【炎上に「火種」のうちに気づく】「小説+解説」で現場の知恵が圧倒的によくわかる新刊『ストーリーでつかむ! 炎上させないプロジェクトマネジメント』本日発売
「遅延」「品質低下」「コスト超過」はなぜ繰り返されるのか?

ビジネス書や実用書を中心に出版する株式会社クロスメディア・パブリッシング(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長:小早川幸一郎)は、2026年10月23日に書籍『ストーリーでつかむ! 炎上させないプロジェクトマネジメント』を刊行します。
本書は、プロジェクトの現場で繰り返される「炎上」を、個人の力量や根性論ではなく「構造」の問題として捉え、「未然に防ぐ」「立て直す」という両面から実践的に解説した一冊です。
前半は、銀行の決済系基幹システム更改プロジェクトを舞台にした「小説編」。順調に見えるプロジェクトの裏で、なぜ火種が積み上がり、炎上へと至るのかを臨場感たっぷりに描きます。後半は「解説編」として、20年以上にわたってITプロジェクトに携わってきた著者陣が、炎上の兆しを「早く気づく」「正しく共有する」「決めて動かす」という3つの観点から、現場で使える「最低限の型」に落とし込んで整理。AIを「日々の情報を読む係」として活用する現実的な方法にも触れ、明日から実務で使える内容になっています。
◆関連URL(当社サイトほか)
https://cm-publishing.co.jp/books/9784295412724
●本書にぴったりの方
・プロジェクトマネジメントの基本は理解しているものの、「炎上の兆し」をどう捉えればよいかわからないPM・PMOの方々
・過去に炎上プロジェクトを経験し、「二度と繰り返したくない」と考えている方
・会議は多いのに何も決まらない状況、課題が積み上がる現場に悩んでいる方
・プロジェクトの炎上を未然に防ぎたい、または立て直したいマネージャー・リーダー層
・AIをプロジェクトマネジメントに活かす現実的な方法を知りたい方
●「順調です」という報告ほど危ない。炎上は突然「見える化」される
遅延や品質の問題が次々と報告され、会議は増える一方で何も決まらない――。プロジェクトの「炎上」と呼べるような局面では、ベテランであっても手が止まります。
近年、手法やツールは進化し続けているにもかかわらず、実はプロジェクトの成功率は上がっていません。米国の調査・コンサルティング会社であるスタンディッシュグループの調査では、ITプロジェクトのグローバルでの成功率は2020年で31%にとどまり、むしろ「課題あり」というプロジェクトは増える傾向にあります。
本書は、この背景にある「複雑性の上昇→分業化の進行→ブラックボックス化」という3段階の連鎖を解き明かします。炎上は「ある日突然起きた事故」ではなく、吸収されないまま積み上がった小さなズレが、あるとき一気に表面化しただけなのです。
●小説で「疑似体験」し、解説で「使える武器」にする
本書では、この構造をリアルに理解してもらうため、銀行の基幹システム更改を題材にしたストーリーである「小説編」と、それを踏まえた「解説編」の二部構成にしました。
小説編の舞台は、大手銀行の決済系基幹システム更改プロジェクト。一見「オールグリーン」で順調に見える現場に、新任PMOの一島陸(いちじま・りく)が加わります。整った計画書、定期的に上がる週報……。すべてが申し分なく見える中、陸は「実は、整っているように見えるだけではないか?」という違和感に気づき、「決める人・期限・責任」が決まっていない「空白の前提」を一つひとつ可視化していきます。
一方、深い経験をバックに「プロジェクトとは順調に進むもの」「何かあっても対応できる」と信じるPMの山田は、幾つものプロジェクトを並行して抱え、忙しさの中で陸の指摘を受け流してしまいます。やがてプロジェクトは重要チェックポイントである「結合テスト」で一斉に問題が噴き出し、炎上へと至ります。PMとPMO、立場の異なる2人の視点から描かれる物語は、多くの読者が「自分の現場」と重ねられるリアリティに満ちています。
