【京都府】ACKプログラム全容、チケット販売開始、パートナー企業のお知らせ

京都府等で構成する Art Collaboration Kyoto 実行委員会は、三菱地所株式会社をはじめとした50を超える企業・団体をパートナーに迎え、京都を舞台に「コラボレーション」をコンセプトとした現代美術の国際的アートフェア、Art Collaboration Kyoto(ACK)を2025年11月14日(金)から16日(日)まで国立京都国際会館にて開催します。
世界屈指の老舗から新進気鋭のギャラリーまで、世界トップクラスの72ギャラリーが出展する「ギャラリーコラボレーション」と「キョウトミーティング」という特徴あるブース展示に加え、毎年異なるテーマに沿って展開するACK主催の「ACK Curates」として、企画展示「パブリックプログラム」や「ACK Talks」「ACK Kids’Programs」等のプログラム全容が決定しました。
5回目を迎える2025年は、ACK Curates のテーマ「2050 ―未来へのまなざし―」のもと、多様性を尊重し、共創の場を目指す姿勢をより明確に打ち出します。会場構成では、ブースという枠組みを超え、全体をひとつの連続した体験として感じられるような空間設計に挑戦します。ブース外に広がる「パブリックプログラム」展示では、さまざまな知や視点、多様なアイデンティティの間に対話を生み出すような作品を展開します。「ACK Talks」では、多彩なアート表現を手がかりに、国内外の幅広い分野から登壇者を迎え、未来の新たな価値を考えるセッションを開催します。「ACK Kids’Programs」では、無料の日英バイリンガル対応の託児所を設けるとともに、未来を担う子どもたちを対象としたガイドツアーやアーティストとのワークショップを行います。
また、パートナー企業の協力で開催する「スペシャルプログラム」では、現代アート以外にも工芸、マンガ、ファッション、前衛美術など、多様なアプローチによる8つの企画を展開します。伊藤彩、山内祥太、田名網敬一×赤塚不二夫、水戸部七絵らの作品を通して、企業とアーティストとの多角的な協働の在り方を知る機会にもなります。アートメディア『Harper’s BAZAAR art』によるオリジナルデザインのプリクラブースが登場するなど新しい趣向も加わります。そして京都の若手アーティストを支援するアワード「Pommery Prize Kyoto」が今年も実施されます。さらに、2024年にタイで設立されたばかりのオルタナティブスペース、Bangkok Kunsthalle とともに、ACK出展ギャラリーの展示アーティストに対してバンコクでのレジデンス機会を提供する「Bangkok Collaborate Kyoto Fellowship (BCK Fellowship)」を始動し、支援策を拡充します。
京都という地域全体の動きとしては、今年から「京都アート月間」として、ACKは「CURATION⇄FAIR Kyoto」や「Art Rhizome KYOTO」など市内各所で行われる京都府・京都市のアートイベントと連携し、シャトルバスやチケット割引などで回遊性を高め、秋の京都でアートをより深く楽しんでいただけることを目指します。ACK会期中は夜まで盛り上がるナイトイベントも京都各所で開催されます。ACKと合わせて、京都でしか体験することができないアートシーンを紅葉の始まりとともにお楽しみください。
ACK Curates https://a-c-k.jp/ack-curates/
ACK Curates 2025 テーマ「2050 ー未来へのまなざしー」
ACK Curates はACKが主催するプログラムです。フェアディレクターが毎年異なるテーマを提示し、企画展示「パブリックプログラム」や、Talks、Kids’Programs等のプログラムを展開します。
パブリックプログラム https://a-c-k.jp/ack-curates/public-program/
フェア会場のブース外に広がる多様なスペースを使った企画展示。今年のゲストキュレーター、マーティン・ゲルマンと木村こころが、ACK Curates 2025 テーマ「2050 ―未来へのまなざし―」に応答するキュレトリアルテーマを「シンビオーシス:アート、そして共に生きる世界」に設定し、セレクトした作品で構成します。
会期:ACK開催日時に準ずる
会場:国立京都国際会館イベントホール及び周辺
出展作家:遠藤利克、イェイン・リー、菅木志雄、ステラ・ジョンほか



ACK Talks https://a-c-k.jp/talks/
カンファレンス機能の充実とアートを中心としたコミュニティ形成をめざすACK Talksでは「2050 ―未来へのまなざし―」というテーマを起点とした9つのトークセッションを実施します。さまざまな文化領域の第一線で活躍する登壇者とともに、多様な視点から「文化の再解釈とサスティナビリティ」「人間とテクノロジーの関係」「芸術と暮らし」など、未来のための新たな価値について、アートを手がかりに思いを巡らせます。
※予約不要、当日先着順。無料(ACKチケットは別途必要)
会場:国立京都国際会館ニューホール(同時通訳、オンライン配信あり)
登壇者:ニール・べルーファ(アーティスト)、ナワフ・ビン・アヤーフ(サウジアラビア文化省 シニア・アドバイザー)、マリサ・チアラヴァノン(バンコク・クンストハレ 創設者/代表)、オラファー・エリアソン(アーティスト)、猪子寿之(チームラボ代表)、永山祐子(建築家)、森星(モデル/てふてふ クリエイティブ・ディレクター)、鷲田めるろ(金沢21世紀美術館館長/東京藝術大学大学院准教授) ほか

