セッツ株式会社の物流倉庫でLED照明システムが稼働開始
ネットワークカメラで人や物の動きを検知し倉庫内の照明を効率的に制御することで、大幅な省電力を実現
シャープとグループ会社の株式会社ワンストップサポート(※1)は、ネットワークカメラを活用し、LED照明を自動で点灯・消灯・調光するシステム「ロジスティック向け Connected Smart Lighting Solution」を新たに開発し、セッツ株式会社(※2)(本社:大阪府堺市、代表取締役社長:大前敏和、以下:セッツ)の本社事業場物流倉庫にて本日より稼働を開始しました。
照明を自動制御するには、赤外線センサーを用いて動く人や物を検知するのが一般的ですが、物流倉庫などの広い空間では対象物までの距離が離れていると正確な検知がしにくいとの課題がありました。そこで、広い空間でも動体認識力が高いネットワークカメラを活用し、人やフォークリフトの動きをカメラで検知して照明を自動的に制御する独自のシステムを開発。省エネ性能に優れたLED照明の効率的な制御に加え、照度シミュレーションをもとに設計した照明の最適配置により、従来の水銀灯や蛍光灯による照明設備と比べて70~80%(※3)の電気使用量削減が可能となります。
また、ネットワークカメラの映像は、管理室など離れた場所からでもパソコンやタブレットなどを介して視聴可能なため、労働安全環境の向上にも役立ちます。
セッツがSDGsへの貢献や環境負荷軽減に向けた取り組みを推進していることから、本システムの開発段階から協力を得ており、今回、最初の導入先として稼働に至りました。
照明やネットワークカメラなどはシャープ製の機器を使用しています。シャープグループは今後も、省エネ設備の提案ならびに法人向けビジネスのさらなる拡大に取り組んでまいります。
■ LED照明システムの概要
※1 空調・電気通信機器の販売、設置工事、修理などアフターサービス業務全般を手掛けるシャープマーケティングジャパン株式会社の子会社。本社:大阪府八尾市、取締役社長:道越浩一
※2 洗浄剤、アルコール製剤、食用植物油を取り扱う日清オイリオグループ株式会社のグループ会社。(https://www.settsu-inc.com/)
※3 調光制御を加味した当社試算値。【計算条件】年間点灯時間:1日10時間、年間3,000時間点灯(日本照明工業会ガイドA139-2023)で算出。●参考資料:日本照明工業会ガイド114-2012
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【ニュースリリース全文】
https://corporate.jp.sharp/news/230518-a.html
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