そして解説編では、小説のエピソードを題材にしながら、炎上を防ぐ方法、立て直す方法を、「現場で使える最低限の型」として整理。炎上対応を「早く気づく」「正しく共有する」「決めて動かす」、そして「再発を防止する」という流れで体系化しています。
●AIは「魔法」ではなく「読む係」
プロジェクトに関わる1次情報から「未決」になっている事項を拾う「兆しログ」、判断に必要な情報を揃えた「意思決定チケット」、責任を整理する「RACI」、会議を前進させる「5分ルール」など、現場でそのまま使える考え方と手順をわかりやすく解説します。
もうひとつの特徴が、「生成AIの現実的な活用法」に踏み込んでいる点です。近年、AI活用への期待は高まっていますが、プロジェクトマネジメントの現場では、機密性や品質、責任の所在といった課題から、AIの使い方に迷うケースも少なくありません。本書では、AIを万能の自動化ツールとして扱うのではなく、「議事録やチャットを読む係」「未決や依存関係を整理する係」として位置づけます。
1次情報から兆しを拾う「15分で回す1日1回AIチェック」など、AIに任せてよい領域と人が判断すべき領域を明確に線引きしながら、現実的なルールと具体例で解きほぐします。
●本書の構成
[小説編]
プロローグ 「順調です」
CHAPTER① 「順調です」という幻想 ——空白の前提
CHAPTER② 見える化の罠 ——二重管理と見えない依存
CHAPTER③ 緑のKPI、沈黙する現場 ——サイレント炎上
CHAPTER④ 止まるのは炎上の前 ——防衛と衝突
CHAPTER⑤ 炎上と覚醒 ——品質崩壊から意思決定へ
CHAPTER⑥ 立て直しと決着 ——異常が上がる道をつくる
[解説編]
セクション1 炎上の構造
セクション2 早く気づく(実践①)
セクション3 正しく共有する(実践②)
セクション4 決めて動かす(実践③)
セクション5 再発防止(二度と同じ炎上を繰り返さない組織のつくり方)
[巻末資料] 用語一覧
●著者略歴
平野健一(ひらの・けんいち)
株式会社ノースサンド ディレクター。センサー機器・デジタル家電のソフトウェア開発を経て、AIベンチャーでプロダクト開発をリード。ノースサンドではAI・DX推進などのプロジェクトマネジメントを担当。「まずは行動し、選んだ道を正解にしていく」がモットー。
柏木 祐(かしわぎ・ゆう)
株式会社ノースサンド シニアマネージャー。大手IT企業で約20年、企業向けネットワーク・SaaSサービスの企画・構築・運用に従事。新サービスの立ち上げやシステム更新・移行をプロジェクトマネージャーとして推進し、2023年にノースサンドへ参画。
渡邉基治(わたなべ・もとはる)
株式会社ノースサンド パートナー。20年以上にわたりITプロジェクトの現場に従事。銀行システムをはじめとする大規模・高難度案件で、品質・納期・関係者調整が重なる難局やプロジェクトの立て直しを経験。課題の可視化、合意形成、意思決定の迅速化を通じてプロジェクトを推進。
[監修者略歴]
谷岡悟一(たにおか・ごいち)
株式会社ノースサンド 執行役員(NS Innovation Lab. 統括)。PMP保有。「ストーリーでつかむ!」シリーズ第1作の著者であり、AI・DX関連も執筆。本作では監修を務める。プロジェクトマネジメントの豊富な知見を活かし、全体構成と実践的な型づくりを担当。
●書籍情報
『ストーリーでつかむ! 炎上させないプロジェクトマネジメント』

定価:2,090円(本体1,900円+税)
体裁:A5判 / 280ページ
ISBN:978-4-295-41272-4
発行:株式会社クロスメディア・パブリッシング(クロスメディアグループ株式会社)
発売日:2026年10月23日
◆関連URL(当社サイトほか)
https://cm-publishing.co.jp/books/9784295412724
▼リンク一覧(クロスメディアグループ)
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クロスメディアグループ株式会社 https://cm-group.jp/
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