ACK Kids’ Programs https://a-c-k.jp/for-kids/
会場内をガイドツアーで巡る「みる」と、実際に手を動かしてアーティストとともに作品を作る「つくる」の参加型ワークショップを開催します。
※要事前申込、無料(ACKチケットは別途必要)
また、生後3ヶ月~7歳までの子ども連れのお客様に、ACKは国立京都国際会館ニューホール控室に日英バイリンガル対応の託児所をご用意しています。
※11月5日(水)までに要事前申込
会場:国立京都国際会館ニューホール
「みる」ガイドツアー講師(対象年齢):京都芸術大学アート・コミュニケーション研究センター(中学生・高校生)
「つくる」ワークショップ講師(対象年齢):11月14日(金)名和晃平(どなたでも)、11月15日(土)八木隆裕(開化堂)(親子、子どもは小学生以上)、11月16日(日)副産物産店(8~13歳)



キッズスタジオ(申し込み不要/無料)
「つくる」ワークショップを開催していない時間帯は、副産物産店によるキッズスタジオをオープンします。
パートナー企業の協力のもと、国立京都国際会館で開催する特別企画です。8社による多様性に富んだ企画が揃いました。純金工芸ブランドである株式会社SGCとは、現代美術家の伊藤彩による金のエッセンスを取り入れたインスタレーションを展開します。株式会社大丸松坂屋百貨店とは、次世代アーティストを支援する同社のプロジェクト「Ladder Project」から、山内祥太の新作を紹介します。株式会社ジンテックとは、戦後の福岡に誕生した前衛美術グループ「九州派」の活動を振り返る展覧会を開催します。株式会社髙島屋とは、京都髙島屋S.C.にて実施する「ART WEEKS」と連動し、水戸部七絵とリュ・ジェユンの作品を展示します。今年初めてパートナーとして参画する集英社マンガアートヘリテージとは、田名網敬一と赤塚不二夫によるコラボレーション作品を通じて、マンガの表現を多角的に紹介します。同じく今年から参画するエアロトヨタ株式会社とは、丹後半島の地に根付く伝統の匠の技をVIPラウンジで紹介するとともに、アートをデスティネーションとした空の旅を提案します。メインメディアパートナーのハースト婦人画報社が2023年に「ファッションとアートの融合」をテーマに創刊した『Harper’s BAZAAR art』とは、メディアの感性を体現した展示とプリクラ体験を提供します。オフィシャルシャンパーニュパートナーである、シャンパーニュ ポメリーとは、京都を拠点に活動する若手アーティストの活躍支援を目的として、2023年に始動したアワード「Pommery Prize Kyoto」を今年も実施し、最終選考に残った若手アーティスト3名の作品をVIPラウンジにて紹介します。
会期:ACK開催日時に準ずる 会場:国立京都国際会館









