インテック、INSネットをモバイル回線に移行してEDI2024年問題を解決する「閉域モバイルサービス」を提供開始

~INSネットと同等のEDI環境を実現~

TISインテックグループ

 TISインテックグループの株式会社インテック(本社:富山県富山市、代表取締役社長:北岡隆之、以下インテック)は、EDIアウトソーシングサービス(以下EINS/EDI-Hub Nex)およびデータ連携プラットフォームサービス(以下TEDIOS)に、LTE※1網を活用したネットワーク接続メニュー「閉域モバイルサービス」を追加することを発表します。
 LTE網は、インテックが提供する統合型閉域ネットワークサービス(DCAN※2)標準メニュー(ワイヤレスアクセス)として多くのお客様にご利用いただいています。
 今回、LTE網を活用したネットワーク接続メニュー「閉域モバイルサービス」を、「EINS/EDI-Hub Nex」および「TEDIOS」に追加したことで、EDI(電子データ交換)やEB(エレクトロニックバンキング)などの企業間での受発注等のデータ交換をモバイル回線で利用できるようになります。
 「閉域モバイルサービス」を利用することで、これまでインテックのEDIサービスを利用しているお客様は、INSネットをモバイル回線に移行するだけで、INSネットと同等のEDI環境を実現でき、EDI2024問題※3を解決することができます。

■「閉域モバイルサービス」の提供イメージ

※1 LTE:Long Term Evolutionの略。携帯電話の通信規格のひとつ。第3世代携帯電話(3G)を進化させた通信規格。
※2 DCAN:2014年10月よりインテックが提供する統合型閉域ネットワークサービス。
詳細はEINS WAVEのブランドサイトをご参照ください。(https://www.einswave.jp/service/network_service/dcan/
※3 EDI2024年問題:2024年1月予定のNTT東西によるINSネット(ディジタル通信モード)のサービス終了および電話網のIP化に伴い、既存のレガシーEDIが従来通り使用できなくなること。詳細は NTT東日本ホームページをご参照ください。(https://web116.jp/2024ikou/

■「閉域モバイルサービス」の特長
(1)  物理回線敷設が不要
 INSネットとダイヤルアップルータを、モバイル回線とモバイルルータに変更することにより、これまでと同程度のEDI環境を実現できます。
(2)  インターネットEDIへの対応(HW/SW導入)が不要
 インターネットを利用したEDIで必要となる電子証明書や機器の設置が不要なため、電子証明書の発行や定期的な入れ替えも発生しません。
(3)  なりすまし接続防止(セキュリティ対策)
 予め決められたモバイルルータのみ接続可能です。閉域接続によりインターネットに対するセキュリティ対策も不要です。
(4)  移行が容易
 既存の全銀TCP/IPソフトがそのまま利用可能なため、プロトコル変更をすることなく、移行に伴う変更を極小化できます。
(5)  通信時間の短縮
 通信速度は、全銀TCP/IPで最大2Mbps(INS回線の約30倍程度)が見込めるため、業務効率が向上します。
 ※モバイルルータの設置場所、回線状況により変動します。

■背景
 2024年、NTT東西が提供するINSネット(ディジタル通信モード)が終了します。INSネットは現在も受発注などを行うEDI(電子データ交換)や、銀行へ振込データなどを転送するEB(エレクトロニックバンキング)に広く使われているため、多くの企業で業務に支障が出ると考えられています。そのため、企業には早急にインターネット等を使ったシステムへの切り替えが求められています。
 しかし、インターネットEDIへの移行には、ハードウェア、ソフトウェアの変更、回線工事など多くの課題を解決する必要があり、まだ移行に踏み切れないお客様が多くいます。そこでインテックはINSネットをモバイル回線に切り替えるだけで容易に移行を行える「閉域モバイルサービス」を追加しました。

■「閉域モバイルサービス」提供価格
 本サービスの利用にはインテックEDIサービス契約者と接続先に以下の料金がかかります。
 <契約者向け提供価格(税込)>
 初期料金:276,000円~
 月額料金:33,000円~
 ※本接続サービス利用には別途EDIサービス「EINS/EDI-Hub Nex」または「TEDIOS」の契約(初期加入料金ならびに設定料金等)が必要です。

 <接続先向け提供価格(税込)>
 初期料金:123,000円~
 月額料金:21,000円~
 ※接続先向け料金を契約者にて負担する場合は、別途ご相談ください。

 詳細は、以下をご参照ください。
 https://www.intec.co.jp/service/detail/edi/edi-2024.html

■今後の展開
 
インテックは、 企業のINSネットを利用したEDIから、インターネットやINSネットの代替となるネットワークを利用したEDIへの移行を推進し、企業間で発生する受発注、出荷、返品、請求、支払などのデータ交換を様々な解決策にて支えます。AnserDATAPORT接続サービスに続く第2弾として、閉域モバイル接続サービスを提供することで、「EINS/EDI-Hub Nex」および「TEDIOS」の新規ユーザーを、2023年までに100社獲得を目指します。

EDIアウトソーシングサービス(EINS/EDI-Hub Nex)について
 35年以上の運用実績を誇る、EDI各種処理から運用・ヘルプデスク・コンタクトセンターまで兼ね備えたフルアウトソーシングサービスです。流通業界の業界VANの他、メーカー・卸、物流での利用実績が豊富です。

EDIアウトソーシングサービス(EINS/EDI-Hub Nex)の詳細は、以下をご参照ください。
https://www.einswave.jp/service/edi/edi_hub/

データ連携プラットフォームサービス(TEDIOS)について
 国内外問わずあらゆるB2B接続を可能にするEDIサービスと、豊富なアダプタ・トリガを実装し各種クラウドサービスとの連携も容易なiPaaSサービス(EAI連携)により、システム全体をシームレスに連携するサービスです。PCI DSSに準拠する高セキュリティなシステムでカード業界をはじめとする金融機関での利用実績が豊富です。

データ連携プラットフォームサービス(TEDIOS)の詳細は、以下をご参照ください。
https://www.einswave.jp/service/edi/tedios/

各種EDIサービスの詳細は、以下をご参照ください。
https://www.intec.co.jp/service/detail/edi/

※ 記載されている会社名、製品名は、各社の登録商標または商標です。
※ 記載されている情報は、発表日現在のものです。最新の情報とは異なる場合がありますのでご了承ください。

インテックについて(https://www.intec.co.jp/
 お客様の経営戦略に沿った情報化戦略の立案からシステムの企画、開発、アウトソーシング、サービス提供、運用保守まで、IT分野において幅広く事業を展開しています。インテックは、1964年の創業以来培ってきた技術力をもとに、AI、RPA等のデジタル技術の活用や、新たな市場の創造にも積極的に挑戦しています。常にオープンな姿勢で、人、企業、社会を技術でつなぎ、自らも変革しながら「豊かなデジタル社会の一翼を担う」企業としてお客様に新しい価値を提供してまいります。

TISインテックグループについて
 TISインテックグループはグループ社員約2万人が一体となって、強みを活かし、国内および海外の金融・製造・サービス・公共など多くのお客様のビジネスを支えるITサービスを提供しています。デジタル技術を駆使したムーバーとして、未来の景色に鮮やかな彩りをつけていきます。


◆本サービスに関するお問い合わせ先
株式会社インテック 情報流通基盤サービス事業本部 事業推進部 担当:湊本、角田
TEL:050-5815-3683 E-Mail:edi_info@intec.co.jp

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上場
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資本金
100億円
設立
1971年04月