンドブックを活用した全社員教育を毎年実施しています。
(2) 制度や従来のスタンダードを「変える」
2018年4月から既存の人事・福利厚生制度における「事実婚」の取り扱いに準じて、新たに「同性パートナー」を加える制度を整備しています。これにより、「同性パートナー」でも結婚休暇、扶養手当、社宅といった制度を広く利用することが可能となっています。また、2020年から導入している新制服では、LGBTQ+の社員にも配慮し性差の少ないデザインとしています。さらに、2021年1月にはLGBTQ+の社員を含めた多様な人材に配慮した設備整備の対応方針を策定し、施設の新設または大規模改修等とあわせて、“誰でもトイレ”や“ホテルタイプ休養室”等の整備を進めています。
(3)意識改革・理解の輪を「広げる」
2019年12月、グループ会社を対象としたダイバーシティ・フォーラムにおいて初めて、LGBTQ+当事者を招いたパネルディスカッションを実施し、グループ会社に対して当事者の リアルな声を届け、広く啓発活動を行いました。
また、2023年9月に、JR東日本の社員を対象に、LGBTQ+の社員同士の交流会や部外講師とのトークセッションを実施しました。2024年度は、JR東日本グループ全体に対象を拡大し、交流会を12月以降に実施予定です。今後も、各機関や職場単位での勉強会、意見交換会を開催していきます。
(参考)PRIDE指標について
2016年に日本初の職場におけるLGBTQ+などのセクシュアル・マイノリティへの取り組みの評価指標として任意団体「work with Pride」(当時)により策定されました。認定においては5つの評価指標を定め、5つ全てを満たす場合が「ゴールド」、4つを満たす場合が「シルバー」、3つを満たす場合が「ブロンズ」となります。このほか、2021年度より国・自治体・学術機関・NPO/ NGOなどとの、セクターを超えた協働を推進する企業を評価する「レインボー」認定が新設されています。
審査結果は「work with Pride 2024」で発表され、同団体の発行するレポートおよび「work with Pride」のウェブサイト( https://workwithpride.jp/ )において公開されました。
【5つの評価指標】
1.Policy(行動宣言)
2.Representation(当事者コミュニティ)
3.Inspiration(啓発活動)
4.Development(人事制度、プログラム)
5.Engagement/Empowerment(社会貢献・渉外活動)
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