同時期開催プログラム/What's On https://a-c-k.jp/whats-on/
ACKでは、フェア会場である国立京都国際会館だけではなく、ACK会期中に京都のまちなかで開催される様々な展覧会やアートイベントをエリア別に紹介し、街全体でアートを楽しめる取り組みを進めています。
廣誠院でのイザベラ・デュクロ展(主催:Sadie Coles HQ)など京都ならではの空間で開催される展覧会に加え、OSCAAR MOULIGNEでのガブリエル・オロスコ展、MtK Contemporary Artでのボスコ・ソディ展など、国際的に注目される展覧会が目白押しです。また、ACG Villa Kyotoでは、日本のモダニズムの先駆者である藤井厚二の住宅建築を現代において体感できる貴重な建物の中で大西伸明・牡丹靖佳による「Smoke and Mirror」が開催されます。世界で唯一カラーでのコロタイプ印刷技術を独自に開発・継承している便利堂の工房に併設されたギャラリーでは、尾田栄一郎「ONE PIECE」をはじめとする人気作品のコロタイプ作品が、そして、通常非公開の東本願寺白書院では、荒木飛呂彦によるリトグラフおよびレンチキュラーの技術を用いた新作が発表されます。昨年に引き続き、京都美術倶楽部で開催される「京美アートフェア」では、工夫を凝らした設えの中で、古美術、茶道具、古書画、鑑賞陶磁器、近現代の絵画・工芸など、幅広いジャンルの優品・名品を堪能いただけます。
さらに、今年から京都府・京都市が共同で推進する「京都アート月間」とも連携し、10~11月に各所で行われる京都府、京都市主催のアートイベントとの一体的なプロモーションを展開します。美術のアカデミックな領域とマーケットの循環を促進する「CURATION⇄FAIR Kyoto」や、京都にゆかりのある若手アーティスト等の作品の展示販売を行う「Art Rhizome KYOTO」などとともに、シャトルバスやチケット割引などを通じて回遊性を高め、秋の京都でアートをより深く楽しんでいただけることを目指しています。
なお、これらのプログラムの情報を網羅したACK Art Guide(PDF版)をACK公式Webサイトにて10月公開予定です。
京都アート月間対象イベント:
5月24日(土)― 2026年3月31日(火)LIGHT CYCLES KYOTO
9月13日(土)― 11月18日(火)Art Rhizome KYOTO
10月4日(土)― 11月16日(日)Lightseeing Kyoto South
10月25日(土)― 11月24日(月・祝)文化庁・府庁界隈まちかどミュージアム
11月14日(金)― 11月16日(日)Art Collaboration Kyoto
11月15日(土)― 11月18日(火)CURATION⇄FAIR Kyoto
11月15日(土)― 11月18日(火)超適応2:新しい時代の工芸と表現
Tastemaker
様々な産業分野(伝統工芸、ファッション、ITビジネス、食やエンターテイメント等)で活躍する方々の審美眼から現代アートの見方や新たな楽しみ方をSNSなどを通して共有します。
サンティアゴ・フェルナンデス(MAZ ヘッドシェフ)
森星(モデル/てふてふクリエイティブ・ディレクター)
チケットを本日 9月9日(火)より販売開始します https://a-c-k.jp/tickets/ *全て税込価格表記
ACKチケット(オンラインのみ)
早割券 2,000円 〜10月9日(木)まで
前売券 2,500円 〜11月13日(木)まで
当日券 3,000円
学割 1,000円 (大学生・高校生)
ACK×京都市交通局1日乗車券セット
ACKチケット早割価格と各種1日乗車券価格の合計額より100円お得なセットチケットを販売いたします。
地下鉄1日乗車券(800円)付 2,700円
地下鉄・バス1日乗車券(1,100円)付 3,000円
販売場所:コトチカ京都案内所、四条駅定期券発売所 *合計150セット限定。お支払いは現金のみ。
ACK 2025 開催概要
会期:一般公開 2025年11月14日(金)−11月16日(日)(内覧会 11月13日(木) ※報道関係者と招待者のみ)
開催時間:12:00–19:00(最終日のみ 11:00-17:00/入場は閉場の1時間前まで)
会場: 国立京都国際会館(京都市左京区宝ヶ池)ほか
出展ギャラリー数:72(国内36、海外36、うち初出展25)
フェアディレクター:山下有佳子
主催:Art Collaboration Kyoto 実行委員会(京都府、一般社団法人日本現代美術商協会、一般社団法人日本現代美術振興協会、一般財団法人カルチャー・ヴィジョン・ジャパン、京都商工会議所、公益財団法人京都文化交流コンベンションビューロー)
後援:外務省、経済産業省、観光庁、京都市、日本商工会議所、公益社団法人 経済同友会、一般社団法人 京都経済同友会、日本貿易振興機構 京都貿易情報センター、京都新聞、朝日新聞京都総局、毎日新聞京都支局、読売新聞京都総局、産経新聞社京都総局、NHK京都放送局、KBS京都、在大阪オーストリア名誉総領事館、駐日ブラジル大使館、ブリティッシュ・カウンシル、在日フランス大使館/アンスティチュ・フランセ、大阪・神戸ドイツ連邦共和国総領事館、在大阪インドネシア共和国総領事館、駐大阪韓国文化院、在日メキシコ大使館、在大阪フィリピン共和国総領事館、ポーランド広報文化センター
URL:a-c-k.jp
Art Collaboration Kyoto (ACK) は、「コラボレーション」をコンセプトに、京都で開催する現代美術のアートフェアです。国内と海外、行政と民間、美術とその他の領域等、様々な分野とのコラボレーションを実現し、新たな可能性を開く機会となるでしょう。会場となる国立京都国際会館では「ギャラリーコラボレーション」と「キョウトミーティング」の2つのセクションを設け、出展ギャラリーが作品の展示・販売を行うほか、ACKが主催するACK Curatesの「パブリックプログラム」、パートナー企業とコラボレーションした「スペシャルプログラム」を開催します。ACK Curatesではその他、Talks、Kids’Programs等、これからのアートの担い手を育成する教育プログラムも充実。併せて京都府内では、ACK会期に合わせて多数のアート展示が開催されます。
以下の方々をアンバサダーに迎え、世界中のより多くの方々にACKを知っていただけるようご協力いただいています。
ジャム・アクザール(Jam Acuzar)、麻生和子、レナ・バウム(Lena Baume)、ナタリー・バウム(Nathalie Baume)
エドモンド・チェン(Edmund Cheng)、イ・ソヨン(Lee Soyoung)、ジャック・ヴェルハーゲン(Jacques Verhaegen)
ジョンソン・ヤン(楊宗錞) & ソフィー・ワン(王怡蘋)
パートナー:

助成:令和7年度 内閣府 新しい地方経済・生活環境創生交付金、令和7年度 文化庁 我が国アートのグローバル展開推進事業
ACKは2022年より保税展示場として許可を得ております。最新の情報はWebや各種SNSをご確認ください。
問い合わせ先:ACK実行委員会 事務局 広報担当(有田、市川) E-mail:press@a-c-k.jp
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