日本最長寿の選書レーベル「NHKブックス」から、名著復活企画の第2弾!『意味の世界[改版]』『哲学者たちのワンダーランド[改版]』が発売
創刊60周年記念|言語学と哲学の名著が読みやすくリニューアルして復刊
創刊60周年を迎えた選書レーベル「NHKブックス」の名著復活企画第2弾、池上嘉彦『意味の世界[改版]』と、上野修『哲学者たちのワンダーランド[改版]』が10月25日に発売されました。
■『意味の世界[改版]現代言語学から視る』池上嘉彦
ことばを記号でなく文化としてとらえ、その意味のありようを解明する
私たちは毎日、膨大な量のことばと記号、そしてそれらが表す意味に囲まれて暮らしている。本書は、現代言語学の中心分野である「意味論」の立場から日常生活における言語体験を分析し、ことばの意味が固定したものではなく、時代や文化、状況の違いによって様々に変転することを明らかにする。さらに文化や思考様式と、言語の意味構造がどのように連関しているのかを、豊富な事例を挙げながら解説する。意味論の新しい世界を切り開いて長く読まれた記念碑的著作を復刊する。
※復刊に際して「改版あとがき」を付加。著者の学問的履歴・原著執筆の背景事情・刊行後の言語学の歩みがわかります。
2024年10月25日発売/ISBN978-4-14-091290-4/定価1,760円(税込)/248ページ
ECサイト:https://www.nhk-book.co.jp/detail/000000912902024.html
Amazon:https://www.amazon.co.jp/dp/4140912901/
【目次】
序章 二つの挿話 「青木屋」と「ブルー・ツリー」/「借リル」と「貸ス」
第1章 言葉ともの
第2章 意味の類似性
第3章 意味の曖昧さ
第4章 言葉の意味する部分と意味しない部分
第5章 意味の変化
第6章 文法と意味
第7章 センスとナンセンス
第8章 言語と文化・思考
改版あとがき
■哲学者たちのワンダーランド[改版]デカルト・スピノザ・ホッブズ・ライプニッツ』上野修
偉大な「一匹狼」たちの、自由きわまりないラディカルな思考!
誰もが知るビッグネームでありながら、とらえどころがない4人の哲学者たち。思考のスケールも半端でなく大きかった彼らの哲学を、「可能/不可能」「偶然/必然」の軸で分類し、鮮やかに整理してみせる「目から鱗」の入門書、復刊! 復刊に際して「改版あとがき」と「著作索引」を追加。――哲学は、17世紀が面白い!
2024年10月25日発売/ISBN978-4-14-091291-1/定価1,870円(税込)/272ページ
ECサイト:https://www.nhk-book.co.jp/detail/000000912912024.html
Amazon:https://www.amazon.co.jp/dp/4140912901/
【目次】
序章 世界の底が抜けたとき
Ⅰ部 デカルト
第1章 確実性に取り憑かれて
第2章 不可能に出会うこと
第3章 私はある、私は存在する
第4章 無根拠なる支えとしての神
第5章 心身問題とその彼方
Ⅱ部 スピノザ
第6章 光がそれ自身と闇とを顕わすように
第7章 「現実」を作ってみる
第8章 私ではなく無頭の神が……
第9章 精神は自分の外にいる
第10章 証明の秘儀
第11章 敬虔なるマキャベリスト
Ⅲ部 ホッブズ
第12章 国家論へ――ホッブズとスピノザ
第13章 哲学はシミュレーション
第14章 意志がなかったとは言わせない
第15章 契約の論理
第16章 約束という暴力
第17章 ふたたびホッブズとスピノザ
Ⅳ部 ライプニッツ
第18章 ライプニッツ、あるいは世界の修復
第19章 スピノザの崖っぷちから引き返す
第20章 世界の奥行きを創出する
第21章 ここが最善世界であるかのように
第22章 連続体の迷宮
第23章 魂の深さ、世界の深さ
終章 17世紀は終わらない
註
文献案内
原著あとがき
改版あとがき
著作索引
■創刊60周年特別コンテンツ公開中!
NHKブックスのベストセラーを一挙公開。これまでに刊行してきた1300近いタイトルの中から、歴代発行部数ランキングやジャンルごとの人気タイトルを紹介します。
▶ランキング記事はこちら(https://mag.nhk-book.co.jp/article/59850)
NHKブックスの試し読みをwebで多数公開中。『原始仏教 その思想と生活』などのベストセラーも!
▶試し読み記事はこちら(https://mag.nhk-book.co.jp/category/read/read-nhkbooks)
NHKブックスとは?
放送番組の書籍化として、1964年1月に創刊されたシリーズ。哲学、歴史、文学から、芸術、宗教、政治、経済、人類学、数学まで分野は多岐にわたる。今では放送から独立した出版が主流となり、学術関係者からも定評がある。
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